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スギナ

2年前の甲斐由美子さんの記事から・・・

鴫野の医院の庭には、今、スギナがいっぱいで〜す(*^^)v

土筆も終わったので、そろそろスギナ取りをしましょうかね〜(^^ゞ

スギナってどこにでもありますよね。
それも大量に(笑)
すごい生命力だと思いませんか?これを使わない手はないですよね。
スギナは生きた酵素、ビタミン、ミネラル、葉緑素の宝庫です。
自然の大地に、広く地下まで根をおろし、地中の養分のミネラル、微量ミネラルの鉄、亜鉛、マンガン、銅、ケイ酸などを吸収し、太陽と大気のエネルギーを充分に与えられ、酵素やビタミン、葉緑素に変えて成長したスギナは、人間の生命に素晴らしい薬効を与え、いろいろな成人病に奇跡をもたらせてくれるようです。
広島の原爆地の跡に、一番先に芽を吹き出した野草がスギナといわれ、踏まれても、除草剤をまいても、雪が降っても、なお、まだ青い芽を絶やさない生命力のあるスギナ、どこにでもありますよね。
この微量ミネラルが、免疫力や、自然治癒力を大いに賦活させ、結石や腫瘍を溶かす働きがあることが最近の研究で分かってきました。
スギナには、それらのミネラル成分が、どの食品よりも豊富に含まれ、血液を浄化する作用があることがガンや腫瘍を溶かす要因でもあります。
これらのミネラル、微量元素、ビタミン、酵素、葉緑素、サポニン、タンニン、フラボン類などの成分が総合的に働いて、病気や症状を治癒させると考えられます。
<スギナ茶のつくり方&飲み方>
採取したスギナをゴミや雑草を取り除いて選別し、流水でよく洗います。
●乾燥
・(水をよくきって)天気の良い日に陰干しで乾燥します。
・1日で乾燥させる場合は、さらに扇風機をかけて、こまめにひっくり返し、カサカサになるまで乾燥させます。
※天日干しでもよいが、スギナの緑色(葉緑素)が失われ、白茶けて風味や栄養素が失われます。
●カット&粉砕
・よく乾燥したスギナをハサミや包丁で細かくカットし、刻み状にします。
・または、ミキサーで粉砕し、細かい粉末にします。
●保存
刻み状や粉末のスギナを、広口のガラスビンや缶、アルミ製の袋などに入れて、乾燥剤を入れて密封し、光の当たらない冷暗所で保存します。
※透明ビンはアルミ箔で囲い、光が当たらないようにして紫外線を遮断します。
※スギナの葉緑素は光や空気、温度で失われるので、紙袋やビニール袋での保存は不可。
●飲み方
容器:
スギナを土瓶か耐熱性ガラス容器で煎じて飲みます。
※鉄製のものは、鉄分により成分を変質させるので不可。
<スギナの温湿布>
●乾燥スギナの温湿布
・乾燥させて刻み状または粉末にしたスギナをひとにぎり器にとり、熱湯を注いで湿らせます。
・湿らせたスギナをガーゼかさらしに包みます。
・蒸し器などで5~6分蒸して温めます。
・患部にあて、その上から使い捨てカイロをあてて、バンドなどで押さえます。
・中のスギナが乾いてきたら、また5~6分蒸して、温めなおしてから患部にあてます。
※1日3回、朝、床の中で2時間、午後も2時間、夜は一晩中行うと、さまざまな腫瘍に効果的です。
●生のスギナの温湿布
・生のスギナをよく洗い、ひとにぎりを包丁で1cmくらいに細かく切ります。
・それをガーゼなどに包み、同様の方法で行います。
※心臓部に近いところは避けて止めます。
※温湿布のポイントは、いつも蒸気を保つこと。しかも温かく保つことです。
※スギナ煎じ茶と併用して、体の中と外側から同時に行うと、より効果的です。
この温湿布は、関節炎、リウマチ、結石、膀胱炎、腰痛、肩こり、カリエス、肝臓病、腎臓病、リンパ腺炎、腸疾患、甲状腺障害、白血球増多症、ガンなどに有効です。
<スギナの腰湯>
●腰湯のしかた
100gのスギナを一晩水に漬け、次の日、それを沸騰させ、お湯を張ったお風呂にスギナとともに入れます。お湯の量は、座浴して腎臓まで湯が達するようにします。
そのお風呂に30分ほど浸かります。
●入浴後のケア
入浴後はタオルで体をふかず、直接、厚手のタオルの寝まきを着て、1時間ほど床の中で体を休めます。スギナの成分がお湯に溶け、有効成分が体の芯まで温め、血液の循環を良くします。
※追い焚き式の温めなおすことができるお風呂なら、3日以上は入れます。
この療法は、神経痛や腰痛、婦人病、膀胱疾患、腎臓病、痔ろう、胃腸病、冷え性、リウマチなどの慢性病に有効です。
<生のスギナの湿布>
●つくり方
適量の生のスギナをよく洗い、すり鉢かクッキングカッターで、ドロドロになったものをそのまま使用するか、または小麦粉と水を少々練り合わせるか、どちらでもよいです。
●使い方
ガーゼに塗り、患部に貼ります。痛みのある症状に有効です。
ウルシかぶれには、ドロドロになったスギナの汁をガーゼなどで絞り、その汁を患部につけます。
<スギナのエッセンス>
●つくり方
10gの生の新鮮なスギナをよく洗い、50ml(アルコール分38%)の入ったビンに入れ、きちんとふたをして2週間、太陽の下か暖かい場所に置き、毎日ビンをよく振ります。
●使い方
このエキスは外用に有効です。傷口などの洗浄剤や、虫刺されなどに用います。
東城百合子著 『自然療法』参照

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