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早期発見した病気(ステージ0乳がん)のこと②

おはようございます。セトナツキです。
昨日投稿した「早期発見した病気のこと」について、今日は5年ぶりに受診した乳がん検診の結果と、精密検査に向かうまでについてのことについて綴りたいと思います。

1. 5年ぶりの乳がん検診

2021年の晩夏、その年のお正月に退職を決意した私は、会社に退職の意思は表明しないものの、心の中ではどのタイミングだったら辞められそうかと日々考えており、全く仕事にやる気が出ない状況でした。そんな中でも会社にいる間にできることはしておこうと、乳がん検診に申し込みました。
最後に受診したのは5年前。小林麻央さんが乳がんで他界された年でした。
同じくらいの子供がいる母親として、他人ごととは思えず心配になり受診しました。

当時勤めていた会社では、年1回必須で受診しなくてはならない健康診断とは別に、任意で有料で乳がん検診を受信できるようになっていました。社員割引があって、外部の医療機関で受診するよりは割安で受診できますが、担当医療機関が異なるため、検診日が必須の健康診断とは別日で設定されていました。
そのため、仕事が忙しかったこともあり乳がん検診を後回しにしてしまい、最後に受けた検診結果の「異常なし」を更新しないまま、気がつくと5年のブランクができていました。
退職を決意する前の私は仕事が最優先で、健康は二の次でした。特にしこりみたいなものもなかったし、どこかで「私は大丈夫」という変な思い込みもあったような気がします。

会社の検診はマンモグラフィとエコーがセットとなった検査です。
エコー検査を受診していた時、淡々と検査されていたスタッフの方の手が左胸の検査時にピタッと止まりました。そして右胸の時とは異なる機械操作をされたので「何かが違うのだ」ということがわかりました。
そして「最後に検診を受けたのはいつですか?」と聞かれ、「5年前です」とだけ答えました。「何かありましたか?」と聞きたい思いはありましたが、質問に回答してもらえそうな雰囲気ではなかったので、とりあえず結果を待とうと諦めて仕事に戻りました。

2.  検診結果

5年ぶりの乳がん検診日の夜、エコー検査でのことが心配になり触診してみましたが、しこりのようなものは見つかりません。何かスッキリしなかったけれど、あまり心配することなく結果を待つまでの間を過ごしました。

検診から約2週間後、検査結果が郵送で自宅に届きました。分厚い封筒だったのでやっぱりという気持ちになりました。結果は「再検査が必要なので、病院の予約をとってください」という趣旨のレターと、再検査の対応をしてくれる医療機関のリスト、開封厳禁とのスタンプが押された(再検査対応をしてくれる)医師宛の分厚い封筒が入っていました。

この分厚い封筒にとても不安になりましたが、まだこの時でも「私は大丈夫」という変な安心感がありました。
というのも、私が30歳前後の頃、その当時今の私と同世代だった女性上司が同じように乳がん検診で再検査となっていました。その上司は親をがんで亡くされていたため、遺伝の可能性をとても心配されていました。
ただ、結果は乳がんではなく「良かった。何もなくて!」と本当に心からホッとされていたことを鮮明に覚えていました。
私の親は健康だし遺伝の可能性もない、当時の上司と同じように私もきっと何もないだろう、と都合の良い思い込みをしていたのです。

3. 再検査の予約

検査結果と一緒に送られてきた医療機関リストの中から、最もアクセスの良い病院に予約をしました。きっと大丈夫という思い込みがあったので、医療機関の評判とかどのような医師がいらっしゃるか等も特に調べず、ただ胸ということもあったので、女性の医師の方を指名させていただき、仕事の都合がつけられそうな10月の中旬に予約を入れました。

この時期はシルバーウィークの直前で、コロナで約2年半帰省できていなかった実家へ帰省する予定を入れていました。自分の健康も心配でしたが、特に病気をしていないとはいえ2人で暮らす70代の両親のことも心配でした。それ以上に会いたいという気持ちが大きく、頭の中は帰省の準備や楽しみで埋まっている状況でした。

続く。


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