知ってから考える西園練牙
18TRIPがリリースされてから1ヶ月強経った。
コンテンツガイドラインによると7月から区長ノベルの動画配信が可能とのことで、文字の私もこれに便乗してネタバレしまくりで西園練牙について考えようと思う。
メインストーリー、区長ノベル(西園練牙・鹿礼光)5話までなど、色々とネタバレを含みます。
未読の際はご注意ください。
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西園練牙
メインストーリー、読んだ。参りました。降参。
私が好きになった人って、そもそも“西園練牙”ではなかったんだ。
え〜〜〜？そっか。そっか…………………………。
確かに、区長ノベルの表紙とタイトルが出た時“Pauper”の単語にひっかかりはした。が、何せこの情報が出たのはリリース前日の5月22日。
その日はリリース前の高ぶりを書き連ねることでなんとか人の形を保っていため、まともな思考は不可能だった。
下記はそのリリース前日狂い文書から抜粋。
二面性はあるけど練牙は1人しかいない。
ヘタレもオレ様もどっちも本物の練牙だ。
この情緒のまま翌日配信されたストーリーを読み、放心。
盲点だった。西園練牙が2人いることもあるのか。
そして練牙とお祖母様。
あなた方のことを何にも分かってないキモオタクがゴチャゴチャ言ってしまい、本当に申し訳ございませんでした。
無礼をお許しください。頑張る姿も金の薔薇も、大変素敵です。
余談だが、リリース前に｢横浜市立の小学生が集まってアレンジされた横浜市歌を踊るやつ、区長のみんなも参加したかな☺️｣と妄言を吐いていたことを思い出した。ごめん。練牙は全然踊ってる場合じゃ無かったね。
でも「あいつがいつ戻ってきてもいいように」と全力で市歌ダンスを踊る西園練牙くんがいたら、申し訳ないけど面白すぎる。
さて、メインストーリーだけを読んで西園練牙に思いを馳せるのはまだ早い。
と言うのも、練牙の区長ノベルと礼光の区長ノベルを読むのと読まないのとでは西園練牙に対する解像度が段違いなのである。
(ここから先は区長ノベルに則りレン・キバと分けて呼ぶことにする)
メタい話になるが、礼光とキバの問題については今後メインストーリーでゆっくり開示されていくと思っていたので、礼光の区長ノベルでここまで明らかになるとは思っておらず驚いた。レン視点では知り得なかった情報がデカすぎる。
あとメタい話ついでに気になった点をあげると、HAMAに児童福祉施設は無いのだろうか。
産まれた時から家も身寄りもない子供が路上で暮らしているなんて、そんなの観光どうこうより優先すべき問題じゃない？
ただこれについて気を取られていると他の事柄も色々と気になってしまうため、今回は11年に渡る路上暮らしや、それを然るべき機関に繋げなかった区長一家、そもそもレンの親は何してくれてんの？などを“ファンタジー”で一旦飲み込んで、ストーリー内についての話をしようと思う。
輪廻
レンの預かり知らぬところで起きている出来事だが、レンキバ礼光には前世から関わりがあるという共通点がある。
キバと礼光はそれぞれお互いを殺し合っていた輪廻を思い出しているし、キバはレンに「いつもそばでくっついて生きてきた」と話しているため、かなり近い関係だったと考えられる。
キバが言うには前世のレンと2人でひとつみたいに生きてきたらしいが、礼光は前世のレンに心当たりが無さそう。影武者という出会い方が初めてというだけで、前世のレン自体は知っているのだろうか。
全く検討もついていない様子
というかキバの言う“2人でひとつみたいに生きてきた”という表現、そもそも何？はっきり前世の関係性言っちゃってくださいよ。殺し合いの動機がここに繋がってくるってワケ？
動機といえば、練牙の区長ノベルの中で気になっているキバの台詞がある。
「いつだって光に惹かれるんだな……」👈ン？え？光？それって、礼光のこと⁉️
オタクの思い込みですか？悪い癖出ちゃってる？でも偶々だとは思えなくて。これ、殺し合いの動機に関わってきませんか？助けて〜〜〜〜〜。
レン
先程まではレンを取り巻く環境についての話だったが、ここからはレン自身について考えていきたい。
まず、レンが自分自身のことについて興味が全く無さそうな点に、怖さに似た感情を覚えてしまう。
元に戻る約束を12年近く飛ばれているのにも関わらず、レンの原動力はずっと“西園練牙”で、立派な区長になるという目標もタレント活動もこれの上にある。忠犬ハチ公に並ぶ忠誠心。これを書きながら、レンの前世ってキバの飼い犬かもと思うなどした。
11歳頃に入れ替わっているので、もう“西園練牙”をしている期間はレンのほうが長くなっている。それでもキバが帰ってくるのを健気に待ち続けているし、帰ってきたら自分は路上生活に戻るつもりだなんて並大抵の精神力じゃ無い。
もしもレンが全て(キバと礼光が殺し合う輪廻にあり、西園練牙の人生はその輪廻の1つにしか過ぎないこと)を知る日がきてしまったらと思うと恐ろしい。
レンは今まで｢オレの命って練牙のためにあるのかもしれない｣と、綺麗な心を保ちながら頑張って頑張って生きてきたけれど、全てを知ってもキバの味方につくのだろうか。怖い。
レンは何も知らないまま何か上手いこと解決するルートありませんか。これ以上苦労するところ見たくないよ。
本物
西園練牙の座右の銘、「本物しかいらない」。
そもそも言ってる本人が“本物”じゃない、という特大の意味を含んでいるのに、その台詞自体は物凄く軽く扱っていることに違和感が残る。
ファンに「あれ言って〜！」と言われればお決まりのやつというノリで披露するし、おもてなしバトル内では「全員…本物にしてやる」と他人を本物にしたがる派生版も確認できるし、夜班メンバーについては｢オレが認めた本物だから！｣と本物認定もしている。
オレ様セレブタレント西園練牙になってから生み出した台詞だと思われるが、最初にこれを言った時の状況と心境って何？
「このキャラで人気出ちゃったからこれしかない」というようなことを言っていたが、そんな感じでその場しのぎ的に口からポロッと出てきた言葉がきっかけなのだろうか。
でも座右の銘として書くくらいだから本人も不本意では無さそう。本当に何のつもりなの。
また先程も触れたが、“西園練牙”をしている期間はもうレンのほうが長い。
これって既にレンが本物の西園練牙と言っても良い段階に入っているのではないか。西園練牙として過ごした12年間の時間は確かにあるわけだし。
レンからしたら違うと言いたくなるだろうけど。
この調子だと自分が本物だ！とは絶対にならない
太陽
ストーリーに何度か登場し、区長ノベルの表紙にも描かれている(多分キバが描いた)太陽。
レンはキバのことを太陽みたいと思っているが、レン自身にこそ太陽の部分があると思う。
育ちの悪さ(そもそも育てられていない時もこの言い方して良いんですか？)故に、かなり口は悪いし物事の伝え方も終わっているしありがとうも言えないけれど、キバと礼光の問題についても、叢雲添にもレンの存在は必要になる。絶対に。
また、性格が路地裏育ちとは思えぬほど光属性。
未だに言い方〜！！🫵🏻💦と思う場面はあるが、メインストーリーが進むにつれ他人を気遣おうという気概は見えるし、今日出た七夕ボイスはみんなの健康を願っていて、優しい子なことが伺える。
まともに育てられてこなかったのに、性格はここまで真っ直ぐなのは何故なのだろう。
『自分が好き勝手して周囲に嫌われたら、キバが帰ってきた時に申し訳ない』とは考えていそうだが、それを置いといても根が良い子な気がする。
ストリート界隈がめちゃくちゃ優しさに溢れていたとか？少なくとも赤ちゃんの頃のレンの面倒を見た人は必ずいるし、ビーズログ8月号のインタビューでも｢お世話になった人たち｣という表現があった。
ストリート暮らしが今のレンの優しさに繋がっていたら嬉しいな。めちゃくちゃ苦労をしてきたのだろうけど、1つでも糧になっているのならなにより。路上に子供を捨てるのは本気で有り得ない話だけど。
誕生日
31年の8月10日が誕生日とされているが、これはキバ(西園練牙)の誕生日という認識で良いのだろうか。
レンは年齢こそ自認しているものの、捨て子のため誕生日が分かるとは思えないし、練牙として生活するならキバの誕生日を名乗っていそう。
可不可の誕生日にサプライズ(サプライズと言うと礼光の誕生日会と重なり心苦しい)を仕掛けたと言っていたが、自分の誕生日も分からない状態で、社長に喜んでもらおうとサプライズを仕掛けるレンは本当に良い子。
来たる8月10日の誕生日がもう既に怖い。意外とあっさり祝われて終わってしまうのかな。
気が付けば前回の倍近くの量を書いてしまった。
ツラツラと纏まらない文章を垂れ流している自覚はある。ここまでお付き合い頂いた方、本当にすみません。ありがとうございます。
最後に今後見たい描写を大発表して終わり！
①「本物しかいらない」の胸中
②11歳時点では“練牙”呼びしていたレンが、キバ呼びに移行したところ
③レンの親と、西園家の母親
④セーラー服衣装
ラストはただの癖。似合うと思うんだよな。
全てが開示され、前世のしがらみもどうにか丸く収まり、何か全てが上手いこといって皆で幸せダブルピースしゅうまいモフモフでうれしいね🐾になる事を祈っております！！！！！
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