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十井穴刺絡と自然医学

8年前の記事から・・・

今でも手指十井穴刺絡を行っています。

余程の症状の場合は、血を絞る刺絡をしていますが、軽い症状の方々には、古代鍼で 刺さずに 刺絡しています。

血は出ませんが、これだけでも邪気邪毒はかなり排毒できます。

霊障病や魔病にも効きますよ(^^ゞ

素人の方でもできるのが「指もみ」「爪もみ」です。

指先・爪の生え際をギュッギュッと揉んでみて、特に痛い指先があれば、その井穴に何らかの問題があります。

ただ、そんな深いことまで考えなくても、特に痛い指先を続けて揉んでいると、すぐに痛みが和らいできます。

これでOK! とりあえず気血は流れました。

そして、これまでの食養生と生活養生を振り返ってみて・・・ヒヤリハットが必ずあるはずですから、それを正しましょう。

刺絡も鍼灸も薬も、すべて対症療法に過ぎません。

本治とは、食と暮らし、生き方を正すことにあります。

自然医学とは、そういうものなのです。

おはようさん 2014.6.12.
木曜の午後は藤本漢祥院での研修&鍼治療をしていただく日です。
今日は研修生が少なかったので、癌患者さんの井穴刺絡のアシストをさせていただきました。
蓮風先生が手の指先を刺絡していった後、血を絞る係です。
この患者さん、私の「光の前世療法」を受けられて、蓮風先生をご紹介した縁のある患者さんです。
刺絡はの絞り始めはどす黒かった血が次第にきれいに&少なくなっていきます。
いろいろお話しながら絞っていましたが、話題が休職中のお仕事のことになると、それまできれいになってきていた血が急にどす黒くなってしまいました。
面白い&すごいですね。
井穴は小指から親指まで、それぞれに深い意味があります。

小指外側:少沢(SI1) 
手の太陽小腸経 心経が最初に流注する経穴なので気血が潤沢です。狭心症や胸痛、激しい頭痛、尺骨神経麻痺に対して効果があるほかに、意識を失ったときなどの気つけの妙穴とされています。
清熱、利咽、開竅、通乳、通経活路作用。
熱病、人事不省、頚項部の運動障害、頭痛、心臓病、リウマチ、咽喉痛、咽喉部の腫脹、乳汁分泌不全、咳嗽、心煩。

小指内側:少衝(HT9)
手の少陰心経 少衝穴は心経の井穴で、「井」は水の出るところを意味し、経気が小指に向かって突然、水が溢れ出る様を例えて名づけられました。「此を十井の穴と為す。之に鍼して起死回生の妙有り」
開竅醒神、解熱蘇厥作用。
動悸、心部痛、胸脇痛、熱性疾患による昏迷、癩狂、人事不省、心臓病、呼吸困難、ノイローゼ。

薬指:関衝(TE1)
手の少陽三焦経。泄熱、開竅、利喉舌、活血作用。
頭痛、脳充血、眩暈、眼充血、因喉部の腫脹、舌強直、心煩、口渇、耳鳴り。

中指:中衝(PC9)
手の厥陰心包経。泄熱、煩を除く作用。
熱病の煩心、無汗、舌強直、ノイローゼ、正中神経マヒ、心悸亢進、高熱疾患。

人差し指:商陽(LI1)
手の陽明大腸経。清熱(泄熱)、散寒、消腫、開竅醒神作用。
咽喉部の腫脹、疼痛、歯痛、手指の痺れ、昏迷、頚部リンパ腺炎、気管支喘息、耳鳴り、舌瘡、肩背から欠盆までの痛み、悪寒発熱。

親指:少商(LU11)
手の太陰肺経。清熱、利咽、気血の調節作用。
肺臓熱、手指痛撃、夜驚症、鼻出血、扁桃炎、咽頭炎、耳下腺炎、発熱、 、気管支喘息、咽喉部の腫脹、脳卒中等。

ということで、ブログを書きながらお勉強をしてしまいました(;^^)ヘ..
こんなにも複雑だけどシンプルな身体って、やっぱり神さまに愛されていなきゃ 一秒一日たりとも生きていけないんだよって思うのでした。


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