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2020.4.13

plenty解散から3年経ち、友達となんとなく話をしているなかでplentyについて何か想いを書き留めておきたいよね~となり、この文章を書くことにしました。
私は2013年、高校1年生の時にplentyに出会いました。今では、大学を卒業し新社会人です。plentyとの思い出などを語ろうと思えば、いくらでも語れるでしょう。しかし、私の個人的な思い出は心にしまっておきます。そこで今回は、曲を紹介しようと思います。アルバムから各一曲選出していきます。何がどうすきなのか語ろうかと…笑 これからplentyに出会う人も居るでしょうし、知ってる人とは語り合いたいなぁと。音楽知識は皆無ですので、ご容赦下さい。

①拝啓。皆さま
ボクのために歌う吟
死ぬほど聴いた曲です。このアルバムだと、東京も大好きだし拝啓。皆さまも…と思いましたが、1番聴いたであろうこの曲を。暗いって言われがちですよね、plenty。私は全然そうは思わなくて。江沼さんも最近歌っておられましたが、妙に明るい歌って辛くなりませんか。しきりにありがとうと感謝するし、恋愛のことばっかりだし…と言うと辛辣すぎますが。私にとっては、plentyが1番しっくり来たんです。なんとなく、そんな風に思っている人に勝手に聴いてほしい!と思ってる1曲です。

②理想的なボクの世界
少年
このアルバムも、本当に好きな曲ばかりでもう選ぶのが辛かったです(自分で決めたルールですが)。中でも少年は、1番抽象的というか余白が多い曲かなと個人的には思っています。そういう歌詞がplentyには多々あり、色々と考えを巡らすのも楽しいです。そして、ラストツアーの拝啓。皆さま→少年の流れが最高でして。3年経った今でも思い出します。YouTubeにアップされているこちらで、ほんのちょっとだけ聴けるのでぜひ…笑 あと、この頃の歌い方もいいですね。

③plenty
蒼き日々
言わずもがな、名曲です。私とplentyの出会いの曲でもあります。ラストツアー名にもなっていました。ラストライブのことを思い出しちゃいますね、泣けてきます笑 plentyはまさに蒼き日々そのものだなと思います。青春ですよね。10代のあの気持ちの不安定さというか、何がというわけではないけれど常に孤独だったことを思い出します。本当にそういう想いに、ぴったりでした。「朝が来るまでは、僕だけが正義。」という言葉に救われた人はたくさんいるでしょう。
「どこでもいけると信じてたなら どこにも行けないはずはない」からの盛り上がりが良いですよね。大好きです。

④this
プレイヤー
この曲も大好きですね~というかplentyは全曲好きなんです。この曲は、冬の早朝に聴きたい1曲です。ツンと肌に刺さる雰囲気が似合うなと思います。プレイヤーって、prayer(祈り)なのかplayer(奏者、俳優)なのかどっちなんだろうてずっと思ってるんです。きっとprayerだとは思うのですが、playerでも面白いな~と思っています。サイレンが聴こえて、笑って忘れてた小さな孤独が、いつか音もなく蒼く膨らんでくっていう自分の中に居るもう一人の自分というか、演じている自分がハッと気付くというか。無理矢理笑ってるもう一人の自分。そういう意味でのplayerであってもいいのかもな、という個人的見解です。

⑤空から降る一億の星
手紙
3人体制となり、初めての新曲でした。確か夏にYouTubeで初めて発表されたような。ラストツアーでは、「いつか会えると決めつけた」と歌われて信じられないくらい号泣したという思い出もあります。この曲は、本当に切ないというか儚いというか。「やがて擦り切れるだろう」というところからの、最後まで畳み掛ける感じがすきです。plentyとの別れが辛くて仕方なかったのですが、この曲に支えてもらった気がします。MVの雰囲気も大好きですね。plentyは音楽はもちろん、MVやジャケットなど全てがいい。私の感性にドンピシャでした。ぜひ手にとってほしい。

⑥いのちのかたち
口をむすんで
この曲が持つ思想みたいなものにとても惹かれて選びました。心に宇宙を持つ、大切だなぁと。自分の感覚を研ぎ澄まして生きるのは大事だなと思います。常に自分の頭で考えていられる人でありたいものです。あと、このアルバムはジャケットが大好きです。質感というか、歌詞カードの感じもよいです。データでさくさくっと聴くのもいいけれど、手にとってアートワークを見るのも楽しさのひとつですよね。ちなみにこのアルバムはLPもあるので、売ってるかどうかは解りませんがぜひ。いよいよ曲について話してませんね笑

⑦life
夜間飛行
インスタで聴いた瞬間からずっとすきな曲です。一聴き惚れですね。直感で好きになったので、あまり言語化ができません…。夜の底に居るんですけど、そんな感じはしない。月みたいな感じがします、暗闇に浮かぶ光です。この曲は、最終バスを乗り過ごすのではなく、夜行バスに乗って外を眺めながら聴くのがすきです。「いのちはユウゲン」と聴く度にハッとさせられます。plentyはハッとさせられる曲が多い気がするな。


番外編(どうしても言いたかった)

よい朝を、いとしいひと
この曲を初めて聴いたとき、本当に衝撃的すぎてぶん殴られた気持ちになりました。ああplenty別次元に突入したな~と思わされました。すごく綺麗で繊細なんですけど、唐突にうるさくなるんです(いい意味で)。何層にも何層にも音が重ねられていて、空間がふわ~て広がる感じがします。勝手に、この曲はガラス細工の心臓に血が通ったというイメージを持ってます。「僕はきみを探さないよ 信じてるだけ」っていう歌詞がまたこれもう、好きなんですよ。信じてるだけ、ってすごくないですか。うまく言えないんですけど、こういう言葉の感覚?温度?がたまらないです。

あいという
この曲もまた衝撃をかなり受けた曲です。こういう、あいを歌ってる人がこの世にいたのか!と、ものすごく嬉しくなった記憶があります。ようやく見つけたぞ!と。あいというは、ライブで聴くのも最高です。というかplentyはライブが最高です。深い深い海の底で、自分と対峙できる感じがして好きでしたね。YouTubeにライブ映像上がってるので、観てみて下さい。その世界に引きずり込まれます。小松菜奈さんと柳俊太郎さんが出ている映像作品も素敵です。

本当は全曲、細かいところまで話したかったのですが…笑 キリがなくなるのでここで辞めておきます。たくさん笑って泣いた、plentyの音楽はどれも思い入れが強すぎて困っちゃいます。本当に一緒に生きてきたなぁと。これからもplentyに出会う人がいるんですよね、不思議な気持ちです。

先日、ある美術館で「芸術においては過去も未来もない。芸術作品は現在の内に生きていなければ、生きていない。」という言葉を見つけました。瞬時にplentyのことが浮かんだんです。時間としては確実に過去になってはいますが、plentyの音楽は今も私の心に響いてきます。私の周りにもそのような人はたくさんいます。きっと何年先も、私たちはplentyの音楽を聴いているだろうなと。鳴り止むことはないです。自分の立場や年齢、世界がどれだけ変わっていこうがplentyの音楽は変わらずにある。時代を貫いていく。何年経とうがplentyは圧倒的で、唯一無二の存在です。

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