ごまうふふ

25歳、ごまどうふ屋の挑戦。「クラウドファンディングでキッチンカーを作りたい!」大島史也さんを直撃取材!

この度、ローカルクリエイターラボのメンバーである大島史也さんが、AbemaTVで放送中のバラエティ番組「ニシノコンサル」をきっかけに、クラウドファンディングを立ち上げました!

大島さんの想いを多くの皆さんに届けるべく、同じくメンバーの堺と江頭が取材しましたのでお伝えしたいと思います。


Q、まず自己紹介と今までの経歴を教えてください。

大島史也(おおしまふみや)、25歳です。
今は新潟市の亀田でごまどうふの製造・販売を行なっています。


ごまどうふ屋は元々じいちゃんがやっていて、3年前に跡を継ぎました。
大学4年生の時、特にやりたいことがなく、周りと同じように就職活動をして就職先を見つけました。だけど、冬に新潟に帰って、じいちゃんが工場でごまどうふを作っている姿を見て「かっこいいな」と思ったんです。


じいちゃんが作ったごまどうふをバイト先に持っていくと大学生やパートのおばちゃんが「嬉しい!ありがとう!」と笑顔を見せてくれるのがすごく嬉しくって。
そのあと東京のデパートやいろんなお店でごまどうふを探してみて、じいちゃんのごまどうふを超えるものがなかったんです。で、就職して3ヶ月でじいちゃんが辞めると言ったので、後を継ぐことにしました。

「石本商店」はお婆ちゃんが経営する金物屋さんで、大島さんはその一角でごまどうふを作っている。

Q、じいちゃんから跡を継ぐことに反対はされませんでしたか?

大学に行って、一般企業に就職もしたので、「もう一度考え直せ」と言われました。でも実は、継ぐことをじいちゃんに言う前に、断られないようにするために会社を辞めていました(笑)

Q、大島さん躊躇なくいくタイプなんですね(笑)

そうですね〜(笑)
前に出させていただいた「ニシノコンサル」でも、すぐ車を売って移動販売車を買うことを決断したくらいには躊躇ないです(笑)

Q、ちょっと話は変わるのですけど、胡麻豆腐ってどうやって作るんですか?

ごまと葛(くず)と砂糖があればできます。
全部、一度水に溶かして、火にかけて焦がさないように混ぜ続けると完成です。

1回作れる量はわずか。1時間くらいかけて豆腐1丁の大きさのごまどうふが16個できます。1日では、注文によって作る数は変わりますが50個から150個くらいです。値段は1個300円ですね。

Q、300円って意外と安いですね。

そうですかねー? 豆腐で考えると、1丁で50円のものもありますし、スーパーで売られている一般的なごまどうふは機械で大量生産しているから安いです。自分はじいちゃんから教わった手作りの方法で作ってます。

Q、先ほどからよく“じいちゃん”が出てきますが、どんな人ですか?

じいちゃんは頑固一徹で几帳面ですね。芯が通っていて、コツコツやることが得意な人です。小さい頃、年に1回お年玉もらいに行くくらいでしたが、じいちゃんが作ったごまどうふを食べてるのが当たり前でした。で、大人になって、じいちゃんがごまどうふを作るところを見てかっこ良いなと。

大島さんとじいちゃん。人の良さそうな方です。

Q、実際に胡麻豆腐屋を継いでみて、どうですか?

じいちゃんは始めの3ヶ月はみっちり教えてくれたんですけど、知らない間にいなくなって、今では全ての仕事を1人で回しています。
あと、生活もなんとかなるだろうと甘く見ていたのですが、じいちゃんから店を継ぐ時には常連さんだけのためだけに少量作っていて、ほぼ収入はなかったんです。


顧客が少ない状況からスタートでしたが、知り合いのお母さん伝てに広がって、注文が入るようになりました。なので、今は地域の人たちにものすごい感謝しています。

Q、大島さんはごまどうふを「ごまうふふ」と名付けていますが、その想いを教えていただいてもいいですか?

みなさんが想像しているごまどうふと、僕の作るごまどうふは全く違います。ほとんどの人にとってごまどうふは好んで食べるものではないかもしれませんが、僕の中ではスイーツ感覚で、自分から手を挙げて食べたいものです。


そんなみなさんが思っているごまどうふからイメージを変えたかったんです。その中で、年に1回くらいしか食べないごまどうふを食べて“うふふ”と笑顔になってほしいというところから“ごまうふふ”と名付けました。

「ごまうふふ」パッケージも可愛いですね!

自分は子供の頃から食べていたので、今の子ども達にも黒蜜ときな粉をかけて、おやつとして食べてもらいたいと思っています。ごまどうふは精進料理なのでとっつきくいイメージがありますが、子供のおやつになると素敵だなぁと思います。

Q、最後に今回のクラウドファンディングにかける想いと今後の目標を教えてください!

今回、皆さんのご支援でキッチンカーが手に入れられれば、今までリーチできていないところにじいちゃんの胡麻豆腐を届けたいと思います。

いつになるか分かりませんが、ゆくゆくは幼稚園や保育園にも出せるようになりたいです。
おじいちゃんおばあちゃん、お父さんお母さん、子どもたちが3世代一緒に食べて、笑顔になって家族を絆を繋げるごまどうふを作って届けられるようになりたいですね!


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いかがでしょうか?皆さんごまどうふ食べたくなりませんか?

クラウドファンディングにはごまどうふ作成キットもありますので、ぜひ、ご支援をお願いします!

そして、ごまどうふの魔力に取り憑かれた堺と江頭は大島さんに無理を言いまして、「購入するのでなんとか『ごまうふふ』を送ってもらえませんか!?」とお願いしたところ、快諾いただきました!


「ごまうふふ」レビューはそれぞれのブログに綴っていますのでそちらもご覧ください!


ローカルクリエーターラボでは各地域で自分のやりたいことを実現するためサロンメンバーがお互いに応援しあったり、サロンオリジナルのイベント行ったり全国各地のメンバーが参加し活動しています。

ぜひ、ローカルクリエイターラボにご参加ください~!!

取材/堺亮裕江頭宗次郎

テキスト/堺亮裕

イラスト/堺亮裕

編集/北川由衣

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