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若者よ、barへ行け…

1990年代の東京


僕は金曜の夜、友人と渋谷で飲み、そのままディスコへ!というのが、週末の定番だった。土曜日も。

ある金曜の夜、例のごとく渋谷で飲み、ディスコへ直行。
だが、その夜のイベント?は、山本リンダナイト!なんてモノだった。

つまらん…。別の店ディスコへ行こうぜ!
ハシゴする。

六本木のとあるディスコへ。
お客さんはいっぱいだ。その頃は、まだ勢いがあった。
友人と踊り、飲み、愉しんでいたが、そのうち友人がオネーチャンとイイ雰囲気になり、『ワリィ!ちょっと抜けるは!』
と、フケて行ってしまった。
ポツン…。

まぁ、イイや。小一時間愉しんでから、ふらっと外へ出た。

あぁ、どうしよっかなぁ〜。

フラフラと歩きながら、考えていた。

明日も明後日も仕事休みだ、朝までどっかで過ごすかぁ。

青山辺りまで歩いていると、なんともイイ雰囲気の店、BARがあった。

んー、初めての店だぞ… 東京の青山だしぃ…、大丈夫かなぁ…?

チラッと財布の中身を確認する。《二万ちょいある。》

大丈夫だろっ、BARだし、クレジットカードもある!

もう昔からやってそうな歴史ある感じのBAR。

"ギギィ……。"店内へ入った。

店内は、入ってスグヨコにカウンターがあり、その後ろにボックス席らしきものが見える。店内にはお客さんが7割くらい入って居て、金持ってそうな感じの人ばかり…。

ムムムっ!この雰囲気にのまれてはイカン。青山だからそう映るのだ、そう感じるのだ。
自分にそう思いこませた。

バーテンダーは、年期のはいったオジサン。若いスタッフに案内され、カウンターへ。

( 結構狭いな…。この店。)

左隣りには、名高タツロウ風の男と、とても僕の給料じゃ付き合ってくれなそうな女性。
右隣には、渋い紳士風なオジサン。

( うぅ……、やっちまったかな…。)

ご注文は?

(もうどうにでもなれ〜!)

『えっと、ワイルドターキーダブルで。』

綺麗にカットされたグラスに、気泡の入ってない丸い氷…。

二口ぐらい呑んだときだ。

『君?ワイルドターキーが好きなのかい?』

紳士風のオジサンが話しかけてきた。

『え?  あ、ハイ。』
『他の酒、あまり知らないもので…。』

『私もターキーは好きなんだよ。』

その紳士風なオジサンと話すことになる。
(このとき、後の展開など知る由もなかった)

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このとき季節は、秋だった。

東北育ちの僕にとっては、秋というより、夏の終わりの様な感じ。

それでも夜は、少し涼しい。寒いまではいかないが…と、いう感じだ。

バンズのスニーカーに、リーバイス501、Tシャツにpatagoniaのフリースジャケットを一枚羽織っている。

その当時の流行りで 渋カジ、渋谷カジュアルスタイルだった。

僕は童顔である。
それは昔からで、実年齢より若く見られていて、もうそれには慣れていた。

一見してみれば、大学生と思われるだろう。実際、このとき21だったし。

地元の高校を卒業し、東京へ就職。
東京での生活3年目、まぁ、やっと東京での生活や街並みにも馴染んできたところだった。

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オーダーしたワイルドターキーがきたとき、ジャケットを脱いだ。
背もたれの低い丸椅子に、其れを置いた。腰当ての様だ。スグずるりと落ちてしまいそうな感じだったが、別に気にしない。

バーテンダーの目配りで、若いスタッフが、上着を預かりましょうか?
と、言ってくれたが、

『あ!大丈夫です』と断った。
割と丁重に…?

“ターキーダブル"、少し量が多い様に感じたので、ラッキー!と思った。

周りは、話し声で少しザワザワとしている。
だか、其れはガキっぽくなく、大人なザワザワだ。

「君はワイルドターキーが好きなのかな?」

隣の紳士風なオジサンが話しかけてきた。

『えぇ、そうですね…。』

紳士風なオジサン、
見た目は50〜60代といったところか?
親父よりも年上と見える。
グレーのツイードスーツを着こなし、
古いSEIKOの腕時計をしてるのが印象的だ。

(僕のことを大学生に思ってるだろうなぁ…たぶん…。)

その事がイヤだったのか、
自分から、

『イヤ〜、仕事が終わって友人と飲んでたんですが、フラれちゃいましてね、』『んで、ブラブラしてたら、イイ雰囲気の店だと思って、入ってみたんです。』

『あ!それと、僕は東北出身なんです。』

などと、聞かれてもないのに、口からこぼれてしまった…。(チッ!)

「そうですか、東北ですか?」

「イイですねぇ、東北は。」

優しい声だ。物腰、言葉の速度、落ち着いている。
大人だ…。

何気ない会話が小一時間ほど進んだ。
ターキーダブル二杯目。
結構酔ってきた。
自分でも分かっている、また今まで抑えていた、知りたい虫が動き始めた。

バブル時代が弾けた後の世の中。

やっぱり、東京って凄いっすね!
何でも有る。何でも売ってるし、手に入る。
バブル弾けても、金持ちはいっぱい居ますもんねぇ〜。
口の滑りが軽くなっていく。

どうせ、この場だけ、この時間だけの出会いだ。
気取っても仕方ない。
自分でも不思議なくらい、初めて会った人にペラペラと質問疑問を話し出す…。

その紳士は、何故か笑顔で僕の話を聞き、頷いている。

一呼吸代わりに、マルボロに火をつけた。
灰皿には、もう吸殻が五本ある。

マルボロに火をつけたとき、

私にも一本くれないか?
オジサン。

グラスを拭いていたバーテンダーのオジサンが、

アレ?伊藤さん(仮名)?タバコ止めてたんじゃ??

ん?伊藤さんって言うんだぁ…。
そーいや、名前聞いてなかったな。
名乗ってもいなかった。失礼なことをしてしまった…。マズイ!

伊藤さん、すいません!
名乗るの遅れてました!手塚と言います!

マルボロを差し出しながら、改めて挨拶し直した。

伊藤と言います。ありがとう、よろしく!

こんな若造に、ありがとう?
(うわ〜、恥ずかしい…)
失礼しました…。

そんなこと気にしないでよ。大丈夫さ。

止めていたタバコに火をつけた。
一口吸い、二口吸って、静かに煙を吐いて、こう言った。

君は、ケネディを知っているかな?

え?ケネディ…。

ジョン F ケネディ。
アメリカ合衆国元大統領。
ダラスで凶弾に倒れる…。資産家の家に生まれ、確か酒のビジネスで成功し、大富豪へ。
世界恐慌のとき、いち早く株式市場から撤退していた為、損害はなかった。

知っていることを話した。

ほぅ?では、弟のロバートは?

ん?ロバート?弟の?
確か、弟もいて、そのロバートも凶弾に倒れた?だったなぁ…?

伊藤さんが、

私はね、ロバートが好きだったのさ。
兄のジョンより、ロバートの方が、大統領としての能力があったと思う。

ムムムっ!??

知りたいの虫が、身体の中で、激しく訴えてるのが分かる。

《この人は只者ではない!》

コレはチャンスだ。ぶつけるのだ、自分の疑問の数々を!!

もう時計の針は、12時を回っていた。
伊藤さんの古いSEIKOの腕時計で…。

そんな僕のことを、まるで教え子に話す先生のように、

手塚くん、君は面白いね。
君は素直で、純粋な若者だ。
久々に君のような若者に会ったよ。

もし、良かったら、飲み直そうか?
勿論ムリにとは言わないがね。

行きます、行きますとも!

是非お願いいたします!!

マスター、では、電話して頂けますか。

20分くらいして、黒いセンチュリーがお店の外に着く。

僕がトイレへ行って、席へ戻ると、
伊藤さんは席に居らず、外の車で待っていると云う。

え?ま、マスター?お会計は…

もう頂いております。

伊藤さまが、クルマで待っていると伝言がありましたよ。

えぇ??

伊藤さまに、気に入られたようですね。
彼の方は、素晴らしい方ですよ。
良かったですね。ニコリと笑顔。

慌てて、外に飛び出し、
クルマを見つけ、乗り込んだ。

運転手が乗務している…。
(何やってる人なんだろ…?)

村上さん、(運転手らしい)○○へお願いします。

クルマは走り出し、銀座に着いた。

ぎ、銀座?! 高級クラブ…?

伊藤さん…、あの、高級クラブって…

あ、僕もね、たまにしか来ないんだ。
ほとんど、仕事関係か、古い友人とかな。

いや〜、僕、こういう処、初めてなので…

勿論分かっているよ。
今日は気分がいいんだ、君のおかげさ!
お礼をさせてくれ。

イヤイヤイヤ!!

先程のBARで、もうご馳走になりましたから!

失礼ながら、こんな店には、そう来れないと思う。
でも、手塚くんも、一度は知っておいた方がいい。
日本のサラリーマン社会をね。
アジア特有の場所なんだよ。
さぁ、もっと話そう!

銀座の高級クラブ…

まさか、来る日があったなんて…。
21の俺、怯む…。

エレベーターを上り、ドアが開く。

少し歩いた所に、高級クラブとは思えない、少し拍子抜けした、シンプルなドア。

もうカナリアルコールが周り、気分は高揚している。

木目調の分厚いドアを開けると、すぐさまボーイが現れ、
あぁ、伊藤さま、お久しぶりです。
どうぞこちらへ!

ボーイと目が合った。
たぶん、年齢は近いな…。
(互いに感じただろう。なんでお前が?)と。

あらぁ〜伊藤さん!お元気でいらして?
和服姿の、テレビか映画にでも出ていそうな、とんでもなく美人のママ?が迎えいれてくれた。

あらま?珍しいですね?お連れの方?
しかもこんなに若いお坊ちゃんなんて。

とんでもなく美人なのは間違い。
が、アルコールで怖いもの無し状態の僕は、
これでも21のサラリーマンやってる男です!
声を荒げてしまった。

あ!ごめんなさいねぇ。
ご機嫌治してね、お坊ちゃん。クス笑

伊藤さんが、連れて来てくれた店だ。
我慢ガマン…。
オフホワイトの壁に、重厚な木のテーブルや、明らかに高いであろうソファ。外からは想像できなかった、センスの良いインテリアたち。

障もれてくる、近くの席からは、○○先生、と呼ぶ声。

なるほどなるほど、普段の3割ぐらいしか、判断力が無い状態でも、高級たる所以がわかる。

銀座、高級クラブ…。

東北の田舎から出てきて、
たった3年目にして、訪れるとはな…。

さてさて、
どうする?俺?

まさか、あの人がなぁ…。

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全く慣れない異空間の場所で、
つい2、3時間前に出会ったばかりの紳士、伊藤さんと、オフホワイトの革張りのソファに座っている。

他のお客さん、
いや、お客様らしい方は、明らかに到底普段の生活では出会わないであろう成り金風の人達。

(いや、風ではないな。風で来れる処ではなさそうだ。)

楕円の、宝飾店で作られたような形をした酒が、テーブルの上にそっと置かれた。

“見たことがない…。なんだろ?コレ?"

もう既に酔っているので、おおよそのディテールしか分からない…。

グラスが4つ?  並び、ママ?さんが注ぎ始める。

「んー、手塚くんには、烏龍茶を持ってきてくれないか?」

伊藤さん。

“ え?? ウーロン茶??”

「少し飲み過ぎているようだよ、まぁ、色は同じようなものだ。
飲みなさい。」

確かに、限界に近づいていた。

視点が定まらない…。

クルマでココまで来たせいもある。
(アレでまわったな…。)

それにしても、伊藤さんの気配り、僕の状態の変化、見極め…、スゴイ。 

“ティーン・・"

高級なグラスを合わせた乾杯の音。

伊藤さんは、よく来るのですか?
この店の常連なんですか??

いやいや、そんな事はありませんよ。
たまにです。

そうそう、銀座といっても、この店はね、
んー、中くらいのところかな?
もっと高級なクラブは、沢山ありますよ。

丁寧かつ、あっさりと、銀座の店情報、僕が気にしているであろう、店のレベル。それをスマートに教えてくれた。

どれくらい時が経ったときだろう。
伊藤さんが、思わぬことを口にした。

手塚くん、私はね、日本人じゃないんです。

え…?

実を言うと、私は在日朝鮮人なんですよ。

まぁ、もっと正確に言えば、10年程前に、日本人になったんです。

【 在日朝鮮人…。】

伊藤さん。

イ・ジョンジン。在日二世。
韓国人のお父様が、なんとかポと云う出身で、戦前に日本、博多へ来たらしい。
その当時はまだ伊藤さんは子供で、母親と弟の四人家族。家族で日本へ渡ってきたのだ。
博多で焼肉店らしき食べ物屋を始めたらしい。
だが、先の戦争により、家族は大阪へ移され、父は軍の仕事、労働をさせられた。
戦後、闇市からまた食べ物屋を始める。
ジョンジンさん、伊藤さんは、苦学生として猛勉強し、大学まで受かったらしい。
だが、在日朝鮮人への偏見差別はものすごく、
公民権運動があったアメリカへ憧れを抱き、また猛勉強の末、アメリカの大学へ進むことになる。

なんでも、アメリカの大学には、奨学金制度が整っていて、成績の良い生徒にスカラシップ?とかいう、勉強しながらも、お小遣いまで貰える制度があったようだ。

アメリカで経済学を学び、日本へ帰国してから、ビジネスを始める。

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伊藤さん、私がやっていた仕事とは、

あ、いや!伊藤さん!
もうイイです!!

何故か、何でも知りたがりの僕だったが、話を止めてしまった。

あまりにも、自分の生きてきた世界と、価値観のキャパシティに限界が来てしまったのだ。

伊藤さんの人生、古い8ミリビデオで早送りに頭の中でぐるぐる回っている感じ…。チョットストップ!

伊藤さんは、ゆっくり話してくれていた。

が、渋谷で飲み、踊り、歩き、
BARに入り、出会い、ココの場所…

あまりにも異次元空間に準備もなく、飛び込んでしまった!
準備ができてなかった。

突然やってきた。

平凡な僕と、
スゴイ人物と、スゴイ場所…。

伊藤さんが、その晩に言ったことで、印象的だった言葉があった…。

私はね、人種による差別、偏見が虚しく感じるのです。
元をたどれば、皆同じなのです。
大切なのは、自分を信じること。
相手を思いやる気持ち。
生きていることの感謝なのです。

もっと沢山貴重な話をしてくれた。
しかし、残念ながら、記憶に残っているのは、これ位が限界だった…。

ん、そろそろ帰りましょうか。
古いSEIKOの腕時計を見る伊藤さん。
手塚くんは、どちらにお住まいかな?
クルマでお送りさせます。

あ!いや、大丈夫です!
えっと、千葉の蘇我ですけど。

其れは遠い…。大丈夫ですか?

(今、クルマでお送りされたら、完全に車内でモドシソウだ…、ダメだダメ!)

あ、でも、会社が八重洲口の近くなんです。たぶん夜勤してる同僚がいるんで、会社の休憩室で今夜は寝ます。

エレベーターを下り、"黒のセンチュリー"まで、お供した。

今日は、本当に楽しかった。
ありがとうございます。
と、伊藤さん。

いえいえこちらこそ!
とんでもないですよ!!
ありがとうは、僕の台詞です!!

私は、半年後くらいにハワイへ行くんです。
行くというより、住むことになりました。
終の住処にしたのです。

日本での、最後に良い思い出ができました。
ありがとう!

ゆっくりと、名残惜しいかのように、
ゆっくりと、"黒のセンチュリー"が走っていった…。

お送りに出ていたママが、ポツリとこぼした…。

あのひとね、私の父なの…。

え?まさかぁ…?そんなドラマみたいな話。信じられっかよ…。

あのひとね、
あのひと、2度結婚してるの。
1度目の女は、とても良い方だったみたい。辛い時期を共に過ごした方なんだって。
でも、死別したのよ…。

それで、知人から紹介された女と再婚して、子供ももうけたんだけど、奥さんとも、息子さんとも上手く行ってないのよ。
最近別れたみたい。

私の母はね、大阪で、小さな小料理屋をやってたの。
そこで知りあって、私が生まれたのよ。

衝撃的だった…。
嘘をついている顔ではない…。

私の母は、10年前に癌で死んじゃったの…。
それで、私を東京へよんで、この店を持たせてくれたのよ。

こうやって、私のことを心配して、ときどき私の顔を見にくるの。

小さな、小さな雨が、
ポツリ、ポツリと降りてきた。

銀座から、東京駅まで歩き、
途中コンビニで厚めの雑誌と、切らしたマルボロとウーロン茶のデカイやつを買った。

静まりかえっている東京駅。

通勤で使っているから、八重洲口方面は良く知ってる。

会社のビルは目の前にある。

でも、会社の休憩室に行きたくないという気持ち…想いになってた。

寝床を探す。仮寝の場所…。
地下へと繋がる階段から、暖かい暖房の風が吹いてるトコロへ行く。

先客が居るようだ。
ホームレス。

僕が適当な場所でヨコになろうとすると、
その場所は、俺の場所だぞ!
ホームレスのオッさんが言う。

さっきコンビニで買い物したお釣りの金を、ポケットから取り出し、そのオッさんへ渡した。

ショバ代だ。

オッさん、ニコニコ。
おぅ!兄ちゃん!コレ使いなよ!

キレイな、ヨゴレの無いダンボール。とって置いた物らしく、おっきな袋に入ってた。

オッさん、俺さっきまで銀座のクラブで飲んでたんだぞぉ〜

オッさん、ヘェ〜銀座のクラブかい?
渡したお札の匂いを嗅ぎだした。
銀座のクラブの匂いがすんねぇ〜

馬鹿っ!さっきコンビニで貰った釣り銭だぞぉ〜

あんたのポケットに入ってた金だろよ?あんたのズボンも銀座のクラブに行ってきたんだ、似たようなもんさ。

お互いの目が合い、二人して大笑いした。

違いねーや!
ダハハハハハ〜〜〜。

譲り受けたダンボールに寝転がり、雑誌を枕にし、目をつぶる…。

在日、アメリカ、ケネディ、銀座、ワイルドターキー、センチュリー、
高級インテリアに、美しかったママ、
ツイードスーツに、古いSEIKOの腕時計…。

不思議な出会いと、夜だったぜ…

BARには、出会いがあるなぁ…
BAR…、酒場…、酒場…。
酒場の歴史は古いよな.太古の時代から酒場は続いてる……
必要だからか…?
俺のように、ローマのワイン酒場でも、庶民と偉い人の出会いもあったのかなぁ………。

静かに、それでいてゆっくりと、
深い眠りに落ちていった……。

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