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ご当地小説・エッセイ投稿サイト『ロケブン』の裏側

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地域に根ざした小説・エッセイ投稿サイト『ロケブン』のリリースに向け、中の人がアウトプットした記事をまとめたものです。
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記事一覧

ご当地小説・エッセイ投稿サイトα版をリリースして1ヶ月後の振り返り

はじめに早いもので、ご当地小説・エッセイ投稿サイト『ロケブン』をリリースして1ヶ月が経ちました。このまま、黙々と開発を進める選択肢もありましたが、ロケブンに関心を寄せ、ご利用いただいている皆様にも現状を赤裸々にお伝えした方が良いと思い、やや遅れたものの、オープンな場でこの1ヶ月を振り返りたいと思います。 数値で見るロケブンでは早速ロケブンの各種数値について見ていきます。全てこの原稿を書いている前日9/17までの数値です。 まずサイト内部の数値から紹介します。ユーザー登録数

ご当地小説・エッセイ投稿サイト「ロケブン」α版リリース!

はじめにいよいよこの日がやってきました。ご当地小説・エッセイ投稿サイト『ロケブン』のα版を先ほどリリースしました! α版では、読者向けの機能はほとんどありません。公開された作品のURLを共有されたら読めるだけです。今回はあくまで作者向けの機能に注力し完成させました。 これはすでに述べていることではありますが、ユーザー投稿型のサービスというのは概ねサービス開始直後はコンテンツがありません。 このため、ユーザーになりうる人にとっては、全くコンテンツが集まっていない閑散とした

ご当地小説・エッセイ投稿サイトのユーザー獲得戦略

WEB小説投稿サイトには、作者と読者というそれぞれモチベーションの異なる2種類のユーザーがいます。 作者は常に誰かに読んでほしいと願っているので、作品掲載のチャンスに対しては比較的ポジティブな人が多いという印象があります。このため、周知さえできれば、自然と作品は集まるというのが小説投稿サイトの特性です。ただし、運営が個人の場合は広告宣伝費にお金をかけられないので、企業に比べてかなり不利と言え、作品を集められずに失敗する個人開発者発のサイトは多いです。 この不利を跳ね返す方

小説投稿サイトというレッドオーシャンの泳ぎ方

現状分析私は事業会社に勤めており、いくつかのWEB関連事業のプロダクト開発や運用を経験してきました。 そういった経験が背景にあるものですから、個人開発によってサービスを立ち上げることの難しさもよく分かっています。そして、個人開発であえて小説投稿サイトを選択するのはさらに茨の道であることも理解しています。 実は、小説投稿サイトは15年前ぐらいまでは個人運営が当たり前でした。その頃に産声を上げて、今日まで成長しているサイトの代表が「小説家になろう」です。そして、その影に隠れが

小説・エッセイ投稿サイト『ロケブン』が提供したいコンテンツについて 

はじめに前回、noteで『地域に根ざした小説・エッセイの投稿サイトを作り始めました』という記事を書いて、ロケブンというサイトをなぜ作るのかを説明しました。おかげさまで、それなりの反響がありましたので、気をよくした私は第二弾として、ロケブンではどんなコンテンツを提供したいかを具体的に説明していこうと思います。 ただ、本サイトはいわゆるCGMつまりユーザー投稿型のサイトとなりますので、提供するといっても、実際提供していただく立場となります。このため、事前にユーザーとコンテンツを

地域に根ざした小説・エッセイの投稿サイトを作り始めました

最近、前々から考えていた個人的なプロジェクトとして、地域に根ざした小説・エッセイの投稿サイトを作り始めました。「そんなのはnoteで十分じゃないか?」という自問自答を繰り返し、巷で人気の小説投稿サイトである『小説家になろう』、『カクヨム』、『エブリスタ』、それとちょっとコンセプトが尖っている『monogatary.com』を調べたりもしました。 その結果、「地域」を舞台にした作品というのは、それらのサイトでは作品の1つの属性という扱いに過ぎないとの印象を持ちました。note