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光合成

小川誠さんの記事から・・・

お日さまの光があるから、この地球(この世)に森羅万象の生き物たちがいるのです。
例え、海底深くでも、地中の奥深くでも、そこで暮らす生き物たちも、何らかの形でお日さまと繋がっています。

お日さまの力・・・
朝日さんは生命のパワーをくださいます。
夕日さんは癒やしのパワーをくださいます。

だから自然医学では、お日さまの力も大切な妙薬です。

病気になったら、治りたい、元気になりたいと思うでしょう。

だったら、お日さまのパワーをいただきなさい、と諭します。

ミトコンドリアが云々、ソマチッドが云々など どうでもよいのです。

素直に、単純明快に、お日さまに向き合えばよいのです。

慈愛と感謝の気持ちが大きいほど、お日さまパワーの効果も大きくなります。

さぁ お日さまが今日もあなたを待っていますよ。

有機循環の深層
食物連鎖による「いのちの循環」が有機物と無機物の循環であるとわかると、 「いのち」のない無機物を吸収して「いのち」のある有機物である植物が育つことがいかにすごいことであるかがわかってきます。植物の体内で無機物から有機物を作っている生産現場が、そう、葉緑素です。そして、その生産活動が、言わずと知れた光合成です。
中学校で学んだその光合成を見つめてみましょう。
その化学式は次のようになっています。
 6H2O +6CO2 → C6H12O6  + 6O2
 水    二酸化炭素  ブドウ糖    酸素
植物の葉緑素は 水と二酸化炭素を使って、太陽の光を利用して、ブドウ糖(でんぷん)と酸素を作ります。それが光合成です。その際、太陽光は触媒として働き、自らは変化も結合もしません。それでこの化学反応には現れません。この化学反応は数千分の一秒と言う超高速で行われていて、科学の発達した今日でも今だにそのメカニズムは完全には解明されていません。
驚くべきことに、光合成によって植物は生き物の生命エネルギーであるブドウ糖を生産するだけでなく、生き物の呼吸に不可欠な酸素をも生産しているのです。 正に「植物様、様!」です。
そして、さらに驚くのは、動物の呼吸は、この化学反応の正反対のことやっていることです。
つまり、その化学式はこうなります。
C6H12O6 + 6O2 → 6H2O + 6CO2
ブドウ糖     酸素    水    二酸化炭素
と言うことは、動物は呼吸することで植物が光合成するのに必要な水と二酸化炭素を作り出しているわけです。
と言うことは、植物と動物は相互に必要なものを供給し合うことで、支え合っているということです。
中学2年生の時にこのことを知った時、全身が身震いしたのを今でも覚えています。
この植物と動物との持ちつ持たれつの関係はあまりに絶妙で、とても偶然とは思えませんでした。地球には植物も動物も両方必要だということを、この二つの化学式が示しているように思えてなりませんでした。 (ただし、植物も呼吸をやっています。)
しかし、その時、一つ消化不良感を覚えたことは、太陽の光が触媒だという点でした。光は葉緑素を照らして、化学反応が起こるように手助けしているだけだと言われて、なんとなくすっきりしませんでした。
その不消化感はずっと頭のどこかにあって、あれから30年ぐらいたって、赤嶺勝人さんの『ニンジンから宇宙へ』を読んだとき、ストーンと腑に落ちたのでした。
赤嶺さんはこう言います。
「有機とは何か。一言で言えば太陽の光です。」と。
「葉緑素という色素が光のエネルギーを一気に吸収し、無機物から生き物が利用できる形の有機物を作ることを光合成と言います。」(注:ブドウ糖に光のエネルギーが入っているということです。)
「草木の水分を少なくして、燃やせば暖かくなり、明るくなるでしょう。明るさ、暖かさ、熱さ、炎、石油や石炭、草木を燃やして出る火、動物たちが動くことができるエネルギー、これらは全て太陽の光を(葉緑素が光合成でブドウ糖と言う)固形燃料にしてくれているからなのです。                光合成によってできた食べ物も同じです。私たちの体内に入り、種々の酵素の働きにより、酸素を使って燃やしてくれるから、私たちの体は温かいのです。
元気よく働くことができるのも、考えたり、愛し合ったり、憎み合ったり、殺し合ったりしているのも、みんな元をたどれば太陽のエネルギー(があるから)なのです。」
そして、感動的な言葉が続きます。
「植物も、動物も、人間も、微生物も、地球上に住む全生物の源が、一つの太陽の光なのです。」
(注:(  )内の文言は私が補足しました。)
みなさん、いかがでしょうか?
私たちの体は太陽の光でできているのです。 これが本当のことだと思います。学者も文部大臣も学校の先生も誰も教えてくれませんが、私たちは光を食べて生きているのです。
そして、有機循環とは、実は光の循環なのです。

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