見出し画像

心の砂地 第16回『仮想敵と労働の記憶』




1.小沢健二…90年代を代表するミュージシャンの一人。94年にはJ-POP史に残る金字塔的傑作『LIFE』を発表する。当時流行していた『渋谷系』のアイコンとして愛好されていた。2011年頃からライブ活動を再開、2019年にはアルバム『So kakkoii 宇宙』を発売するなど、テン年代に改めて若者を中心にプロップスを得ている。シャークくんのフェイバリットアーティストの一人。


2.DJあおい…謎の主婦。 ツイッターで独自の恋愛観を綴り、一般人としては異例のフォロワー22万人。 サブアカウントではフォロワーの恋愛相談にも乗り、こちらも異例のフォロワー約15万人。著名人のファンも多く、幅広い層から支持されていますが、その素性はいまだ謎のままです。(※公式ブログより引用)。たぶんDJではない。


3.ジム・ジャームッシュ…1953年生まれ。アメリカ合衆国の映画監督。1984年、『ストレンジャー・ザン・パラダイス』が第37回カンヌ国際映画祭にて新人監督賞を受賞。「クライマックスのない娯楽映画」として映画界に衝撃を与えた。近作は『パターソン』『オンリー・ラヴァーズ・レフトアライヴ』など。ジョン・ルーリー、トム・ウェイツ、ウータン・クランのRZA、GZA、Method manなど多くのミュージシャンが出演しており、音楽家たちに愛される映画作家の1人。

4.『愛がなんだ』…角田光代による恋愛小説(03年)。岸井ゆきの主演、今泉力哉監督で2019年4月に実写映画化された。SNSや口コミで話題となり、上映館が拡大されるなど、ロングランヒットを記録した。本作において成田凌が演じる、華奢な体で、雰囲気がある佇まい(中身空っぽなのに!)は、文化系男子たちに『こういうやつにもってかれたよな』というトラウマを大いに刺激した。主題歌はHomecomings「Cakes」。くぅ〜。


5.グザヴィエ・ドラン…1989年生まれ、カナダ出身の映画監督。2009年、19歳にして『マイ・マザー』で初監督を務め、主演と脚本家も兼ねた。その後の監督作に『胸騒ぎの恋人』(2010年)、『わたしはロランス』(2012年)『Mommy/マミー』(2014年)など。最新作『マティアス&マキシム』が2020年9月25日公開予定。


6.ケロロ軍曹…『月刊少年エース』(角川書店:99年〜)で連載している、吉崎観音による日本の漫画作品。本編で話している『石田彰が声のキャラクターで、最後のシ者(新世紀エヴァンゲリオン第弐拾四話)のパロディが〜』というのは、ケロロ軍曹アニメ1stシーズン第9話「夏美 恋の行く手に来るクルル であります」を指しています。


7.石田彰…声優。上記のように新世紀エヴァンゲリオンにおいて、渚カヲル役を演じ、人気を博す。ミステリアスなキャラクターの役を演じていることが多く、CV:石田彰であるということはこのキャラクターは何かあるのでは?という裏読みをしてしまうアニメファンも多い。映画『タイタニック』が日本テレビで地上波放送された際にレオナルド・ディカプリオの吹替を演じており、パッケージ化はされていないがタイタニックにおけるベストオブ吹替としてマニアの中で人気が高い。


8.東浩紀…1971年生まれの日本の批評家、思想家、小説家。
フランス現代思想の研究者として、大学在学時から『批評空間』にてジャック・デリダに関する連載を開始。『存在論的、郵便的―ジャック・デリダについて』(新潮社:98年)を刊行。その後、当時流行し、自身も愛好していたアニメ、PCゲームなどを取り上げ、オタクの行動様式を参照することによってポストモダンの概念を更新することを論じた『動物化するポストモダン―オタクから見た日本社会』(講談社現代新書:01年)を刊行。本作が話題を呼び、アニメ作品を現代思想を絡めて語る、というブームが起きた。

9.ネオ五条楽園…【京都は五条楽園スタジオからお送りする、20代後半社会人のヤブタとヨウイチが日々のあれこれや過去のエピソード、好きなもの(音楽やその他カルチャー系)について偏見を混じえながら雑談していく番組です◎】(※ネオ五条楽園anchorより引用)。
ヤブタくん(※本編ではやぶちゃんと発声)とシャークくんは友人関係にあり、心の砂地のアートワークもヤブタくんが作成。また、ポッドキャスト番組『ゆとりっ娘たちのたわごと』の愛好者であるということ、脚本家坂元裕二の信奉者であるということで共通している。Twitterのフォロワーが少ないとか嘆いてるけどちょっとずつ増えてるから大丈夫だと思います。


10.崔洋一…1949年生まれの映画監督。代表作として『十階のモスキート』(83年)、『月はどっちに出ている』(93年)、『血と骨』(04年)など。社会のアウトサイダー、異邦人が物語の主人公となっている作品が多い。『血と骨』ではバイク事故以後の俳優ビートたけしとしての魅力がふんだんに詰まっており、バイオレンスな描写が最高。まじで怖い。

11.ゲイトマウスカフェ…大阪府吹田市にあるカフェ。なすとひき肉のドリアがおいしい。壁が一面本で覆われており、近隣の大学に籍を置く大学生や教授の憩いの場となっていた。昨年惜しくも解散してしまったバンドPAELLASのネーミングの由来はここでのパエリアパーティに起因するとか聴いたことがあります。最近UberEatsも始めたらしいです。

https://gatemouthcafe8.owst.jp/

12.ハーレクイン…言わずと知れたロマンス小説専門の小説レーベル。ゴージャスなヒーローと健気なヒロインが出会い、一見乗り越えられないようなものすごい障壁が立ちはだかるんですが、なんだかんだあって乗り越え、永遠の愛を誓うという構成が王道ストーリーとされている。(本サイトより引用 https://pdmagazine.jp/background/harlequin/
本編ではこうした小説を原作にしている、ハーレクインコミックスについて言及しています。https://www.harlequin.co.jp/hqc#id_magazine

13.王家の紋章…秋田書店『月刊プリンセス』にて76年〜現在(!)まで連載中の細川智栄子あんど芙〜みんによる漫画作品。現代の少女が古代エジプトにタイムスリップ、そして古代の王にモテまくる、というストーリーです。

◎今回のおすすめ

・T-lad『サーモンのづけ』

画像1

レシピ
1. みりん適量を耐熱容器に入れて、電子レンジで加熱し、煮切る。
2. にんにく一片(小)を擦り下ろして入れる。
3. 麺つゆ(ストレート)、醤油、胡麻油、うま味調味料を好みの量入れ、味を調える。
4. サーモンのブロックを一口サイズに切り、上記のタレに漬ける。2時間程度でそれなりに味がつきます。1日経っても味が濃くなり美味しいです。

・シャークくん『桃山商事:モテとか愛され以外の恋愛のすべて』

※シャークくんのおすすめ、本編では『愛されとかモテ以外のすべて』と発声していますが、上記のモテとか愛され以外の恋愛のすべてが正しいです。失礼いたしました。

※T-ladさんの裏垢ブログは載せられませんでした。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

用語集、読んでいただいてありがとうございました。
どんな些細なことでもお便り、感想お待ちしております。

Mail: kokoronosuna@gmail.com
Twitter: @lno_glk @zamboni627

https://twitter.com/lno_glK
https://twitter.com/zamboni627

https://forms.gle/V41oU5WLuDaa43eC7





記事執筆、ポッドキャスト収録に関わる参考資料の購入などに充てさせていただきます。