ザ・ボーイズ シーズン1 前半 ドラマレビュー

概要

ジャンル:スーパーヒーロブラックコメディー

スーパーヒーロが複数いるアベンジャーズのような世界で、ヒーローを管理する企業『ヴォート・インターナショナル』がヒーローを雇用し、世の中の事件解決や、映画、CMなどエンターテインメントにも多数出演するなどYouTuber達を管理するMCNのような事業が非常に大きな産業となっている世界。

とある日冴えない青年「ヒューイ・キャンベル」は、スーパーヒーロの一人、Aトレインが超高速で走っているところに衝突されて、バラバラになっているのを目の前に見てしまう、
Aトレインや、スーパーヒーロを管理するヴォート社からは謝罪は一切なし。そんな状況の中、彼は復習することを決意する。

面白さ

キザないけすかないヒーロー達に復讐する爽快感

マーベルやDCコミックに登場する超人的な能力を持った奴らが活躍するのを見ることは楽しいが、ひねくれた私のような人間はあまり自己投影ができない。ヒーローモノには必ず人間的な欠点を描き、劇中ではそれが失敗の原因になったり、ストーリーの終盤では克服して強敵を倒すという描写はパターン化されている。
ただ、なんか感じてしまう。
結局彼らはヒーローであり、自分たちとは違う成功者だ。なんかいけすかない。
ヒーロー映画を見ている時、どこかでこんなしょうもない醜い感情が湧いていたのだろうか?このドラマでは、ヒーローのある意味堕落した人間性や、サイコパシー的な冷徹な一面が描かれている。
ある意味人間的ではあるが、理想のクリーンなヒーロー像とはかけはなれている姿に対し、彼らが一般人の主人公達に追い詰められる姿を見るとなんかすっきりするのだ。

無敵に見える相手をどう倒すのか

彼らは国民的な人気を誇っている。彼らを攻撃するとなると、国中の人々の反感を買うだろう。そんな多くの周囲の人も味方してくれない状況で、戦略を立てながらヒーロー達を追い詰めていく姿を見るのは面白い。


まだ1クールの4話までしか観ていないが、一気見した状態だ。チープに感じる部分もあるが視点は中々面白い。

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