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plentyとわたし


世界では変なこわいウイルスが流行っていて、いろんな問題があって。
人がなんとなくピリピリしていて落ちつかないな、と思います。
仕方がないよね。怖いもん。
気を抜くと暗い方に引きずり込まれちゃう感じ、いやだな。

もうどうしようもないな、と思った時も
人生で一番だめだめだった時も
わたしはずっと音楽を聴いていた。
音楽にも音楽がきっかけで出会った人たちにもずいぶん救われてきた。

だからこの日この時期に、わたしの一番大切なバンドについて改めて振り返ってみようと思い書き始めました。あの日の音を聴きながら。

せんたーさんとしずくちゃんから繋ぎます。

せんたーさん(https://www.centerofongaku.com/entry/2020/04/13/211103 )

しずくちゃん(https://note.com/s_z_k_p/n/n90aaf62b5225)


思いつくこと全部かきたくて、時系列でも書きたかったので他で書いたことも出てきますが。
総集編、みたいな感じ。勝手にね。
おととい思い立ち、どうしても今日中にあげたかったので時間と思い出と集中力との戦いになってしまった。長文で乱文、読みにくいところも多いと思う。

日にちへの思い入れは強いほうなんです、たぶん。


私の大切な『plenty』というバンドとその周辺の話です。

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plentyを知ったのは知り合いの弾き語りだった。
YouTubeでもなく、人からのおすすめでもなく。
そのときは遠くに住んでいた知り合いがツイキャスでたまたま弾き語っていたのが
「空が笑ってる」だった。
出会いからして特別で特殊。
回り道のような感じで知ったんです。
きっと見ていないと思うけど、ありがとうゆうしくん。

最初は空が笑ってるだけをずっと聴いていた。
だけどある時に「あ、このバンドの曲全部聴きたい」と急に思い立ち、夜中にわざわざ自転車に乗ってCDを借りに行った。
一日で全部聴いた、くりかえし聴いた。
ライブも行ったことがないのにグッズや過去の雑誌を買った。もちろんCDも。
過去のラジオを遡ったりライブ映像をみたり。
あの衝撃と衝動はなんだったんでしょうか。
高3の6月よ、もうすぐ6年前になることに震えている。
時のはやさが怖いな。

そのとき大阪のライブしか発表されていなくて本気で遠征を考えた(ライブハウスに行ったこともないのに。)
だから一太さん加入とともに発表された30分一本勝負がたまらなく嬉しかった。

20140805 わたしが初めてライブハウスに行った日。
目の前にplentyがいて本当に圧倒されてしまったな、今思い出しても贅沢すぎる30分だった。

0827 最初で最後の鹿島LOOP
plentyの地元のライブハウスに行くことができた日。人の温かさを感じた日。

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plentyに関しての運、強かったと思うんだわたし。笑


ライブ行くたび今はないSNSに感想書いてたなあとか、受験生で冬ツアーの渋谷公会堂行けなかったなとか、今でも思い出すよ。

受験終わった春休み、「不自由さが足りない」の言葉に感化されて青春18きっぷで高松と広島にいった、片道15時間。もう一度やりたいとは思わないけど楽しかったな。笑

plentyがいたからいろんなところに行けて、新しい考え方を知り、

自分にしっくりくる感覚がわかり同じ感覚を持つ人と出会えた、気がしています。

これからもずっと続いていくでしょう、と思っている関係のきっかけの半分以上がplentyな気がする。

かけがえのないものを貰ってしまった感がすごいな。

はじめてライブハウスにいったバンド、はじめてサインを貰った人。


そしてはじめての、自分のすきなバンドの解散。



【2017.04.13 17:00 plentyの解散発表。】

わたしその時美容院にいてさ、公式から通知が来たの鮮明に覚えている。
『大切なお知らせ』受け入れたくなさ過ぎて、というかそれ以前に訳が分からずそっとスマホを伏せた。笑 
たぶん美容師さんとも普通に笑って会話をし、外に出た瞬間もういちど確認した。
plentyがきっかけで出会った人や、わたしがplentyを好きなことを知っている人たちからたくさん連絡きてて、ああ本当なんだってそこで理解した気がした。
わたしだけ違う世界に行ってたわけじゃなかったんですねって。笑

「大丈夫?」のLINEたちに「全然大丈夫じゃない意味がわからない」と真顔で返してた、こわいね。笑
名前を知っているバンドの解散発表が相次いでいても、plentyは大丈夫でしょうという謎の自信があった。確かにlifeツアーのとき少し張りつめていたように感じたり、CDJ以来ライブも告知もなにもなくてどうしたんだろうかと思ったりもした。
でもlifeのリリース時のインタビューの「次もアルバムをだします」という言葉を信じていた。
他のことも忙しくて少しだけ音楽から離れていた気がする2016、失うとわかってから大切さに気付いてしまう自分に嫌気がさしたな。

それからの日々、結構濃すぎていっぱい覚えてる。

解散発表の次の日、起きて夢じゃなかったと絶望したこと
ツアー会議、ガレット
蒼き日々の橋、鹿嶋巡り
インタビューを読んで最初よくわからなかったこと
次第にみんなの想いがわかってきたこと
誰が悪いとかそういうことじゃないってこと(何様だわたしは、笑)
いなくなるのにさらに好きになってしまう苦しさ
友達に思い入れって何?ときかれたこと
ツアー前日になほちゃんと会ったこと
終わりの始まりが怖すぎて眠れなかったこと
hide and seekが流れて3人が入場してきたとき
拝啓。皆さまを歌いだす瞬間
「こわかった」、「あたたかくてよかった」と江沼さんがいったこと
一太さんの爆撃機
鈍行で行ったらおしりが痛くなった宇都宮
さなみさんからもらった素敵なリング
仙台のスタバでかいた手紙
お決まりの牛タン屋さん、せつなさんがくれたplentyポーチ
はじめて誕生日にライブをみた日
江沼さんが泣いてたこと
わたしもおかしいくらいに涙が止まらなかったこと
新潟の日はすごく風が強かったこと
ガラガラの帰りの新幹線
はじめて使ったおっきいキャリー
夜中の新宿駅で塗りなおしたネイル
5泊6日のバスの旅
金沢でたべた5時にしまる店のうどん、タピオカ、サンダル焼け、変なオブジェ
ライブ感ないねっていってたこと
ライブ終わりは感情を消耗しすぎて死んだように寝てたこと
「ラストツアー」の文字をみたおばあちゃんたちが「なんでラストなのかねぇ」っていって通り過ぎていきグサグサきたこと笑
なんばハッチの2階席、一番後ろで立たずにはいられなかったこと
ライブ後の味穂
近鉄特急で隣だった人がたまたまplentyを知っていて楽しんでねといってくれたこと
隣の会場の人たちの入り待ちが斬新すぎて気が緩んだこと
ラストツアーファイナル名古屋ELLの多幸感
節目はやっぱり雨だなって思ってたら終わったら止んでいたこと
バスタオル持ってるの見つけてタクシーから手を振ってくれたこと
打ち上げ、ボンボン
東京に帰ってきた7/4、空が笑ってるをリピートしながら大学に行ったこと
テント探し、風車
池袋のドンキ、花火探し、買い出し、二子玉
ロッキンのメロン、ドーナツで乾杯、にっちのTシャツ
水戸のホテル、鹿嶋、LOOP、
プれンティの大きすぎるパフェ、
アトラクションみたいな電車、鹿島神宮への道、煙突、風車
動画づくり(写真送ってくれた方たちありがとう)
ラブシャの後の終電ダッシュ
plenty花火、plenTディズニー笑
ラストライブの日は寒くてやっぱり雨だったこと
空が泣いてる、と思ったこと
風の吹く町のときに本当に風が吹いたこと
最後の素敵なアナウンスはスタッフさんたちが考え直前に差し替えたものだったこと
ライブが終わりびしょびしょになりながら立ち尽くしていたこと

ねぇ、思い出が多すぎるでしょう?書ききれないよ。
意味がわからない人、ごめんなさい。
すごく個人的な思い出も含め羅列してしまった、忘れられない2017  夏。

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正直ラストライブよりもツアーの方が鮮明に覚えている。
恵比寿のときとファイナルの名古屋、セトリが大きく変わったわけではないのに全然違ったんだよ。空気、雰囲気、なんと表現したらいいのかぴったりな言葉が見つからないけど、確かにツアーを通して変わっていっていた。

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恵比寿、宇都宮、仙台、新潟、金沢、大阪、名古屋。
ロッキン、ラブシャ、野音ラストライブ。
日付も全部言える。重いですね。笑

季節と共に思い出す、年を数えるときに基準にしてしまう、とか。

これが思い入れというものです、私なりの答え。

【plentyが解散し呆然としている2017年の自分へ。】

2018年が来ることすら想像できていなかった自分へ。
2020年は、江沼さんがソロで活動しています。「うるせえんだよ」という曲を歌っていたり、「チルアウト」なんて言葉を使っています。
一太さんはドイツで音楽をしています。にっちは他の仕事をしているみたいです。

相変わらずわたしは音楽が大好きでいます。

2018年9月、初めてソロのライブをみたときは変化についていけずplentyの影を探してしまったりもした。3,4日くらいずーっと考えて考えて知恵熱出そうになったりした、やばいひとでしょ。笑
結論:江沼さんの音楽は素晴らしいから変化も進化も感じたい。となったからいい。
plentyのときと曲調や音の感じも変わったけれど、ふとした言葉選びや歌の良さは変わらないな、と思っている。絶対的な信頼をしている。
そしてplentyがきっかけで出会った人たちとは相変わらず会えている。し、なかなか会えなくても大切におもっている。

わたしは社会人になって色々いろいろ経験し、改めて音楽の力は偉大だと感じている。
2017年、これから先自分にとってこんなに大好きで大切なバンドも尊敬できるアーティストも出てこないと思っていました。
でも今、わたしには大切なバンドやアーティストがいます。
江沼さんはもう言わずもがなですが。
ずっとずっと聴き続けたい音楽があります。もとを辿ればきっかけはplentyかもしれない。感謝しかないなやっぱり。

plentyは間違いなく私の青春で、かけがえがなくて、もはや人生の一部です。そういう意味ではやっぱり代わりはきかない一番だ。

plentyなしには語れない、出会っていなかったらきっと私という人間が違った。大袈裟だ、と思うかもしれないけれど人生違ったと思ってます。

音楽は残る。それはとても素晴らしいことです。

でもね、開演待ちの緊張感やライブのSEが鳴って入場してくる瞬間の高まり、音を鳴らす姿・表情、ちょっと歌詞や音程を変えて歌うところ。

もう見れないんだよ。そう思うとどうしようもない気持ちになってしまうよ、今でも。

ライブがあるのは当たり前じゃない。ぜんぶぜんぶ、当たり前ではない。

だからこそ、行けるときに行こう、会えるときに会おうと強く強く思うようになりました、音楽に関してだけじゃなく。

そんな考え方ができるのもきっと全部plentyの音楽に触れたからであり、江沼さんの考えを知ったから。 

だからどうしても一番なんだ。


10代の頃に夢中になった音楽は一生聴き続けるんだってね、その通りだと思います。
17のときに惹きこまれたplenty。わたしは一生大好きでしょう。

plentyのおかげで音楽の素晴らしさを知った、出会っていなかったらたぶん今こんなに音楽好きじゃないと思う。そう思うと少し怖くなってしまうくらい。
考え方も周りの人も好き、こんなに全部ぜんぶしっくりきて大好きなものってなかなか出会えないと思う。

江沼さんの音楽に対する想い、思考、純度の高さ、ストイックさ。
心からすごいと思った人。音楽家とは、アーティストとはこういう人かと思った。


plentyをきっと一番大事に想っていたんじゃないかと思う新田さん。
plentyと江沼さんへの計り知れない愛を感じた。フォトブックを読んで涙が出た。「plenty」の屋号を背負っていたのはきっと新田さんだね。


やりたいことに一直線な一太さん。
わたしは3人のplentyしか知らないけれど、ずっと二人体制だったplentyに加入するということは本当にすごいことだなとあとから思った。一太さんが入ったころからライブが明るくなったんだときいた。

これも他で書いたことがあるけど、わたしは『尊敬』という言葉はなかなか使いません。
自分の中で決めている。特別な言葉だと思っているので。
私はplentyというバンドを、3人を尊敬しています。

出会えてよかった心から。

そして、わたしには20代になってから知った音楽の中にも、一生聴き続けたい音楽がある。もう二度とないと思っていたのにな、本気で。
そんな音楽たちに出会えた私は本当にほんとうに幸せ者だ、と思う。

音楽は、芸術は、アーティストは、軽視されてよい存在ではないよ決して。軽視していいもの・人なんてないと思うけれど、特に。
すごいんだよ、なんとも言えない気持ちを言葉にしてくれる、わたしのためにやってるわけじゃないのに救われる。偉大過ぎるでしょう?

わたしの光源であり灯台だ。

ありがとうplenty。

ありがとう私の好きな音楽、アーティストたち。

音楽の未来が明るく在るように、できることをしたいと思います。

またライブハウスで大好きなバンドをみて、同じ感性をもつ人たちと話をし笑い合えますように。

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2020.04.13


<2020.05.01追記>

江沼さんは泣いていなかったらしい。

が、それを抜かしてもわたしはあの日、

2017.06.16 仙台darwinのあのライブを忘れることはない。plentyのことをこうしていつまでも考えているように、好きな音楽を忘れることはないよ。

新曲はライブで聴きたい、とも確かに思うけれど。

だから江沼さんの思うタイミングでリリースをしてほしい。今はオンラインだとしても、好きな音楽を聴ける機会があること、話をしてくれることに感謝している。

***

せんたーさん、しんにいさん、しずくちゃん
繋いでみようよと急にいったのに快くOKしてくれてありがとう。


ひとが大切な時間をかけて書いた文章を読むことができるのがとっても嬉しい。

あえて次を指定とかはしません、繋ぎたい人だけ繋いでよ、ね。

こんなときだからこそ、思い出を引っぱり出してみるのも悪くなかったよ。

気が向いたら。

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