妄想夜話:駆虫剤
以下はすべて妄想でエビデンスは皆無です。
あの駆虫剤:イベルメクチンがコロナやその後遺症に効いた・効かなかった という話がSNS界隈でよく目につきます。
自然医学医としては・・・なぜ効くのかな? と考えてしまいます。
駆虫剤・・・マクロライド系抗寄生虫剤
薬の効果と作用機序
糞線虫やヒゼンダニなどの寄生虫に作用し麻痺をおこして死にいたらせ、腸管糞線虫症や疥癬などを治療する薬
腸管糞線虫症や疥癬は寄生虫によりおこる感染症
本剤は糞線虫やヒゼンダニなどの無脊椎動物の神経・筋細胞に作用し麻痺をおこす
本剤は駆虫薬(寄生虫を殺したり体外へ排出するために用いる薬の一種)となる
本剤はフィラリア(犬糸状虫症)の予防などで使用する場合もある
詳しい薬理作用
腸管糞線虫症は糞線虫による感染症で、無症候性の場合もあるが、腹痛、吐き気などの消化器症状、移行する幼虫に対するアレルギー反応により蕁麻疹などの皮膚症状があらわれる場合もある。また重度の感染においては粘膜からの出血や咳、喘鳴などの肺症状などを引き起こす場合もある。
疥癬は皮膚にダニの一種であるヒゼンダニが寄生しておこる感染症で、場合によっては皮膚に激しい痒みなどがあらわれることがある。
イベルメクチンは無脊椎動物の神経・筋細胞におけるシグナル伝達物質である塩化物イオン(Clー)の通り道であるClチャネルに結合する。これにより神経又は筋細胞の過分極がおこって寄生虫が麻痺をおこし死に至るとされる。本剤は腸管糞線虫症や疥癬、フィラリア予防などに使用する薬剤であり、駆虫薬(寄生虫を殺したり、体外に排出するために用いる薬の一種)となる。また患者の体重によって薬剤の投与量(服用量)が異なったり、感染症の種類などによっては2週間間隔で服用するなど注意が必要となる。
(以上 日経メディカル 処方薬辞典から引用)
ふむふむ・・・これを服用すると、寄生虫もビックリ! するけど、
元々の腸内フローラ:腸内細菌たちも超絶ビックリ! でしょう。
元々溜まっていた食毒と薬毒も超超ビックリ! で、さすがに強制排泄されてしまうかも・・・しれません。
つまり・・・強力な食毒・薬毒の排泄作用があるのかも。
まるで地獄の底が抜けたように、腸に溜まっていた食毒と薬毒が排泄されてしまうので、免疫力も自然治癒力も蘇生力も急激に回復するのかもしれません。
ある程度の食養生と生活養生ができていた人には、この食毒と薬毒の強制排泄による恩恵はあまり見込めません。
元々腸が元気だった、毒に染まっていなかった人には、この駆虫剤はマクロライド系の副作用、副反応がでやすいかもしれません。
例え地獄の底が抜けて、腸に溜まっていた食毒・薬毒が強制排泄されたとしても、その後の食養生と生活養生ができていなければ、元の木阿弥・・・同じコロコロ病ではなく別の病気(ブースターほにゃらら等)が現れるかもしれません。
つまり・・・この駆虫剤は、対茶番劇から退出するための最後のチャンスであり、効いても効かなくても、翌日から徹底した食養生と生活養生が必須なのです。
効けば、取りあえず腸はきれいになったのだから、
効かなければ、元々腸はきれいだったのだから、
やるべきことは、きちんと食養生&生活養生して、自然治癒力、免疫力、蘇生力を今以上に高めていくこと・・・でしょう。
イベルメクチンを薦めておられる先生方には、どうもこの知恵が足りないな・・・と悲しくなってしまいます。
はい、この話はエビデンスなしの妄想夜話ですので、
良い子は本気にしないでね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?