夢の話
少し前の話なんですが、連休を絡めて長崎に行ってきました。
僕の父親の生まれ故郷で、親孝行を兼ねて親子三世代9人の大所帯での旅。だいぶ端折りますが、いや~ばってん!うまか~たのしか~しんどか~な長崎でした。ばり最高!
で、原爆落下中心地でもある平和公園で平和祈念像にも手を合わせてきました。
その後岐阜に戻ってから不思議な夢を見ました。
夢の話です。
見慣れた庭の様子がなんだかいつもと違う。
緑々と茂っていた木々が切り倒され、一面が畑になっていた。
ところどころイモやカボチャのツルが見えるが、それにしても随分と荒れて一面が茶色い。
「今晩のおかずはサツマイモの茎の煮物と、ドクダミの天ぷらだよ」
と、嫁さんがグレーの瞳でこちらをぼんやり見つめる。
すると、畑を通って真黒のスーツを着た男が近づいてくる。息子の担任教師だ。
「おめでとうございます。」といって一枚の赤い紙を手渡される。
赤い紙にはこう書かれている。
召集令状
第一兵陸軍歩兵 〇〇 〇
右召集ヲ命セラル依テ左記日時到着時二参着シ此ノ令状ヲ以テ召集事務所二届出ヅベシ
息子が言う。「撃チテシ止マム」
僕は涙を流して空を見上げる。ただただ青い。
そこで目が覚める。
窓の外を見ると変わらない我が家の庭がありました。
ちょっと怖い夢の話を書きましたが、こんなような事態が絶対に起こらない未来を強く強く願います。子供たちの未来の行く先は、大人の私たちがそのカギを握っています。原発の問題も、改憲の問題も政府により方向が決まりますからね。戦争を知らない世代の私たちですが、過去の歴史から学ぶことはできます。悪夢のような未来にならないように少しづつでも政治や選挙のことにも興味を持って、平和な未来につながる選択をしていきましょう!
*「にらめっこ」2017年 11月12月号 掲載に加筆修正
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