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みたものmemo | テオ・ヤンセン展

@千葉県立美術館 2023.12.09

大きくて白いいきものはカワイイ


ビーストが千葉にくる。
あこがれのビーストが交通公共機関圏内にやってくる。
師走の業務を蹴散らし、葛西臨海公園もデデニーシーも通り過ぎ、鼠耳つけたカップル横目に坊と2時間かけて千葉へ。

かわいーい。
かっこいーい。

でっかくて白い大型生物。
意思を感じる力強い歩み。
それでいて意図の読めない動きはネコチャンのよう。
かーわいーい。


製作者であるテオ・ヤンセンさんが、ビーストを「生き物」としてふつうに語っていることに驚く。
春に繁殖(製作)し、秋に成体となり海辺を走り、冬には死んでしまう。
テイストの変化や派生、展開を、デヴォン紀とか白亜紀みたいに「◯◯紀」て呼んでるのもブレてない。いいね、そういう詳細な非現実だーいすき!樹形図とかもさいこう。

「繁殖」は、ヤンセンさんに限らず、人の手でビーストを作ることを指すらしい。
ビーストの機構の基本はweb上で公開されてるよ!みんなもビースト繁殖させてね!
難しいひとはお土産コーナーのキットでも繁殖できるよ!という商売上手なアナウンスが流れた。もちろん買った。



混雑もしておらず、展示を見るスペースもゆったり。
ビーストとのふれあいコーナーもスッと寄ってサッとふれあえる。
これを上野の科博とかでやったらこんな気ままに見られなかったろうと思う。4時間は並ぶ。チケットは時間制。体験整理券はあさイチで完売。きっとそう。

帰宅後、キットで坊が繁殖を試みたところ、まぁまぁむずかし…!
説明書の図解が3Dモデルから起こした線画そのままって感じで、見難いく難儀した。もうちょっと前後関係のコントラストをつけていただけないものかしらん。

2時間と一晩寝かせて1時間かけて繁殖。ポリネシアン。



海辺を風を食んで疾るビーストをいつか見たい。


帰りに寄った徒歩15分ほど先の浜もよかった。
いいな、海。
さいたまにもできないかな。

向こうの工場群が美しい。手前は落とし穴を掘るまでぜったいに帰らない坊。

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