驚きと面白さがいっぱい! ラブライブ!スーパースター 1話 感想

ついに始まりましたね、ラブライブ第4作目、ラブライブスーパースター!従来のラブライブらしさをしっかり取り入れつつも、新設校で皆1年生、主要キャラが5人、主人公が誘われる側、過去の挫折経験など、新規要素がいろいろと盛り込まれていて新鮮味もあり、新しいラブライブが始まったな!という思いでいっぱいです。事前になんとなーく抱いていたキャラの性格や言動と結構違う面も描かれてたのも意外でした。

まず、1話での各キャラの感想を書いていきます。

・澁谷かのん
開幕歌を披露した後、やさぐれた姿が描写されてビックリしました。今までほのちかも家内での家族との会話シーンはありましたが、そんなに学校などで見せているテンションとの違いはない感じでした。それがこうですよ。めっちゃテンション低くてグレてる感じ。中学の頃の自己紹介では高校の音楽家に入るんだって夢を活き活きと語ってましたが、大好きな歌がうまく歌えない自分への失望や受験失敗を相当引きずっていますね。ただ歌への情熱は心の底では残っていて、1話のラストでは再び歌うことに成功しました。
クゥクゥにスクールアイドル勧誘に対して最初はびっくりして逃げていましたが、恋の「勝手な行動は慎んでください」的なセリフに対しては「それは可哀そうなんじゃないかな」等と反発するなど、自分の正義に反することに対しては立ち向かっていく心も持ち合わせています。

・唐可可(タン クゥクゥ)
勢いが予想以上にグイグイ来ていてびっくりでしたね。興奮すると思わず怒涛の中国語が飛び出てきたり、かのんの声に魅入られて執拗に追いかけて何度も勧誘を試みたり。スクールアイドルをするために日本へ来るというのも生半可な気持ちでは出来ないことですし情熱的ですよね。エマやクゥクゥが海外から留学しに来ていることから、海外ではまだスクールアイドルの文化が浸透していないと考えられます。
「スバラシイコエノヒト~」「チョコわたるしみ」「好きなことを頑張ることに、終わりなんてあるんですか!」など、耳に残るフレーズが連発されていたのも印象的でした。特に「チョコわたるしみ」は最初なんて言ってるか分からなくて、かのん妹の「逆」って何だろうって感じでしたが、Twitterでセリフの文字列を見てなるほど!と思いましたね。くぅくぅだからこそ発することができる面白い言葉で、絶妙なセンスを感じます。

・嵐千砂都
音楽科の制服を着ていました。得意のダンスを活かして合格したものと思われます。かのんを気遣うセリフが多く、幼馴染としての距離感や仲の良さが感じられました。幼馴染ということは、恒例の展開が・・・後半にあったりするんでしょうか??
あとはたこ焼き屋でバイトししているシーン、恋の髪型について爆笑している姿が可愛かったです。初日からワンオペで仕事できるとは有能ですね。

・平安名すみれ
普通科で、かのん・クゥクゥと同じクラスでした。1話では喋るシーンが自己紹介の時とスクールアイドルに勧誘された時の2回だけで少な目、しかもどちらもツンケンしてましたね~。今のところ良い印象は抱けません。もしかしたら、虹ヶ咲の果林みたいに周囲へ向けた人格を装っているのかもしれないです。名前が貴族っぽいのも気になります。
事前に公開されていたPVでは、鼻にクリームを付けてクレープを美味しそうに頬張るシーンが描写されていました。無邪気で可愛らしいですが、これは2話以降で出て来るんでしょうか。まだまだミステリアスなキャラなので、今後に期待です。

・葉月恋
これはまぁラブライブあるあるというか、スクールアイドルを始めようとすると生徒会長ポジの人から反対されるのが常ですね。クゥクゥの作ったチラシを持ちながら階段を下りて来るシーンが印象的です。スクールアイドルの勧誘がダメなら丁寧にその理由を説明してあげればいいのに、頭ごなしに否定するだけして去っていきました。すみれと同じく、これだけ見せられると今のところ良い印象はありません。
事前に自分が抱いてた印象は2つあります。生放送のキャラ紹介などで言われていたセリフで「母が作ったこの学校を、この町で一番の高校になるという目標を必ず達成します。これは希望ではありません、必ず成し遂げる義務です。」というのがありました。真面目で、母の抱く学校への思いを重く背負いすぎているな、という印象です。あとは、紅茶を嗜んでいて礼儀作法も身に着けている上品なお嬢様という印象です。1話の恋を見る限り、とても礼儀を身に着けているとは言えないですが、学校を良くしなくてはという責任感が出すぎてしまったのでしょうか。恋も今後どうなっていくのか経過を見ることにします。


続いて、印象的だった描写等を最初から順に列挙していきます。

・開幕いきなり歌うよ
アニメが始まって最初に聞こえたのは、かのんの伸びやかな歌声でした。ほんと歌うの上手ですね~。クゥクゥが一目ぼれ(一聴ぼれ?)するのも分かります。ギターも弾けるということで、作曲を担当することになったりするんでしょうか。

・意味深にズームで映る新国立競技場
同じくかのんが歌っている際、代々木の新国立競技場から徐々にズームアウトするような映し方になっているのが気になりました。この感想文を書いている現時点で実は2話も視聴済みなのですが、オープニングでLiellaのメンバーが新国立競技場内でパフォーマンスしてますよね。わざわざ1話の冒頭シーンで映しているあたり、何かしら意図がありそうです。今作でのラブライブ決勝の舞台?それとも将来的にリアルでLiellaのライブがそこで行われたり・・・?

・オシャレなタイトル表示
かのんが歌いながら舞い歩く姿をクゥクゥに見られた少し後、道路に「Love Live! Super Star!」の文字列が描かれていたり、バスの電光掲示板に「#01 まだ名もないキモチ」と表示されていたりと、今までにはない凝った表示方法がなされていましたね。舞台が青山・原宿・表参道・渋谷あたりを舞台にしているだけのことはあります。このタイトル、あの曲の冒頭の一節ですよね。
ふと疑問に思ったのが、なぜこのオシャレの最先端みたいな場所が舞台に選ばれたんでしょう?秋葉原とかお台場みたいなアニメとの融和性が高いエリアなら分かるんですが、それとは街の雰囲気や価値観が正反対に近いですよね。今後どこかで、その理由が語られたら嬉しいです。聖地巡礼もしたいところですが難易度が高そう。。

・你好、謝謝、ショーロンポー、再見~!
料理名が1つ交じってる笑。かのんはショーロンポー好きなんですかね。美味しいですよね。てかとっさに中国語をぽんぽん4つも言えるの、地味に凄いと思いました。

・クゥクゥ「あれ?あれ?」
逃げるかのんが車の陰に隠れた瞬間のクゥクゥのセリフですが、言い方がちょ~~かわいい!何度聴いても耳が幸せになります(*´ω`*)
ちなみにその車のナンバーが「渋谷500 あ 27-71」でしたが、何か数字的な意味があったりするんでしょうか。こじつけるなら・・・
渋谷→舞台のうちの1つ
5→Liellaメンバー数
71→無い無いずくしの学校だけど
2771を277+1のエンジェルナンバーとしてとらえた場合は、調べた限りそれなりに意味がありそうな感じでした。

・音楽科と普通科
事前公開のPVで来ている制服が違うことがあった理由が判明しましたね。結ヶ丘にはこれら2つの学科があって、それぞれで制服が違っていました。序列としては音楽科の方が上な感じです。
入学式でのセリフ「神宮音楽学校に根付く音楽の歴史を、音楽家の生徒は大切に」にも表されていますが、学校側は音楽に相当な誇りを抱いていて、どちらかと言えば音楽の伝統や歴史を重視している感じがしました。スクールアイドルはここ数年で確立された「新しい」ものですから、古きを重んじるようなこの学校の価値観ではなかなか受け入れられないのでしょう。これらの価値観は学校を作った葉月母の思想が取り入れられてると思います。アニメ中盤から後半にかけて、学科の違いでひと悶着あったりしそうですね。

・白い蝶
恋とクゥクゥ&かのんが言い合いをしているシーン、手前に白い蝶が飛んでいます。とても意味深ですよね。調べてみたら白い蝶には「幸せの予兆」「天使の加護」などといった意味があるようです。ん~、あんまりシーンと合ってない気がするので、特に白い蝶が飛んでいることに作成陣の意図は無いのかもしれません。

・CM無し
ありがたくもあるが寂しくもある。てか、発売する楽曲や雑誌等の宣伝をCMで出来ないですけど大丈夫でしょうか。

・家族とのやりとり
家族に対しては気兼ねすることなく素の自分で接している印象でした。中盤の「アイドル」「可愛い」に反応する掛け合いも笑いました。確かに家族にこの手の会話を聞かれるのは気恥ずかしさがありそうです汗
家族に対してはトゲトゲしい返答をするものの、まんまるに話しかけるときに声色が優しくなるの、ほんとまんまるが好きなんだな~ってことが伝わってきました。

・ななみ、やえ、ここの
いわゆる「神モブ3人衆」枠の3人でしょうか。名前がサンシャインのモブに続いて7,8,9の連番になっていますね。今後の登場に期待です。
初代ラブライブの劇場版に髪型が酷似しているスクールアイドル3人組が登場していると話題ですが、目や髪の色が異なり、かのんのスクールアイドル勧誘を断っていて、年齢的にも合わないことから、似てるだけの別人と思われます。

やっぱり私、歌が好きだ!
アニメ第1話なので世界観の描写がメインになるかなと思いきや、かのんの内面にフォーカスが当たり、今までの挫折と自分が好きな「歌うこと」に対する現在の気持ちが重々しく描写されていました。音楽科受験に失敗して普通科に進学したことで、歌の道へ進むことは諦めて「何か新しいことをやってみるのもアリかなって」と話すほとでした。実際、幼馴染のちさとに「かのんちゃんも歌、続けるんでしょ?」「私はかのんちゃんの歌、聴いていたいけどなぁ」と言われても、心に響いていなさそうでしたからね。
クゥクゥが持ち前の行動力と前向きさで「あなたの歌声は素晴らしい」「かわいい」「歌えるようになるまで応援します」と何度も肯定する気持ちをぶつけてくれたからこそ、心の扉を開けた感じがします。クゥクゥの肯定セリフも、アニメ前半では歌声や容姿といった外面的な要素に対してでしたが、中盤でかのんが悩みを打ち明けた後はその悩みに寄り添い応援する内容となっているのも注目ポイントでした。かのんが欲しかったセリフをピンポイントで伝えられていましたね。
かのんはそのセリフを受けつつも、一旦は派手にチラシを散らして断って帰ってしまいますが、校門までの道中で自問自答して自分の中の大切な気持ちに気付いてしっかり踏みとどまることが出来ました。歌が大好きな気持ちを覆っていた蓋が取り除かれ、そしてそのタイミングで空から舞い降りて来る白い羽。かのんも無事「選ばれた」ようです。
まだ全面的に克服したと言えるかは現時点では分かりませんが、クゥクゥとの出会いが相当良い影響を与えたのは確かだと思います。過去作の流れを受け継ぐなら3話辺りでファーストライブを行うことになりそうですが、その時にどうなるかが気になるところ!

・挿入曲『未来予報ハレルヤ!』スバラシイ!でも5人で歌うの!?
初代『ススメ→トゥモロウ』、サンシャイン『決めたよHand in hand』に相当するポジションの曲でしょうか。歌が好きだと再認識したかのんの復活を象徴するように挿入歌が披露されましたね。5人でパフィーマンスしている姿には激しく違和感を覚えましたが(すみれと恋のあの態度を見ちゃうとね。。)、それはさて置き、未来への希望を感じさせる晴れやかなメロディーが印象的で、明るい曲が好きな自分としては素晴らしい曲だと感じました!

総じてラブライブ!スーパースター!アニメ1話視聴して面白かったです!
本当はこの3倍くらいは1話について書きたいことがあるのですが、とても執筆が追い付かないので結構端折りました。2話以降も視聴した感想ブログを都度投稿していく予定です。


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