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クルトガ×アルファゲルなシャーペンと富士山消しゴムを語る

 こんばんは。

 昨日は勢いだけで記事を書いてしまいましたが、あれはあれでありということでどうかひとつ。

 今日は、そんな前回に書ききれなかった、「バレットジャーナルに使った文房具特集」です。
 いろいろ使っているので、分割したいと思います。
 ということで、今回はシャーペンと消しゴム編です!

バレットジャーナルに使ったシャーペンと消しゴムはコレ

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 私が使っているシャーペンと消しゴムはこちら。
 三菱鉛筆さんのuni『クルトガ ユニアルファゲル搭載タイプ  ブルー』とプラスさんの『エアイン 富士山消しゴム』です。
 もう社会人(あんまり自覚ないけど)になった身からすると、この組み合わせは懐かしさを覚えますね。
 実際、使う機会はそこまで多くありません。
 でもしっかりこだわりを持ってチョイスしています。

『クルトガ ユニアルファゲル搭載タイプ』は学生時代の夢のシャーペン!

 クルトガは2008年に登場したそうで、私がシャーペンをバリバリに使っていた中学生の時になります。
 初めて見た時のことを未だに覚えています。友だちが恐らくクラスで初めて買って持ってきていて、「何それー!?」と机を囲んでました。学生にとって文房具はエンタメだと思う。
 友だちがガイドパイプ(芯が出る銀色の部分)を何度も押すと、透けて見えているオレンジのところが回り、「おー」「すげー」と歓声が。

 シャーペンの芯が太くならないって、当時はスゴい発明でした。
 ノートをひたすら取ってくと、漢字が潰れて読みにくくて。見栄えも悪くなりました。
 だから自分で適宜シャーペンを回して持ち替えてませんでした? クルトガはそれを全部自動で(手動だけど)やってくれる。こんな便利なものがあるのかーと感動したものです。
 ちなみに、クラスで初めて買ってきたその友だちの購入動機は「なんか回っておもしろそうだったから」。学生ってそんなもんですね。

 ただこのクルトガ、ひとつ弱点がありました。
 持ち手(グリップ)が硬い問題。
 持ち手がラバーなどではなく、プラスチックなので、長時間握っていると手が痛くなってしまいます。多分滑り止めという優しさなのだろうあのデコボコも、むしろ痛かった……。
 一方、握り心地で最上位にあったのが、同じくユニの『アルファゲル(α-gel)』。クルトガよりも登場が早く(2003年だそう)、クルトガ登場前はほとんどの生徒がアルファゲルを持っていたと思います。みんなぷにぷにしてた。

 クルトガは芯が太くならない唯一無二のシャーペン。一方でアルファゲルの握り心地も捨てがたい……そこで私がやっていたのが、クルトガにアルファゲルのゲルグリップをドッキング!
 クルトガはボディが細めだったので、詰めればなんとか入りました。
 これで最高の握り心地の中、芯が細いまま。当時の私の“最高傑作”でした。
 むしろ、これが完成形なのでは? なぜ商品化しないんだろう? ずっとそう思ってました。
 そう思ったまま、私は中学、高校を卒業。そしてシャーペンからも卒業してしまいました。

 しかし今年。2020年。私はこのクルトガ ユニアルファゲル搭載タイプに出会ったのです!
……調べたら2010年にはもうあったらしいんですけどね。近くの文房具売場なんかでは全然見なかったなぁ。
 シンプルなクルトガより太めのボディで、小さなペンケースなんかには入れづらいですが、もう夢だったクルトガとアルファゲルの公式コラボってだけで満足。

 今は、バレットジャーナル作成時の下書き程度にしか使っていないのがとても惜しい。今後、なにか積極的に使える方法を探っていきます。

『エアイン 富士山消しゴム』は可愛いがぎゅうぎゅうに詰まってるけど消し心地は最高に軽い

 クルトガとアルファゲルをだいぶ熱く語ってしまいましたが、シャーペンとセットといえば、消しゴム。
 この富士山消しゴムは、かなり話題になったと世俗に疎い私でも知っています。
 富士山消しゴムの特徴は、「消していくと、消しゴムが富士山になる」という、なんとも可愛すぎる発想。そして出来上がる富士山も可愛い。カラーも可愛い。可愛いのオンパレード。

 富士山消しゴムは限定発売だった頃から知っていたのですが、実際に購入したのは、桜富士バージョンが発売された頃。
 通常版の富士山消しゴムも人気なのに、桜富士なんてウケる要素しかなさそうな上、限定販売ということで、入手が困難になった様子。
 私は「ほーん、かわいいわなぁ。でも見かけたら買うくらいでええかなぁ」という感じだったのですが、発売から数日後、某所文房具売場でまさかの発見。

 待ち合わせしてたら相手が遅れるってことで、ふらっと立ち寄っただけなのに……通常版と桜富士版の両方売っていました。奇跡。
「これは買うしかないのでは?」と一度は両方を手にとったのですが、「いや、そんなに消しゴム使わないな」と、どちらか片方に絞ることに。
 やはり桜か? 桜なのか? 限定だし……と思ったのですが、ふと気づきます。
「自分、青のほうが好きやんけ」
 ということで、通常版の富士山消しゴムをお買い上げ。
 会計をしてくれたお兄さんによると、その日に入荷したとのこと。本当に偶然。
 お兄さんに桜版もプッシュされましたが、すぐに「消しゴム2つもいらない」という結論に自分で達してくれました。いい人だった。

 そんな感じで偶然入手できた富士山消しゴム。やっぱり通常版買ってよかった。このブルー、すごい好きなんですよね。可愛い。

 が、可愛いだけで終わらないのが富士山消しゴム。富士山消しゴムの本気はここからだ。
 富士山消しゴムがファンシー文具で終わらないのは、やはりその消し心地。実用性抜群なところです。
 プラスさんの代表的な消しゴム、『エアイン』。富士山消しゴムもその系譜を継いでいるので、消し心地がとっても軽い。
 消しゴムを買ったのがもう何年ぶりか、ってのもあるのですが、初めて消した時の驚きたるや。「こんな軽く消せんの!?」
 しばらく使いたくて、無駄に書いては消し……をしてました。
 しかも、それでいてしっかり消える。消したいところを消せてる感じ。
 消しゴムの進化を実感しました。

 消しゴムのケース、スリーブにもこだわりが。消しゴムって使っていると、力が入ってしまって折れたり欠けたり。いろんなメーカーさんがそれを防ごうと、様々な形状のスリーブを開発していますが、富士山消しゴムでは、カーブを作ることで解決しているようです。
 富士山消しゴムはその特性上、“完成”を目指す消しゴムなので、頑張って作っていたのにある日ポッキリ……っていうのは悲しすぎますからね。ナイス配慮だと思います。

 そんな富士山消しゴム、私がこんなに語るまでもなく、先日の「文房具総選挙2020」の「『書く・消す』部門」で堂々の1位。さらには全体の大賞も取ったのことで、おめでとうございます!

 可愛いだけじゃない、しっかり使える文房具、まさに私が好きな文房具です。
 しかし最初の写真を見てわかる通り、私の富士山はまだまだ完成しないようです。私の本気はこれからだ。多分。

やっぱ文房具語んの楽しい

 シャーペンと消しゴムの2つを語るだけで3,000字。やっぱり好きなものを好きなように書くとあっという間ですね。
 今回紹介したのは、それぞれ私の思い出エピソードがくっついてるから、っていうのもあるんですけどね。

 でも本当に、中学、高校の頃の文房具ってエンタメだったんだなって思います。
 大人になっても文房具大好きな人間はいっぱいいますが(私も含め)、学生時代は多くの人が等しく文房具に興味を持っていたような気がします。
 今回のクルトガのように、新しいものを持ち込んだらヒーローになれるような。
 今はスマホを持ち込めたりするからまた事情が違うのかな。いやでもやっぱり、学生と文房具は切り離せないよな、とも思います。

 次回は文房具ではない好きなものを取り上げる予定ですが、これから度々、こんな感じで文房具を語れたらいいなと思います。

 ではまた次回!

円井零

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