2023年に遊んだゲームを振り返ってみた
みなさま年の瀬いかがお過ごしでしょうか。
毎年のお馴染みのゲーム振り返り記事になります。
初めて遊んだゲームであって今年発売とかは限定してないよ!
去年のはコレ↓
一昨年はコレ↓
もっと前がコレ!↓
7 Days To End With You
いっせいトライアルがきっかけの作品。
記憶も名前も失ったあなたは未知の言語を語る彼女と共に7日間を過ごす…というワクワクする出だしのストーリー。
この単語ってあの会話と同じじゃね?
〇〇がこの単語ならこっちは××?
文脈や表情から推理するとこういう意味かな?
…というふうに試行錯誤して当てはめるのがとても楽しいゲームでした。
言葉の意味はプレイヤー次第、ということで彼女のセリフも自由に解釈できます。(一部の単語は作中で意味を教えてもらえますが)
そのためプレイヤーの受け取り方で同じ場面でも全く異なる感想を抱けるものになっています。
どっちかといえば心理テスト?シミュレーター?そんな雰囲気の異色な一作です。
当たらんやろガハハ!wと本棚のパスワードにあれを入力したら的中してビビり散らかしたのは内緒です。
ManEater
\サメだー!/
人食いサメとなって魚を食え!人を襲え!最強になれ!
という実に分かりやすいゲーム。
「人……食いてえ~~~ッッッ!」という欲求を抱えたあなたにおすすめです。
水中を泳ぎ回るだけでも非常に楽しいです。湿度の高そうな水没林、陽気な観光客でごった返す湾岸地帯、高層ビルが立ち並ぶ都市部の河川、などバリエーション豊かな水場がプレイヤーを待ち受けます。
何も考えず無心に泳ぎ回る、というのも他ゲームでは味わえない感覚です。
一方で自然界を生きるだけあって子サメ時代の序盤は苦労の連続。THE・弱肉強食。
ワニに追いかけ回され、でけぇ魚にどつき回され、湾岸警備隊にシバかれ……
七難八苦を乗り越えた先に待つ鮮血のサメライフ!パリピ男女無惨!画面一面の大海の支配者になった達成感はえもしれぬものです。
サメなだけあって進化もできる!甲殻サメに吸血サメにエレクトロサメ!
パラダイスなサメライフをぜひあなたに───
※調子に乗るとシャチさんにボコボコにされます。
Dicey Dungeons
サイコロとカードを用いたローグライトなインディー作品。
とにかくBGMがオシャレであり、軽快かつムーディに奏でられるプレイ体験は別格。
個人的最推しBGMが『Swing Me Another 6』!
テンポよく切り替わるメロディとリズミカルなベース音が非常に心地良い一曲です。
コレを聴きながらカードとサイコロを見比べてゆっくり思案に耽る…最高の贅沢です。
ミュージックだけ先に聞いてからゲームを手に取る、というあまり類のない動線でした。
ゲーム自体も劣らず戦略性に富んだものでした。
サイコロの出目を操作したり、出目によらず一定のリターンを確保したり、出目次第でワンキル可能なコンボデッキを作成したり…と試行錯誤が非常に面白かったです。
日本語訳も非常に精度が高く、小粋なジョークを楽しみながら進められました。
Shapez.io
指定された製品をひたすら効率よく生産するシミュレーターゲーム。
淡々とラインを作り、時間ごとの生産性を図り、新しい生産設備を導入し、どう組み換えれば効率よく製造できるかひたすら突き詰めていく………
さながらライン工めいた作業ゲー(工場ゲー?)。しかしそのシンプルさが非常にクセになります。
興味ない人は5分とたたず飽きますでしょうし、ハマる人はあっという間に一日が溶ける、そんなゲームです。
ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム
今年のゲームといえば外せないこの一本。
発売日は0時からそのまま4時近くまで熱中していました。
前作はDLC含めてクリア済ですが、全く衰えない感動と新鮮さ!
前やったアレだ!となる場面から前作になかったぞこんなのーっ!?と驚くシーン、或いはただただ圧倒されるばかりの新要素……どこを切り取っても初体験の連続でした。
ウルトラハンドによる何でもアリな謎解きも最高です。
前作から謎解きの自由性の高さが光っていましたが、今作はそこがさらに磨かれていました。
動線に従ってギミックに正面から挑むのも!アクションを駆使して突破するのも!クラフトした謎建造物でゴリ押ししても!目標さえクリアすればOKという寛容さが非常に好奇心と探究心を掻きたててくれました。
本編のボリューミーさもさることながら、各種SNSでこれ凄い!こんなの良いんじゃない?と次々にアイデアが出て切磋琢磨しあう雰囲気もとても良かったです。
(個人的には料理鍋をサスペンションにするのが一番の衝撃でした。どうやったら思いつくんや)
ティアキンという実験場でプレイヤーが思い思いに試行錯誤できる最高の遊びの場でした。
第15回 WOLF RPGエディターコンテスト
毎年お馴染みのフリゲ界隈きってのお祭りイベント!
今年も様々な作品が投稿されており、私も以下の4つをプレイして投票しました。
零落と紺碧の海神
とある田舎の港村で始まる、青年の別れの物語。
色々語るとネタバレになっちゃうんですが、とにかくストーリー重視の作品とだけ言っておきます。好きです。
ウラミコドク
異空間に集められた巫女さんたちのRPG&デスゲーム!
ダンロンリスペクトのシビアな推理ものと作者さんの溢れる巫女さん愛が詰まった良作です。
恐怖・流血演出をカットできる機能もゲーム内で用意されているため御安心です。(オリジナルもさほど怖くないです)
RPGは作中で攻略のヒントが多々用意され、推理パートも詰まったらパスして進められる救済システムもあるため最後までプレイしやすい難易度となっています。
一画面で成し遂げる地獄再興
鬼よ働け!地獄を亡者の恐怖で埋め尽くすのだ!
古き良きクリッカー作品。ポイントを稼ぎ続ける淡白さが地獄という虚無的な世界観とマッチしていて独特の味わいがありました。
正だの溝だのまるで聞いたことのない数字単位がぽんぽん飛び出してくるのはなかなか爽快です。
閻魔ちゃん可愛い。
文無し行商人の遺跡探索
お宝求めていざダンジョン!
グラフィックからUIに至るまで事細かく作者さんの手書きグラフィックが光る手の籠った一作です。凝ったルールも慣れれば繰り返し遊びたくなるスパイスに早変わりする難易度も巧妙。
失敗した!もう一回!とついチャレンジしたくなります。
これ以外にも素晴らしい作品が多数投稿されています。
良ければ下記リンクからどうぞ!
パズル探偵スカウト 失われたデータの陰謀
コレまた海外インディーゲーム。ちょっと珍しいピクロス×推理のアドベンチャー作品です。
初耳タイトルでしたが、BGM担当にあの杉森雅和さん(逆転裁判シリーズ、ゴーストトリック等)が携わっていると聞いてプレイしました。
推理やパズルの邪魔をしない、程よく軽快でリズミカルな音楽がとても心地よいものでした。
ところどころ「○○で聴いたことあるフレーズ~~~!」とアハ体験を得られるのも面白いところです。
90年代アメリカという近いようで遠い時代を舞台に繰り広げられる、1人と1機のバディ探偵モノ。
ピクロスも推理も程よい難易度で遊びやすい作品でした。
何より中盤で訪れるあるイベントは最高のカタルシスを味わえます。主人公にとっても苦い思い出であり、プレイヤーからもヘイトを集めまくるであろう相手を完膚なきまでに叩きのめして乗り越えるシーンは必見でした。
この爽快感は逆裁シリーズのソレに劣るとも優らないものです。
ポケモンカードGB
VC配信をきっかけに手に取った一本。
本家のカードは未プレイでしたが最近TCG遊んでないしやってみるか…という気持ちでした。
ドハマりしました
久しぶりにカードゲームすると楽しいね……!
攻めれば攻めるほど有利になる、という異色のルールに驚きつつ、どっぷり遊んで見事EDまでたどり着きました。
雨ごいカメックス最強!ゲンガー最強!でもバリヤード勘弁してください!
本作がきっかけでリアルのポケモンカードにも少し興味が出ています。といっても好きなポケモンのカードがあったら欲しいな〜程度ですが。
ゲームのお陰で視野が広がると嬉しくなりますね。
シイの墓守 -The Good People-
そんな素敵な出だしから始まるフリーゲーム。
レトロなドットで描かれる世界は、閉塞的な村社会で描かれるどうしようもない死への予期。
「生贄?村から逃げればええやろガハハ!」という考えを真っ向から捻り潰してくれる難易度然り、シビアな死生観で満ちた世界はビリビリ来ます。
死亡しても再トライは容易なため、繰り返しのプレイも苦にならない設計になっています。
微ネタバレですが全編通して古代ケルト風なホラーみある雰囲気で描かれており、他のフリーゲームではあまり見ない言い回しや世界観がとても心に残りました。
ホラーといってもジャンプスケアや脅かし系は一切なく、遊び終わって心にじっとり残る系の感情を残してくれます。
Tower of HANOI
新世代のアンドロイド『HANOI』(ハノイ)が発達した未来の世界。一方で人権を持たないハノイへの著しい差別により彼らのメンタルケアが社会問題になっていた。
監察官である主人公は10人のハノイ達を連れてバーチャル世界『TOWER』のテストプレイに挑むが……というSFとヒューマン(機械だけど)ドラマ重点なフリーゲーム。
特筆すべきはグラフィックの凝り用!
ゲーム紹介ページのスクリーンショットに惹かれて即座にDLしました。
バーチャルなだけあって幻想的、あるいは怪奇的な風景広がる世界は一度見たら忘れられません。
ハノイ達の境遇も重苦しいものであり、性差別・虐待・犯罪・社内闘争……といった不穏なワードが見え隠れします。
楽しいゲームがしたい!という人にはおススメできませんが、きめ細やかにつづられるハノイたちの苦悩と叫び、そしてハノイ達を救おうと奔走する主人公の姿は必見です。
またPTを組んだハノイ達同士の会話イベントがあったり、メインストーリーではハノイ10人分の会話差分があったりとキャラ描写が非常にこだわっている作品です。
お気に入りの子を連れまわすのも良し、色んなキャラと親交を深めるも良しのキャラ沼な作品でもあります。
※恐怖・流血演出も時々あるので注意です。
怖いのが苦手な人は明るいBGMを用意してプレイしましょう。
ファイアーエムブレム 封印の剣/烈火の剣
こちらもVC配信がきっかけで手に取った一作。
正直FEシリーズは関心が薄く、唯一遊んだ紋章の謎も途中で投げていました。
本作もまぁ…と思ってたのですが、配信発表のPVにあるシームレスに切り替わる戦闘アニメーションにショックを受けました。
こんなに動くんや…ヌルヌルやん……とビックリしつつもっと味わいたかったのでプレイ。
0:40~の戦闘シーンで衝撃
・封印の剣
丁寧なチュートリアル付き、序盤から強いユニット多めと初心者でもサクサク進められました。チュートリアルでロイ君ぶっ殺されたけどね!
お目当ての戦闘アニメもばっちり堪能しました。
流石に後半はテンポ重視でカットしましたが、ユニットごとに個性的なアニメがあり、必殺発生時の専用モーションまであるのが最高でした。
この一撃で決まった!と思わず胸がすく良演出でした。
スマブラのロイの切り札もこれが元ネタだったんですね~。
あーいけません いけませんよディークさん最高すぎます
滑らかなアニメーションはさることながら、一番面白かったのが支援会話。
友情、親愛、愛情、反骨……様々な感情行き交う仲間たちの個性的な会話を楽しめるため、キャラへの思い入れが非常に深まりました。
今までのFEにそこまで親しみがわかなかったのも、メインキャラ以外の活躍がストーリーで皆無だったのも大きいかもしれません。
主人公以外も戦っている、仲間たちと協力していることを実感できる会話イベントは非常に良かったです。
・烈火の剣
封印の剣をクリアして満足したのもつかの間続編にもチャレンジ。
ストーリーは勿論言うことなしの面白さでしたが、前作からのパワーアップっぷりにビックリ!
1枚絵スチルの追加、主人公=プレイヤーキャラとしての登場、占いや支援会話の調整などなど様々な要素が改良されていました。
コレが1年で出たんですね…昔のゲーム開発環境凄い。
籠城戦、海上戦、要人の救助、防衛戦など今までにないシチュエーションのバトルが多かったのも印象的でした。
玉座のボスを倒せ!だけじゃ飽きちゃいますもんね。
あとはEDの会話が……これから封印の剣に続くんだ~!ってプレイヤーに実感させてくれるのが一番のファンサービスでした。
本当にこの2作が連続して出たのが信じられないです。
超探偵事件簿 レインコード
あのダンロンチーム再集結の一作!
期待と不安が五分五分でしたが、やはり好奇心が優ったのでしっかりプレイしました。
どんな奇抜なミステリーが…と身構えていましたがお出しされたのは初心者でも遊びやすい真っ当な推理ゲーム。
謎迷宮や謎怪人、死に神ちゃんと言ったら奇抜なキーワードは多々登場しますがその本質はシンプル。
事件解決に役立つ証拠を集める
事件を整理して疑問や謎を明示化する
その謎を証拠や推理を元に一つずつ解く
全ての謎を解いた先に真犯人が…!
といった具合にゲーム内で推理の道筋を示してくれるため、事件の全貌が掴めずとも目の前の謎を解けばなんとかなる難易度になっています。
ゲームオーバーのペナルティも無く、直前からやり直せるので総当たりも(一応)可能。推理ゲー初心者の方にも気軽に遊んでいただきたい作品です。
それ以外で一番印象的だったのがサイバーパンク全開な湿っぽい世界観。
暗黒メガコーポが君臨する企業城下町、薄暗いネオンサインが怪しげな路地裏を照らし出す……
ネオサイタマやナイトシティさながらの世界を探偵モノというジャンルで歩き回れるのが非常に新鮮でした。
ポケモンスリープ
配信されるまでは存在も忘れているほど、元々関心の薄い作品でした。
タイムラインが騒がしくなって気づいて、そんなゲームあったんだ!?というレベルです。
ゲームの面白さ…と言っていいかは微妙ですがコツコツリソースを溜めて育成する系のゲームを久しぶりに遊んだので楽しんでいます。
電気で育つ盆栽ならぬ睡眠で育つ盆栽ですね。
個性豊かなポケモンの寝相が見られるのも新鮮。
犬そのものなガーディやデルビル、猫めいた香箱すわりを披露してくれるアブソル、天地逆さまで寝てしまうコイルなどなど本編では絶対に見られない姿を多大に見られるのがとても面白いです。
あとポケモンあるあるですが活躍してくれたポケモンを好きになってしまう現象もばっちり起きていました。
私は初期に捕まえたタマザラシ(現在はトドゼルガ進化済!)が初のお手伝いボーナス持ちだったため長きにわたって活躍しました。
何気なく捕まえたポケモンが大事な相棒になるって…良いよね…!
天穂のサクナヒメ
これまたいっせいトライアルにて手を取った一作です。
タイトル画面で「地元で死ぬほど聴いたカエルとハトの声〜〜〜〜〜!!!」となるのはズルいです。
実家に田んぼがあり稲作を手伝ったことがありました。
そのためコメ作りにもそれなりに馴染みがあり、実際にプレイして「田植えでやったやつ!」「夏頃にやってたやつ!」という感想がたくさん出てきて超楽しかったです。
あの時やっていた工程はこんな意味があったんだな……と勉強にもなりました。農業って難しいですね。
ストーリーも思った以上に引き込まれました。
ぐうたらわがまま三昧な神様の主人公サクナが、コメ作りやら鬼との戦いやら人間との交流やらを通じて使命に目覚め、立派な神として成長していく過程は見ごたえ満点でした。
演じる大空直美さんの駄々こね、ギャン泣き、奇声、絶叫の演技も最高に光っていました。声優さんすごいね……
アクションもコメ作りもストーリーも非常に面白く、ボリュームもたっぷりだったので到底1週間では遊びきれません。
しっかり購入してエンディングまでたどり着きました。
こういうストーリー物を体験版でやっちゃうと先が気になるよね……上手い商売です。
来年はやはり『ペーパーマリオRPG』リマスター版が一番楽しみです。何かしらの追加要素もあれば最高にうれしいのですが果たして。
マリオストーリーもVC配信されて本シリーズを遊べる環境が整ってきているのが素晴らしいですね!
14年ぶりのシリーズ新作である『不思議のダンジョン 風来のシレン6 とぐろ島探検録』も購入候補です。
シレン2が好きな私としてはアスカが出るとあれば買わざるを得ないです…!
4、5を遊んでないため今のシレンがどうなっているのかは多少不安もありますが、待望のシレン新作というだけでも気分が上がります。
夏に発売予定の『ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー』も楽しみです。
今までの拡張パッケージにはない爽やかな海のイメージ!どんなストーリーが待っているのか今から期待が高まります。
ペルペル族の登場も予告されており、もしかしたらFF10オマージュが多くなるのかも?好きなFF作品なのでもし実現すれば嬉しいです。
発売は2025年ですが『グランド・セフト・オートVI』にも注目です。
Vのオンライン版ををしゃぶってしゃぶってしゃぶりつくして続編はもう出ないんじゃないかと言われてただけに、シリーズ新作の情報は非常に気になります。というか出ると思ってませんでした。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
それでは良いお年を!
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