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庭の訪問者 野良猫問題

お庭ではさまざま訪問者に会うことが出来ます。

スズメやツバメなどの鳥たちや、蝶や蜂などの昆虫たち。時にはヘビなんかも来てくれるので驚くこともありますが、先日は未だかつて見たことがない訪問者がありました。なんとアナグマ!みなさんアナグマって見たことありますか?タヌキとイタチを足して割ったような感じの動物なんです!山から下りてきてしまったのか?うちの庭を歩いていて本当にビックリしました。調べると害獣として悪者扱いされているみたいですが、とてもおとなしくて可愛かったです。

さて、お庭の訪問者でよく困ったなぁ~と相談を受けるのが、ネコ。ネコのおトイレ問題です。ネコの行動範囲は200メートルから500メートルで、縄張り意識が強い動物です。お庭に敷いた山砂などはサラサラしているのでおトイレとして好む場合も多い気がしますが、実は気持ちいいからトイレにしているというより、その場所が自分の縄張りだと主張するためにマーキングしているようです。

ネコのトイレ対策はとしては次の2つを意識しましょう。

1 できるだけ侵入できないようにする。
2 この場所は居心地の悪い場所だと学習させる。

まずは、ネコの通り道を確認して侵入口を塞ぎましょう。お庭の周りを高いフェンスやネットで囲んで物理的に入り難いようにすることが一番の解決策ですね。なかなかそれが難しい場合は通り道を歩きにくくしましょう。大きめの石をゴロゴロと敷いたり、ホームセンターなどで購入できるトゲトゲのマットも効果があると思います。その他にはネコ除けグッズの活用もいいと思います。ネコを感知すると超音波や強い光を出すものや、水を放水するようなものもあるようです。ハーブやコショウなどは僕の経験からすると効果は薄いですね。あと市販の化学薬品系のネコ除け剤は最初効果ありますが、長期間にわたって効果が持続するわけではないのである程度の期間ごとに反復して撒く必要がありますし、ほかの生き物や子供たちの健康被害の誘因となる可能性があるので使用はひかえたほうがいいと思います。

なかなか解決策のないネコのトイレ問題ですが、僕もネコ大好きなので仲良く暮らしたいです。獣害もしかりですがネコの問題も実は人間側にも原因がある気がします。「ネコを放し飼いにしない」「野良猫にエサを与えない」などモラルを持って地域での取り組みがまず大切ではないかと思います。


*「にらめっこ」2018年 7月8月号 掲載に加筆修正

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