じゃんたま三麻頂上決戦10番勝負牌譜検討②

こんばんは。いもーけんです。
前回の検討の続きです。(引き続き敬称略)
1回戦終了時のスコアがこちら。
🐷+1.0
🍠0.0
🐯-1.0

・2回戦

雀魂牌譜: https://game.mahjongsoul.com/?paipu=230513-ad3df2af-7b5d-4096-a442-d5ebafc95ed1_a469468806

・東1.0

みな豚1巡目の判断

みな豚の打5p。愚形多めの4トイツ役牌なし。こういう手は進行が難しいですよね。リャンカンの片割れではあるものの、チートイ、チャンタ、ホンイツを見たバランスの良い選択にみえます。

みな豚先制リーチ後、いもーけんシャンテン

みな豚先制リーチを受けていもーけん打2s。一応安パイは2枚ありますが、先は長く、捨て牌も怪しいため、2sくらいは押しました。1sリーチで嫌な感じはありますけど、比較的良形のシャンテンで、行き詰って筋で振るくらいなら前にでましょうといった感じです。

その後みな豚がツモ。(1000-2000)

・東2.0

みな豚中ポンからのドラ打ち

このポンは自分はしないですね。微差も微差ですが、一応トップ目の親の時に遠い1500点の仕掛けはしないようにしてます。理由はいくつかありますが、最近試しているトップ目疑似親権パス作戦です。これについては後日noteに記事を書く予定なので、詳細は省略しますが、完全順位制、または順位Ptの割合が大きい段位戦では有効なのでは?という気がしています。

間に合わなかったみな豚

・・・これはどうなんでしょう。受け入れ枚数的にはもちろん5sなんですが、トイトイが消えた時の打点差が大きすぎるので、7sか3s落としのほうがいいような気がします。というか冷静に考えても5800や7700を狙える黒5sで良さそうです。

・東3.0

みな豚の中ポンふたたび

これは鳴きます。打点的には親の時より期待値低そうですが(一応ホンイツはあるがちょっと遠い)、聴牌連荘の場合、子が攻めないと親番が終わらないのですが、子が2人しかいない3麻では、4麻と比べて1人の責任が重いです。なので、トップ目もある程度積極的にアガっての局消化を狙っていくべきだと思います。

無理に染めないみな豚

実際にみな豚もスピードを犠牲にせずにさくっとドラを放しています。段位戦の話になりますが、金の間玉の間あたりでよく見る無理染めは、王座の猛者たちの進行に対しては間に合わないケースも多く、こういった軽い手で局を消化しつつ、相手の手を潰していくことは大切です。特にトップ目または2着目の子の時はスピードが重要だと考えています。

その後みな豚がとらふくから和了。(2000)

・南1.0

いもーけんの先制愚形リーチ

こういう手は特に手変わりは見ずにサクッと曲げます。萬子や字牌の絡んだ早いシャンポンは好形みたいなもんで強いです。
その後いもーけん白ツモ。(4000オール)

・南1.1

9種9牌で流れ。平たい場の9種は基本流していいと思います。

・南1.2

みな豚国士3シャンテンからダブ南ポン

このポンはさすがに遠すぎる気がしますが・・・ブラフなんですかね?

とらふくはオタ風からのポン

これもちょっと遠い仕掛け。自分ならチートイ本線の受け気味で、オタ風からは鳴かなそうです。国士がいる場合は字牌をスルーすると2枚目が鳴けないのでアリだと思うのですが、今回はみな豚が南をポンしてますね。王座のオタ風や萬子からの仕掛けは、非常に取り扱いが難しく、色んな魂天の人の仕掛ける仕掛けないを見て勉強するといいんじゃないかと思います。そういう意味では、今回の頂上決戦10番勝負のような牌譜は結構良い教材になりそうですね。

いもーけんの12000ダマ

これはダマにしました。理由は、この局のみな豚のような変則捨て牌の人は字牌や萬子を多めに抱えてることが多く、親リーチに対してはオリやすいからです。こういった中張牌待ちの手はダマにしないと和了率がグンと下がります。

とらふくビタ止め

さすがですね。3-6sは押していくが、赤5sは甘えず。

親権パス

さすがにドラ押してまで聴牌とるメリットはなさそうだったのでオリ。トップ目で局を回していきます。

南2.3

とらふくまたもオタ風からのポン

これは自分もポンしそうです。ダンラスとかでやると絞られて終了というパターンも多いのですが、ここまで僅差だとあまり極端な絞りは発生しないです。安手をあがるより、満貫以上に仕上げて1度の和了で優位を作ったほうがいいと思います。

みな豚4枚抜きだけどさすがにリーチ

4枚抜かれてますが捨て牌的にこちらの先制感も強く、打点もあり、1-4p5枚ブロック+3-6s4枚ブロックの文句なしリーチ。

その後みな豚がいもーけんに放銃。(6400)

・南3.0

とらふくの染め意識

これは自分は南打ちそうです。とらふくは結構染め手意識が高めですね。参考になります。リーチ派の自分ならこういう状況は早くリーチと言いたいので、リーチ東+αで十分かなと思います。

いもーけん気合のカン6sリーチ

これはしない人も多そうですね。全く場況はよくない待ちなので、トップラスでポイントが減る段位戦ならダマ安定だと思いますが、魂天配分ならリーチといったバランスです。とらふくがオリてくれる可能性もあるのと、最悪放銃しても一撃でラスまで落ちるパターンは少ないです。(倍満以上が必要)

回しながら追いつくとらふく

その後とらふくも聴牌を入れますが、おそらく自分がリーチしてなかったら369s待ちになってそうです。先制愚形リーチの良さがでてますね。(その場合はメンホンツモられてました。)

いもーけん、汁のでる和了

さらにみな豚に追っかけられますが、ラス6sで和了。この状況のいいところは、こちらは放銃してもそんなに悪いことにならない保険付きのトップ抽選を受けてるということですね。三王の醍醐味はこのオーラスの押引きにあるんじゃないかと思います。地味な運だけにも見えますが、悪くない判断だったんじゃないでしょうか。

2戦目終了
🍠+1.0
🐷0.0
🐯-1.0

~③につづく~

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