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本性の毒牙を浄化する

4年前の記事から・・・

ごきげんさん 2017.11.4.
中国共産党がチベットを侵略した際、チベット医学の天才と言われていたテンジン・チョウダク師も強制収容所に入れられ、想像を絶する拷問&洗脳教育を受けました。
過酷な収容所生活の中で、自分自身の健康を保持する方法のひとつが瞑想でした。
消化器系統の温熱を高めるため、毎晩就寝前の30分間、精神を集中する瞑想を静かに行っていたそうです。
その瞑想法はトゥンモ・バルサーというシステムで「体温の上下」と言う意味です。
チベット医学では、ルン・ティーパ・ペーケンの3つの中のルン(風)が生命の灯りを司っていて、ルンが働くためには体温:熱のコントロールが不可欠だと考えます。
チョウダク師は、同室の仲間が寝静まると瞑想を始めました。
まずベッドの端に坐って呼吸法から始めて、次に白光という清浄な形のものをイメージします。
呼吸が静かに繰り返される度に、臍の直下に微かなエネルギーの集中点を感得し、それを発展させるように瞑想します。
2,3ミリくらいの長さで先のとがった三角の形をした赤い点状の炎が、臍下から頭頂に向かって中央管の中を上昇していきます。(中央管とはチベット医学の経絡で、身体の芯のようなイメージです)
臍から胃、心臓、咽頭、頭頂にあるチャクラに達し、一切を清浄化し、甘露に満ちた無色透明な光明がそこから発光します。
その光は再び下降し身体の中央部に戻ってきます。
このプロセスの中で収容所内の毎日の苦痛と暴虐的な一切は洗い流され、無色透明な光に転換したと自覚します。
このような観想は1回で成就するものではなく、毎夜、着実に続けると半年くらいで自分の身体の体温が暖められ、効果が出ます。

チョウダク師もひどく衰弱していましたが、この瞑想のおかげで下痢も止まり、消化器系統の疾患に悩まされることもなく、さらに生きる勇気まで全身に張りはじめて、もう何が起こっても恐怖感を覚えずに自然体でいられたそうです。
自分の与えられた運命に反逆せず順応するという境地を得られました。
(チベット医学の世界 by 山本哲士 から抜粋)

冷え性の方々が急増しています。
男性でも、冷え性を自覚している方も増えました。

丹田:下腹部の冷えは、生命の灯火を弱めるだけでなく、

頭〜上半身を虚熱の塊にしてしまいます。

イライラ、不安、恐怖心、不眠、悪夢、のぼせ、どす黒い赤ら顔、頭痛と肩こり、めまい、耳鳴り、不妊症や不感症、更年期障害や子宮筋腫・・・

魔物や悪霊に取り憑かれやすいですし、魔病に陥っている方々も・・・

漢方薬も対症療法に過ぎません。

いくら食養生と生活養生に努めても、なかなか体温は戻ってきません。

ルン(ヴァータ):風 を動かさなければ・・・

それもルン自ら気持ちよく動いてくれなければ、
生命の灯火が大きく、美しく輝いてはくれません。

そもそも、なぜ風が消えたのか?

生まれた時、少なくとも子宮内に生命が宿った時には、風は吹いていたはずです。
風なしには、生まれてきませんからね。

自然医学では、妊娠する以前の父母の諸毒の汚染(食毒、薬毒、香毒、電磁波毒など)から、母体内での毒汚染、赤ちゃん〜幼児時代の毒汚染、子供時代の毒汚染に目を向けて、詳しく問診していきます。

卵子と精子時代〜幼児期の諸毒の汚染は、意識下に深く染み込んで、その方の性格とさまざまな運気を支配しています。

これを排毒浄化するだけでも大変で、人生を丸ごと洗濯機にぶち込んで、生き方を大洗濯しなければいけません。

徹底した食養生と生活養生の末に、やっと意識下の諸毒が浮かび上がってきます。

この時、父と母の性格:本性が、その方を通じて露わになってきます。

そんな父と母の本性を否定したり、拒否したり、逆に神仏に祈りながら受容したフリをしたり・・・では、父母の本性の毒牙を排毒浄化することはできません。

それは今の自分の目を自分自身でえぐり出したり、手足を自分でもぎ取ったりするよりも難しいことだからです。
(そんな本性の毒牙が知らず知らずのうちに暴れ出して、我欲とエゴと煩悩の悪魔と化してしまった魔人たちが今、この世に急増しています)

幸いにして、本性の毒牙を排毒浄化するために、多くの瞑想法や観想法が伝えられきました。

チベット侵攻で失われてしまったはずの経典たちが奇跡的に見つかった事例が、まるで神仏の再来の如く、いくつも顕現していることは喜ばしい限りですが、これは今こそ、これらの経典が伝える瞑想法や観想法を使いなさい! という神意でもあります。

このトゥンモ・バルサー瞑想法もそんな神意のひとつでしょう。

病も、運不運も、生き方も、自分で治すものです。

誰かに治してもらう。
医者まかせ、僧侶や霊能者まかせでは、そろそろ今生も終わりです。

有名な覚者に、立派な聖者に何とかしてもらう・・・

本物の覚者や聖者は、決してそんな神意にそぐわないことはしません。

身心頭魂を排毒浄化するために、

① まずは食養生と生活養生が必須です。それも徹底的に。

② 頭と魂の排毒浄化のために、瞑想法や観想法を続ける。
 ・己の内なる龍神を目覚めさせる。
 ・神仏といつも繋がっている。
 ・空と無の世界と意識をひとつにする。

どれもやってみると、意外と簡単にできるものですよ。


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