制限が無くなる世界

私は、実家の飲食店で専従者として働いていました。専従者とは、家業に従事するものとして、雇用保険などそういうものからは外れてしまいます。

雇用調整助成金など休んだ分、国から補償をもらえる立場では無いので、働き続けなければ食べていくことは出来ません。

しかし、コロナ禍によって売上は激減。

今までと同じようには出来ないので、経費を見直したり、例え自分であっても人件費として考え、余分なところはかけてられない、従業員、私の両親、それぞれの生活、将来も考えて、私が独立することにしました。

私は、最近の世の中の傾向の「仕事は起業」「結婚生活の見直しのための事実婚」この二つを取り入れて生活してみようと思いました。

実際に自分でやってみなければわからない。

過去にも、人間の歯は草食動物と似ているという記事を見つけて、では肉を食べなくても生きていけるということかなと思い、1年間肉を食べない生活をしてみましたが、抵抗力が落ちて年に4回、3ヶ月に1度は39度以上の高熱を出し、ストレスや大事な仕事の時に体が耐えられないという結果に終わり、肉は食べた方が火事場の馬鹿力が出ることを体験してわかりました。他にも、人は見た目が9割という本と、学校や仕事でなぜ黒髪やきちんとした格好を求められるのかと思い、1年間、髪型をロング〜ショート、金髪〜黒髪まで1ヶ月程度ずつ変えて、人からどんな接し方をされるのか試したこともありました。そうすることで、なんで企業や学校が黒髪を推奨するのかがわかりました。もし気になる方がいれば、この結果についても後日書きます。

実際にやって、データをとらなければわかりません。

未来のことを予知できるほど、私は優れてはいないし、自分がすごいとは思いません。なぜみんな自分と同じ考えをしないんだとも思わないし、世の中に馬鹿というのも存在しないという価値観の中で生きてます。

世の中の知識の0.00000001%ですらも私は知らないはずです。日本の常識、世界の常識、日本の教科書、世界の知識、青森の歴史、何も知らないに等しい人間が、やる前から結果はわからないはずだと思っています。

今回私が、チャレンジしてみるのは

・個人事業主になり、起業すること(私の後に続き、7月、来年の1月に私の実家の現従業員である私の弟と、弟の親友※私にとっても親友になりましたが※も、事業引き継ぎをして独立します。これについても後日)

・訳あって、離婚した夫と、もう一度一緒に住み事実婚で生活すること(前提:離婚は嫌いになったから離婚した訳では無い、子供は居ない)

世の中で、電通が社員を個人事業化させたというニュースや、女性の立場のために事実婚にしている芸能人など実際に体験してみなければ、良いか悪いかなどわかりません。実は物凄い快適かもしれませんし、全然ダメだったとなるかもしれませんが、私は無知なので、やってみるまでわかりません。

気になったことを体験させてくれる私の周りの方にはとても感謝しています。専従者の娘が実家を出て、仕事をすると言った時に快く送り出してくれた家族、この状況の不安な中で、ある程度のデータを1年間とったもののコロナがいつまで続くかわからない中で、事業引き継ぎをして起業すると言ってくれた弟たち、世間体を気にせずに私のやりたいようにさせてくれた夫、誰か1人でも理解をしてくれる人がかけていたら出来なかったことなので、感謝してしっかりと自分の役割を認識して、良い結果が得られるように励みたいと思います。

5月1日に夫の元へ引越し、飲食店現場へ行かなくなり、今は、5月4日朝10時30分。

この数日でわかったことは、コロナ禍で制限が出来たと思っていた生活は実は、制限が無くなる世界に向かっているような感覚になったことです。

今まで、飲食店で、現場に行くことが当たり前で、「自分」を基準として考えてしまうので、なんという恐ろしい世の中になってしまったんだと思っていましたが、他の人からすると素晴らしいと思える世の中に向かっているのでは無いかと思いました。

どういうことかと言うと、「行かなければいけない」「頑張らなければいけない」ということが言い訳ができるようになったことで、マイペースに生きることが出来るようになっています。

実際に、このコロナ禍が落ち着いて元の社会に戻ったら、会社を辞めようと思ってるという若者もいるようで、コロナが一生続いて欲しいと願っている人もいます。雇い主側は責任に追われ大変な中、コロナで快適な暮らしを手に入れている人たちもいます。理不尽ですよね。誰かが楽した分を誰かが払っています。そうは言っても、「思考」「視点」を誰かと共有できるような脳の仕組みにはなっていないので、「他人」に興味を抱いてくれた人だけが他人の「思考」「視点」になんとなく触れることが出来ます。

「行きたくないところへは行かない」

「行きたいところには行く」

「自分の生活リズムを崩したくない」

「好きな時に、好きなものの情報に触れていたい」

堕落で、ダメな思考と言われるかもしれませんが、この上記を実現させるための動きになっているような気がしました。今の常識は、未来の非常識というように、常識が変わることもあるので、もしかしたら、今は怠けと思われる思考が、推奨される未来も来るのかなと思います。

ウーバーイーツなどのデリバリー、Netflixなどの定額動画サービス、在宅ワークなどは最近の注目されているものですが、前々から携帯電話やインターネット、ネットショップなど、いつでもどこでも自分の好きなタイミングで出来るというところに重点の置かれるサービスが流行っていました。

私の家業の飲食店は、営業時間を決めて、来てもらわなければサービスを受けることができない業種。時代背景と合わないような気がしていたもののずっとその環境にいると、違和感を感じても、確信までは至りませんでしたが、今は確信に近い感覚です。飲食店は無くならないにしても、やり方は変わる。そう思いました。

いつでも、どこでも、自分の好きなタイミングでサービスが受けられる。

だから、飲食店でも若者は電話での予約を嫌いました。ネット予約なら自分の好きなタイミングで予約が出来ます。相手のペースというのを今はとても嫌う傾向にあるような気がしています。

今まで、利用者側は制限がある中で暮らしていたものが、徐々に制限は無くなってきています。いつでもどこでも自分の好きなタイミングで出来る。

仕事も同じで、家族関係も同じ。

仕事は、自分の好きなタイミングで働けるシステムのウーバーイーツなど、バイトさんを雇用してシフトを組んでいるのでは無く、自分の好きなタイミングで働きたい時に登録しておいて、働く。そんなフリーランス的な考え方が主流になっているような感じがします。自分の時間は自分で主導権を握りたい、それがこれからの世の中のような感じがしています。

もう皆さんはとっくにそんなことは気づいているよという方も多いと思いますが、私は、井の中の蛙。他所で働いたことも、思考の違う人と話をする場面も無かったので、離れてみなければそれに気づけませんでした。

結婚生活においても、いくら夫婦と言えども、元は他人。他人に主導権を握られるなど、これからの関係性は時代遅れになると感じています。

制限は、相手の思考をコントロールすることだって出来る、洗脳に近いものと感じています。時間を決めて、常識はこれと植えつけて、集団を作り、その枠組みから外れるものは、異常者とする。

もうすでに10代、それ以下の世代は、人に支配されることを嫌い、人のために働く思考を持っている人が少ないように感じています。

スマホが普及されて、自分の好きなタイミングの時に、好きな情報に触れて、好きな情報のみが受け取れる仕組みで、延々と自分の好きに触れ合っていく。より、自分以外の人間、自分以外の思考を嫌うのでは無いかなと思ったりしています。

自分以外の人間の価値観を嫌った場合どうなるのか?

今までは、みんなからこう思われたいということで、「お金」や「もの」をいっぱい「持っている」という価値観の中で生きていましたが、自分という主観で生きるなら「過程」や、自分の人生を「どう生きるか」という部分が大事になるような気がします。専門家では無いので、なんとなくの主観ですが。

実際に若者のやっているというTikTokをやってみたところ、今までのSNSは過程よりも結果、Instagramなどは出来上がったもののクオリティが良ければ反応が良かったですが、TikTokでバズったものは、それを作るまでの過程の動画でした。

興味の対象が、結果よりも、どうやってそれが出来上がっていったのかという部分にも着目してるのかなと思い、人間は、徐々に進化しているのかなと思いました。

だからこそ、私は、今の0歳児が20歳になって、もし未来に私のところで働くとして、教えることってあるのかな?と思ったりしてます。

人間だって進化するのだから、私が教え魔になる必要はあるのかな?など、逆に教えてもらう立場になるんじゃないのかなと思ったります。時代は進化するなぁと。

5月から私は、フリーランスになりそして、籍を入れるという「制限」というものを無く生きてみた場合どうなるのか、やってみて実際のところを書いていこうと思います。まだまだ始めたばかりなので、こう思うという主観ばかりなので、実際にどんな変化があるのか、体験してそれをまとめていきます。




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