LIVE ARISER「GV-LSMIXER/I」モニターレビュー
I-O DATAさんから一風変わったビデオミキサーLIVE ARISER「GV-LSMIXER/I」をお借りしたので、使ってみました。
決して安い機器ではないがiPadもっていて、シンプルな構成をめざすならチョイスになるかも
ファーストインプレッション
まず、ビデオスイッチャーというよりはビデオミキサーだなといった印象。「テロップなどの凝った画面構成をiPadを使って簡単にできる」ことが結構な特徴な気がする。
あと、配信はカメラ、音声→スイッチャー→エンコーダー(もしくはビデオキャプチャ→PC)→インターネットといった感じの構成になるのだけど、「スイッチャー→エンコーダー(もしくはビデオキャプチャ→PC)」の部分をGV-LSMIXER/IとiPadに任せたことで、とてもシンプルな構成になった印象。(PCレスって言ってもコントローラー用にPCないとできないこと多いしね)
セットアップ
まず最初につまづいたのが、ケーブルが専用ケーブルだというのに気が付かなかったこと。
USBA to Aのケーブルが付属していて、これとカメラアダプター経由でiPadとライトニング接続するのだと気がつくのにちょっとかかった。(説明書ちゃんと読めよって話)
で、ファームウェアをアップデートせよということだったのでUSBメモリーにダウンロードしたファームウェアを入れてアップデート。USBメモリの向きが一般的なUSBと表裏が逆なんで気をつけよう。
一般的なUSBと向きが逆なのはなんでだろう?
MUTEとIIとCUTボタンを同時押ししてしばらくするとファームウェアのアップデートが終わります。(アップデート中は上のように音量ランプが点滅します)
そして、HDMIからカメラを接続してみる。
ここでも落とし穴があり、2台中1台がなかなか映し出されない。60pでないと映らないようなので注意。
配信開始
iPadアプリの「設定」からサーバーURLとストリームキーを入力。「STREAM」ボタンを押すとfacebookに送出される。
デフォルトで入っている画面構成を使って配信してみた。画面の作り込みというかこういうことがしたいという目的をもって使わないとイマイチな結果になるなーという印象。
↑の配信中にiPadアプリでは下のような操作をしていました。
やはりビデオスイッチャーといいうよりはビデオミキサーとしての側面が近い。知っている機器でいうとRolandのGO:LIVECASTやVMIX(使ったことはないけど)などと似た領域かなという印象。あとはSTREAMYARDとか。
画面の作り込みをしないと良さが発揮できない気がしたので、もっと構成を考えて配信してみたい。
機器の構成をシンプルにして、表現したい画作りを目指すにはとても向いている機器だと感じる。既存のビデオスイッチャーとの比較をしようとすると全然別物で、なんかすげー可能性を感じるのでこれは配信仲間でおさわり会をしたほうが良さそうだぞ。
メーカーページ
https://www.iodata.jp/product/av/streaming-box/gv-lsmixeri/
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