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古医方

6年前の記事から・・・

そして6年後の今も、上手の医者に向けて天地自然の理の上を歩んでいます。

おはようさん 2014.5.26.
荻生徂徠さんが「古医方」について書かれたものがとても面白かったので、ご紹介いたします。
「下手医者の治療は、痰あれば、痰の加減をし、熱あれば熱をさまし、不食ならば、脾胃を補い、瀉あれば、瀉を止め、咳あれば、咳の加減をし、一色も残さじと加減配剤、理屈はきこえたるようなれども、病はいえぬなり。暫く効あるに似たれども、またあとより再発し、あるいは外の変化出来して、病おもり、終に死に至るなり。
上手の医者は、あきらかに病源をみて、様々の症あれば、病の根本、あるいは疝気を治し、あるいは虚なりとみて補えば、諸症一々に治するに及ばずして、おのずから癒えゆるなり」
西洋医学しかり
ツムラ漢方しかり
慰安鍼灸しかり
昔も今も同じ・・・黄帝内経の時代から、ソクラテスの時代から、ずっと医療は同じ壁の前に立ち続けてきているのです。
高度に医療が発展した今も・・・やはり同じ。否! 医療が高度化すればするほど、下手医者ばかりになっているんじゃないかしら。
なぜなら、下手医者の方が断然、儲かるから。
薬が売れ、医療機器が売れ、眼内レンズや透析が増えるような政策は、原子力ムラと同じ穴の狢でしょう。
この根源を温存したまま、医療費抑制!とやるものだから、市井の庶民幸福度はボロボロです。
政治も官僚も行政も下手ばかり・・・上手がいても抹殺されてしまうのが世の習なのかしらむ。
一国の医 世界の医というグローバルな目で歴史を俯瞰してみても、人類5000年、まだ「上手の治」は見えてこないのです。
では、そんな時代をどう生きていくのか?
ブツブツ文句を言っていても何も変わりません。
自分にできること・・・上手な医者になろうと精進することでしょう。
病の根本に迫るということは、天地自然の理 大宇宙の根源に近づくということです。
才ある理論物理学者も天文学者も数学者も・・・きっと理系・文系を問わずあらゆる学者たちも、何かに引き寄せられるように、この天地自然の理 大宇宙の根源に近づいています。
今のこの人類5000年の時代は鉄の時代と呼ばれていますが、光の時代でもあります。
この時代の天地自然の理 大宇宙の根源は、光 「大いなるひとつの光」です。
上手な医者 上手な治者 上手な学者 ・・・わずかでもいいのです。
100匹目の猿じゃないけれど、世界で100人でも・・・いいかもしれません。
上手が夜空の星々のやうに瞬き始めた時、世界は救われ、鉄の時代は氣の時代へ、美の時代へと移りゆくでしょう。
上手が集まらなければ・・・火があって、水があって、次は風かな? 風とは病のことだと思います。
それがいつのことなのか? まだ先のようですが、そろそろ こころして上手に務めなさいよ、と言われた雨の夜でした。(久々の銀河通信でした)


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