「恋する人類」はじめに

恋愛やセックスって不思議なものだ。人類ではない、他の生き物はしない...もっとも生殖のための性交があっても、人間みたいに、そこに必要以上の快楽を求めたり、愛を求めたり、テクニックを求めたりしない。どうして私たちだけ恋をするんだろう、ほんとうに不思議。

だからこそ、恋や性に悩むひとが多いんだなって気づいて、ちょっとはっとした。私は好きになったひととは大抵お付き合いできたし(福山雅治は除く!)、楽しいし、そりゃ、恋愛らしい切なさや、悲しさ、嫉妬なんかも経験したけれど、恋人やセックスフレンドと別れるときはいつも自分からだった。振られたことが、ない。

そんな私が力説したいのは、こうしたらモテる、恋愛がうまくいく、気持ちいいセックスができる、それぞれマニュアルがあるけれど、絶対的なお手本なんて存在しない。「好きな食べ物は何?」と100人に聞けば、色々な答えが返ってくるのと同じで、テキストは正解を教えてくれない。

それでも私がここでノートを書いているのは、悩んでいる誰かの参考になれば嬉しいから。でも覚えていてほしいのは、長い進化の歴史のなかで、男と女には生物として、つくられた特性があるということ。歴史や脳科学を参考にすれば、相手を理解するのが、ずっと楽にできること。

それから一番大切なのは、あなたの目の前にいる(のかな)パートナーとコミュニケーションをとること。だから私のnoteは、テキトーに読んでください。