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2003 フランス

2003年といえば今から17年前、当時NMBさんは25歳のとき海外でバイヤーのお仕事していました。サーファーの友達と一緒に海外で働けるという環境に惹かれて働き始めたこの仕事は、現在の僕とそう変わらない年齢だと照らし合わせて聞いていると驚くことばかりです。

言葉は悪いですが、今で言うネズミ公の走りのような会社で、やり手の若手社長の会社に勤めていました。1000人の前で演説して泣かせるようなその社長のイメージ通りの会社のように思います。

仕事内容は海外で生活しながら、日本ではなかなか手に入らない高級ブランドや、まだ認知のされていないストリートブランドなどを、現地に住んでいる日本人バイトスタッフと共にヨーロッパ中を回って買付けするという内容です。社員もバイトも皆若いスタッフばかりで、チームごとに買付けに回るのですが、当時25歳のNMBさんは社員として毎日入れ替わるバイトスタッフの子たちを連れてその日のプランニングからお金やスタッフ管理まで一人で担当します。

聞くだけでも訳のわからない仕事内容に、驚くことばかりですが、僕がこの話を聞いたのはきっかけであるサーファーのお友達とNMBさんと初めてご一緒させてもらった時です。

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なんとなく育ちの良さそうなその人は、NMBさんよりもっと浮世離れした雰囲気で、ヨーロッパでの驚きの体験談も妙に説得力があって、20代という果敢な時期を海外で一緒に過ごした鋭い感覚なようなものを感じさせる人でした。

仕事には真面目に打ち込むNMBさんと対比して、自分のペースで物事をこなす環境作りの上手な彼と、仕事終わりに寝る間も惜しんで夜な夜な2人で、映画でしかみた事のないダウンタウンやパーティに無茶苦茶な外国人と一緒に遊んで、アートや音楽や先進した国の文化を実際に見たときの話は、今の有名なアーティストの当時のリアルや、今の日本よりももっと進んだ文化のように感じました。

街の中で見つけたスポットやパーティなど2人で共有して遊びに行ったり、別の国で働いている時は国を跨いで遊びに行ったり、色んな感覚を二人で共有している様は、現在も変わらない関係性のように思いました。

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バイトのスタッフの女の子が可愛いとか、しっかりと20代もやりながら、毎日触れる海外の文化や生活、毎日変わるスタッフの心を掴む話術や、ヨーロッパでの店内に入るのも難しい高級ブティックでの独自で見つけた買付けの仕方など。NMBさんの今の仕事につながる最初のきっかけのようなものを垣間見るヨーロッパ体験記録でした

つづく…。

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