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早期発見した病気(ステージ0乳がん)のことVol.13(セカンドオピニオンを受けるまで)

年末年始、家族や友人と楽しくのんびりした時間を過ごし、少しだけ病気のことを忘れることもできましたが、時間に余裕があったためネットで病気のことを色々と調べてしまいます。そしてどうせ手術するのなら、セカンドオピニオンを取って納得してから手術したいと思うようになりました。今回はセカンドオピニオンの予約から当日までの準備について振り返りたいと思います。

1.セカンドオピニオン予約完了

新年最初の平日、年末に予約した形成外科の診察に病院へ向かいます。今回の診察の目的は手術時の摘出範囲を確認すること。具体的には乳頭の切除も必要か?ということです。

年始の病院は激混みでした。形成外科はいつも以上に混んでおり、かなり待たされます。待ち時間、やはりセカンドオピニオンを受けたいと思っていた病院のサイトを見てしまいます。
2月上旬に手術の予定を入れているので、それまでにセカンドオピニオンを予約できないかと1月のスケジュールを確認していたら、1月中旬にオンライン形式であれば空きがあったので、待ち時間の間に予約をしました。

長い待ち時間の後、私の診察になりましたが、この時も一般的な再建の説明だけではっきりと明言してもらえず、モヤモヤしてしまいます。でもセカンドオピニオンの予約後だったので、「全てはセカンドオピニオンでクリアになる」と思い、形成外科を後にします。

決して医師達に不備があったわけではないのですが、私はどこかで医師達に言われる言葉を信用できなかったのかもしれません。

その後、乳腺外科で看護師さんから入院オリエンテーションを受けました。
一通りの説明の後、私が1月中旬にセカンドオピニオンを受ける旨を伝え、そのために提出が必要となる病理の結果等を準備してほしいと伝えると、看護師さんに少し驚かれます。
この日は担当の医師は不在だったので、看護師さんからは医師に確認後に連絡をもらうことになりました。

その後、会計待ちをしていたら、セカンドオピニオンの予約をした病院から携帯に電話がかかってきました。内容は「関東在住であればオンラインではなく、来院した方がよい」ということでした。1月末まで空きがないけれど、来院した方が絶対良いと強く勧められます。(オンラインは地方在住の方や動くのが難しい患者さん等に用意されたサービスとのことでした)
このアドバイスに従い、オンラインをキャンセルし、1月末に来院でのセカンドオピニオンを予約しました。電話口に出られた方がとても感じがよかったのが印象的でした。

セカンドオピニオンのことについて、私から直接医師に話したほうが良いと思ったので、翌日病院に電話します。医師には一言お詫びを告げました。電話口の医師はいつもと同じ感じでお話しされていましたが、新年早々迷惑だったことと思います。医師の判断で、入院や手術の予定は一旦キャンセルすることになりました。

当初私は2月上旬の手術の前にセカンドオピニオンをと予定していましたが、そもそもセカンドオピニオンというのは、手術の意思決定をする前に受けるもので、翌月に手術を控えた状況で受けるものではありません。
この時期の私は、病院のルールを理解しておらず、また心の準備もできていないのに行動が無駄に大胆で、完全に「こじらせ患者」だったと反省しています。

2.束の間の気分転換

仕事始めしたかと思ったらすぐ3連休がやってきました。夫は出張で不在だったこともあり、子供と2人で過ごしました。
3連休初日は、子供と一緒にセカンドオピニオンのための病理の結果等を病院に引き取りに行きました。そして子供には私が入院して手術するかもしれないことを伝えます。
病院に連れて行くと、子供は不安に思うかなと思いましたが、土曜日で空いていたし、病院が綺麗なので寧ろ楽しそうにしていて安心しました。

その後は、折角なのでお休みらしいことをと思い、子供と一緒に東京タワーに登りました。展望デッキで夕焼けから綺麗な夜景に変わるまでの時間を過ごし、記念に小さな東京タワーの置物を購入しました。

そして下りは、子供のリクエストで階段を使いました。下り切った後は足がガクガクしましたが、これも楽しい思い出になりましたし、少しの間病気のことを忘れられて良い気分転換になりました。

3.セカンドオピニオン準備完了

3連休明け、セカンドオピニオンを受ける病院に、一連の提出物を送付しました。当日までの約2週間、仕事が一番忙しい時期だったので、ただただ病気のことを忘れて仕事をしました。
そして前日に、セカンドオピニオン当日に提出する書類に、当日医師に聞きたいこと等を入力し、準備完了となりました。

セカンドオピニオン前夜、緊張で眠れないということはありませんでしたが、普段と違うテンションだったと思います。
ただ、当日が来るのが少し怖いというか、もっと時間を稼ぎたいという気持ちがどこかにあったように思います。



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