見出し画像

息子の治療④

息子は小学5年生の時にASDが強くADHDも併せ持っていると診断されています
中学1年後半から登校しぶりが始まり、中2からは不登校になり、この春中学を卒業してしまいました

5月上旬
Yクリニックに電話
予約を取っていたのだけど、来月別の病院の予約が取れたし、3か月前、診療たった2分で「薬飲んでるの?じゃあもう回復してきてるね、次は3か月後!」と言い放ったE先生については信用することが出来ないので、今後も二度と受診することはないだろう
元々Yクリニックをご紹介してくれた大学病院では、新しい病院の紹介状を書いてくださった時、「なお、Yクリニックにも受診していた」という事実を書き入れてもらった
万が一、新しい病院で治療が進み、「ではあとはYクリニックで」と紹介されても困るので、ここで書いておいてもらうのは結構大切ですと説明される
その通りだ
Yクリニックの院長先生に恨みはないが、E先生を割り当てた受付の人とE先生にはもう関わり合いたくない
予約キャンセルを伝える時、単純に「キャンセルで」と言ったら、アッサリとOKが出た
「次の予約はどうされますか?また必要があればご連絡いただくでよろしいでしょうか?」と聞かれ、内心「そちらの病院に伺うことは二度とないと思うけどな」と思っていたけど、「そうですね」と相槌を打って適当に誤魔化す
昔だったら、「私はお前のせいでこんなに傷ついたんだから、お前も同じくらい傷つけ」と言わんばかりにクレームをつけていたけど、最近ではそんなことをしても意味がないと理解してるので止めておいた
病院はYクリニックだけじゃないし、E先生も私のニーズには合わなかっただけの話で、あの先生のことを良い先生だと思う人もいるかもしれない
これ以上関わり合いたくないし、無駄に傷つけてお互いしんどくなるのは得策ではない
クレームつけたところで、キツイ言葉を言うことでブーメランで私も傷つくし、それだけの精神的なダメージを受けたとしても、残念ながらE先生が変わることは期待できないから
人は変わらない、何をしても
冷静に判断できるようになったなぁ

5月中旬 6回目の訪問
GW明けに子供家庭支援センターの方たちと息子が「じゃあ来週」と約束したものの、当日、息子は寝たまま起きなかった
何度呼び掛けても、誰が呼び掛けても寝ている
子供家庭支援センターのSさんやIさんが呼び掛けても、反応なし
そうこうしているうちに1時間が過ぎ、Sさんが手紙を書いて、部屋のドアに貼って二人は帰ることに
翌週、同じ曜日同じ時間で来るから、お話ししましょう
という内容
以前の私なら、泣き叫んで、息子を無理やりたたき起こし、その場にいる人全てが嫌な空気になっていたかもしれない
それは「時間通りに息子を起こしておき、ちゃんと話を出来るように場を整えるのが母親の役目で、それが出来ないのは母親が悪い」というプレッシャーがなかったから
「息子が出来ないことがあっても、それは母親のせいじゃない。息子がしないだけ」
これを唱えると、「無理やり息子を起こさなくても良い」という気持ちになれる
我が家の子供二人とも、出来ないことが多すぎて、その度にずっと「母親のしつけが悪い」と言われ続け、本当にストレスだったから
今なら言える
子供の出来が良いか悪いかなんて、ガチャだよ
出来が良い子は親が何かをしなくても、しっかりしてる
出来ないことが多い子は、たまたまその子の気質がそうなだけで、親のしつけが悪いわけじゃない
うちの子は二人とも、普通の子が出来ることが全部できない
でも、それは、私が悪いわけじゃない
むしろ、私が手を出しすぎたせいで、本人たちは自分がしっかりしないといけないという意識が希薄になってしまった
出来すぎる親は子供のやる気を削いでしまう
うちがその典型なのかもなぁ

もしあの時息子が実は呼びかけに気が付いていて、でも「話す気分じゃないから、寝たふりを続けよう」と判断していたのなら、それは仕方ないのだろう
誰の言葉だったか忘れたけど、「水桶の前に馬を連れて行っても、無理やり水を飲ませることはできない」というのは本当にその通りで、息子がその気にならないのなら、私がどんなに手を尽くしても無駄でしかない
今住んでいるアパートに引っ越してきたのがそれだ
息子の不登校が元夫や元担任のせいだと思い、環境を変えようと大金を費やして別居して引っ越しをしたけど、新しい学校に通ったのはたった3日だけだった
物凄くお金を無駄にしてしまった
私が何をしても、あの子には響かないし、変わらない
息子がその気になるまで、放っておくしかない

5月中旬 7回目の訪問
翌週、同じ時間に子供家庭支援センターのSさんとIさん訪問
いつもなら、リビングで私と30分程度話をし、それから息子に声がけ⇒リビングで息子と話す というルーチンだったけど、今回は「あ、お母さん、大丈夫です。お仕事あるでしょ? 私たち、声がけしてお部屋の前で待ちますので」と
今回も息子は寝ていたが、前回とは違い、呼びかけに反応して起き、息子の部屋で1時間以上三人で話をしていた
内容については私には詳しい内容の共有はなし
「まぁ、いっぱい色々ため込んでる様子ですよ」
くらいは教えてくれたけど、「じゃあ、また次の日程を確認してご連絡しますね」と言い残し、二人は帰って行った
その後、日程の電話があり、次は6月上旬になった
3週間間が空くけど、仕方がない

私に息子が言っていた内容を共有されないことについて、実は不安はない
何を聞いてもきっと今は私を逆恨みして、私が聞けば腹が立つことばかり言っているだろうから、わざわざ教えてもらわなくてもいい
むしろ、私のメンタル上は教えてもらわない方がいいだろうね
息子には、親に内緒でガス抜きできる先があるのは非常に助かる
彼の生活圏内で、ネット以外で、心を開いて頼りに出来る大人が必要で、私以外の人と交流ができて、そこから現実を受け入れる気持ちになって、私の元から巣立ってくれたらいい
私の最終目標は、子供たちの自立
これ以上は私のすねをかじらないで欲しいし、犯罪に足をツッコまず、地道に一人で生活できるようになって、さっさと自立し、私を自由にして欲しい
そのために必要なことを一つ一つやってるだけで、3歩進んで2歩下がってもいい

私の寿命が尽きるのが早いか、二人が自立するのが早いか
もう、どっちでもいいや
私の夢を叶えてくれる子供ではないことはよく判ったので、そのことについてはもう諦めたので、じゃあ、さっさと精神的経済的に自立してくれ
はいはい、私は人生の敗北者ですよ、認めますよ
まともに子供を育てることもできなかった、ダメな母親ですよ

だけど、自分のことは自分でやってくれ
これ以上、私を不幸にするのは止めてくれ
親に生活面でどっぷりと甘えて、だけど全く感謝せず、無意味に反抗して親を傷つけ続ける子供なんて、私には必要ない
しょせん、お互いを支え合う愛が溢れる仲良し家族なんて、幻想でしかないんだから
私がいつまでも黙って世話をし続け、快適な環境を提供し続けるなんて甘いこと考えるのはそろそろやめた方がいい
痛い目見るのは自分であること、理解してくれ
って言っても、あの子たちには無理なんだろうなぁ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?