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つれづれ天声 2021.3.21.

文体

本を読まない人がとても多くなって久しい昨今ですが、

ちょっとでも読めない漢字、意味不明の熟語があると、そんな貴重な読者たちでも直ぐに逆ギレして出版社・編集者へクレームするそうです。

なるほど・・・だから最近の「純文学」作品でさえ、美の輝きを失ってしまったのですね。

日本語は本当に美しいと思います。
神々もそう仰っていました。

私は神々と一緒に書いています。

天から文章が降ってくる あの感覚です。

ですから、難しい漢字や熟語でも、ルビを打ってそのまま書いています。

神々も、読めない人は自分で調べなさい、そしてそれを新たな知識にできた喜びを味わいなさい、というスタンスです。

神々はちょっと怖いけど、慈愛と智恵に満ち溢れた老教師みたいですね。


ひらがなと漢字がダンスするように舞っている文章は美しい。

それがワルツでもジルバでもチャチャチャでも構わない

ページを開いた時に、文字たちが楽しそうに舞っている文章をいつも念頭に置いて書いています。
描かれている場面がどんなにおぞましく痛々しくても、どんなに悲しく哀れでも、どんなに虚無に覆われていても、文字たちが美しく舞ってくれていれば、そこに美が宿っています。

村上春樹さんも同じような苦言を書かれていました。
でも、文学界も出版業界も馬耳東風です。

亢者たちは明らかに日本の麗しき文化を破壊消滅しようと蠢いています。

今はまだ地火明夷するしかないのですが、炉の火種のように美を心がけながら書き続けていきたいと思っています。

彖曰、明入地中明夷。
内文明而外柔順、以蒙大難。
文王以之。
利艱貞、晦其明也。
内難而能正其志。
箕子以之。(地火明夷 彖伝)

↑ 脱稿した最新作「御柱」の冒頭はこれです。
ははは、もうこれだけで落選決定! ですね〜(;^^)ヘ..
(だって、これだけでワクワク&ドキドキしてくる選者・編集者なんて
もう今の日本にはいないでしょうから・・・)

「魔界奇譚」「神明裁判」「地底医学」がKindleはじめ、国内の様々な電子書籍でも購入できるようになりました。
でも、叶う事ならBCCKS版でお願いしますね(印税が雲泥の差なので)


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