趣向を凝らした演出のオンパレード 虹ヶ咲3rdライブ感想 その4

その3はこちら


⑪Solitude Rain
この曲のMVは雨が降りそそぐ舞台でパフォーマンスがあるのが特徴的ですが、さすがに雨を降らすのは再現しないだろうな~と予想していました。そして実際ライブで曲が始まったときも実際雨は降ってなくて、まぁそうだよな、という感じで観始めました。ところがですよ!3回目くらいの視聴時に気付いたんですが、階段の光が高速で上から下へ移動しているのを見て、もしかしれこれらの光の移動で雨を表現しているのでは?って感じたんですね。こんな表現方法があったとは!って鳥肌が立ちました。実際雨降らすわけにもいかないし、これはよく考えましたね。素晴らしいアイデアだと思います。
お気に入りポイントがそれ以外にもたくさんあるので、列挙していきます。
(1)まずは冒頭の「雷鳴が胸に鳴り響いて~私だけの想いを!」のセリフ。しっかり取り入れて喋ってくれて嬉しかったです。ちなみに「雷鳴」ってかすみんのことなんですかね桜坂さん??かすみんの「私は、桜坂しずくのこと大好きだから!」という告白が雷鳴のようにしずくの心に衝撃を与えて、幼少期から心の奥に閉じ込めていた自分らしさの感情があふれ出来た、というような。しずくらしい比喩的表現だと思います。雷の色も黄色でかすみんカラーですしね。
(2)「胸の奥~変わらない~」のところで回転する振り付けがありますが、しっかり上からのカメラワークでMV再現してくれたところにこだわりを感じました。回るのに合わせて衣装のスカートがふわっとなるのもいいですよね。
(3)「私の色で 私だけのリアルで あなたの心に触れたい」ここの声量が今までの部分と比べて1段階大きくなってて、気合の入れ具合が伝わってきました。かおりんがアニメ挿入歌シングル第三弾の発売時に「Cメロは全身全霊を込めて歌いました」とツイートしていた通り、この部分は特に意識してしずくの決意を歌ったんだと思います。
(4)今回はバックダンサーありでのパフォーマンスでした。白衣装2名・黒衣装2名。おそらく作中でも登場した白しずくと黒しずく(仮面付けてる方)を表現しての登場だと推測します。バックダンサーを付けたことで一番おおっ!と感じたのが、「飛び出すよ」で本当に飛び上がった演出ですね。一人では出来ない動きなので、ダンサー付きならではのアイデアだと思います。
ちなみに舞台裏でまゆち&ちぇみーが真似して持ち上げようとしたところ全然上がらなかったようで、飛ばすのって相当難しいし力が居るんでしょうね。ダンサーさん達さすがです。

⑫VIVID WORLD
この曲はMV中にレーザービームを使った演出が多々見られたので、どんな風に再現してくれるのかな~という部分を楽しみにしていました。開幕は中央ステージの両側から白いスモークが高く噴射されていて、アニメのダイバーフェスでバブルのようなものが出ていたのが再現されていました。スモークを焚いたおかげか、レーザービームが今までの曲以上にバリバリ光って見えましたね。時間的にも丁度この辺りから日も落ちて本格的に暗くなり始めて、光がより鮮明に見えるようになっていたのもタイミングが良かったと思います。
自分は配信でこのライブを視聴していたので白煙がプシューって吹きだしている音が多少聞こえるなーという程度でしたが、聞くところによるとどうやら現地では相当なボリュームの爆音だったようですね。噴射機の近くに座って居た人たちは特にビビったことでしょう(VIVIDだけに)。なお、みゆたんのツイートによると、本人はイヤモニをしていてこの爆音は聞こえてなかった模様・・・。
お気に入りポイントとしては、「一人きりじゃきっと知らずにいた」のモデルさんのような歩き、Cメロ「結構刺激的じゃない~?」の部分でカメラに向かって投げキッスしてくれたのが嬉しいポイントでした。ライブ中は基本的に視線が合うことが無いですし、ここぞという瞬間でカメラ目線だとグッと来ますね(*´▽`*)

そういえばソロ曲の披露中、正面にある3つのスクリーンのうち中央はMV映像が流れてるんですが、左右のスクリーンには作中でそのキャラに関連するアニメ映像が映されてたっぽいんですよね。例えば愛ちゃんのサイコーハートなら、アニメ4話で愛ちゃんとエマちゃんがレインボーブリッジ遊歩道で会話しているシーンなど。配信で見えているのはだいたいキャスト周辺がメインで、ズームアウト状態や会場全体を移すような引き気味なカットが映ることは滅多に無かったので、左右のスクリーンがどのように使われているのかはほぼ分かりませんでした。たまーに、あ!アニメのシーンが映ってる!というのが分かるレベルでしたね。現地でキャストのダンス、MV映像、アニメ映像を人間の視野の広さで眺められたら、より一層感慨深かったんだろうなと思います。

⑬アニメパートその2
さて、VIVID WORLDが終わって、10~12話にもアニメダイジェストがありました。音楽室で侑がピアノを弾くシーンからアニメーションスタート。プールで侑ちゃんがスクールアイドルフェスティバルを宣言して、フェスの準備をして・・・あれ、このままの流れで行くと例のシーンが映し出されることになるが・・・と思いつつ眺めていたら、本当にやりやがりましたね!運営さん!自分は家で配信視聴なので笑い半分で居ましたが、現地がどんな雰囲気だったのか、ぜひとも感想を訊いてみたいです(?)。自分だったらそわそわして周りをきょろきょり見渡しちゃうかも。。。ある意味で良い思い出になったのではないかと思います。
例のシーンから翌日フェスの準備、歩夢とせつ菜のグータッチ、歩夢ステージ会場完成お披露目、花と花言葉で想いを伝える一連の流れをもって、歩夢の気持ちの変化をしっかり再確認することが出来ました。アニメでも見ていたものの約半年経過してますから、ここで一度ちゃんと思い出した状態で次の曲を迎えられるのは雰囲気や心理的にも効果抜群だったと思います。

⑭Awakening Promise
アニメ映像で曲が流れるタイミングに合わせ、リアルにローダンセ(と思われる花)を頭に挿してあぐぽんが登場。この辺もしっかり再現してくれて嬉しいです。アニメ12話ラストでこの曲が披露された瞬間は、まさか2曲目が来るなんて!とビックリしました。VIVID WORLDの後は13話まで新曲はお預けかなと思っていたので。
歌詞や振り付けについては、Dream with Youと比べて成長した歩夢が感じられたり、前だけじゃなく色んな方向を向いていたり、歌詞にも前向きな言葉が多かったりと考察のし甲斐がありすぎてめちゃくちゃ長くなっちゃいそうなので、その辺は今回は省略します。「この温もりを~感じて~」の部分の、音符に囲まれた歩夢ちゃんの素朴な可愛さが個人的にすごくツボです。
ライブの演出では、曲2番目の途中「私この道を~歩いていくって~決めたんだ」の部分で、あぐぽんが階段をゆっくり降りて行く際に階段のライトが手前から1段ずつ灯っていく様子が印象的でした。
もう1つ、Cメロの「歩み~止めないよ」で片手の人差し指と薬指を人に見立ててもう片方の腕を歩くように見せる演出、まさに一歩一歩、歩みを止めずにいる様を表していて、あれよく考えたな~って感心しました!曲の2番目以降は自由に振り付けを採用できますから、こういった歌詞に合ったオリジナルの動きを取り入れられるのが良いですね。
そして最後の「えへっ」がぐう可愛いかったです!

これはライブ後のツイートや生放送で知ったんですが、このエモさ満載なAwakening Promiseが披露されている裏側では、キャストみんなでサイコーハートの振り付けを楽しく踊ってたようですね。雰囲気の差のギャップに笑ってしまいましたが、みんなを巻き込んで一緒に盛り上がるという、アニメの愛ちゃんが目指すスクールアイドル像をそのまま実写化したような感じもして、微笑ましかったです。
愛ちゃんの曲って、周りを巻き込んで楽しんでいる光景が公開されていることが多い気がします。2020年1月のラブライブ9周年フェスでは「めっちゃGoing!!」をサンシャインAqoursのしゅかしゅー&ありしゃが躍ってましたし、2021年5月末のラブライブANN(ラブライブ!シリーズのオールナイトニッポンGOLD)では、友&愛のニコイチ(ゴコイチ)を参加メンバー一同でやってましたし。今回のサイコーハートも例に漏れず。ふと、グループ間シャッフルフェスみたいなイベントライブが企画されて、しゅかしゅーがめっちゃGoing踊ってくれないかな~なんて妄想が頭をよぎりました。要望を書く欄で運営さんにお願いしてみようかな。

P.S.
残りの内容は、
その5:夢ここ、ネオネオ(1回目)、Day1アンコール
その6:Day2アンコール、発表情報、ネオネオ(2回目)、まとめ
とする予定です。
今月中には投稿し終えられると思います。

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