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ハチに刺されたときは落ち着いて。

「ハチは針で刺すから怖い」

と、うちの嫁さんは言いますが、鍼灸院で全身に針を刺してきては「ああ気持ちいい」と言って帰ってきます。

先日なんか頭に針を刺して、「血が止まらなくなっちゃって、アハハ」って笑っていましたが、どちらかというとこちらの方が僕は怖いです。

ハチと言ってもお庭で見かけるミツバチやアシナガバチなんかは、実はとてもおとなしい性格で、こちらが巣を直接触ったり、かなり接近しない限りはほとんど刺したりすることはありません。ミツバチは植物の受粉を媒介してくれるし、アシナガバチもケムシやイモムシを食べてくれます。両ハチともお庭にとってとてもありがたい存在です。

しかしながら、スズメバチは要注意です!特に9月10月は繁殖期に入るので、いつも以上に気が荒く攻撃的になります。こちらが大声を出したり大きく動いたりするだけで、いきなり刺してくることもありますので、遭遇したときは刺激しないように落ち着いて姿勢を低くしてゆっくり後ずさりするように離れましょう。スズメバチの巣を発見したら、市町村の相談窓口に連絡するか、専門業者を呼んで退治してもらうのがいいですね。

「どんな記事書いてるの~?」

と嫁さんが向こうの方で聞いてきたので、ゆっくりパソコンを閉じようと思います。
そう大切なのは、出来るだけ刺激しないように・・・落ち着いて・・・低姿勢で・・・
今回はこのあたりで失礼します(笑)

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もしハチに刺されたときは、まず落ち着いて対処しましょう。**

1 その場から直ちに離れる (ハチに刺されるとフェロモンでハチが集まってきます
2 針を抜く (ピンセットやポイントカードなどの薄くて硬いもので横に払うように抜く。手でつまんで抜くとよけいに毒がまわることになるのでしない。)
3 ポイズンリムーバー【毒吸出し機】で毒を吸い出し水で洗って氷などで冷やす。(口で吸い出すと、口の中から毒がまわるのでしない
4 抗ヒスタミン剤配合の薬を塗る。(おしっこをかけるとよいと言われていましたが、科学的に何の効果もなく傷からバイ菌が入る恐れがあるのでしない

全身のじんましん,腹痛,めまい,意識がもうろうまたは不明,呼吸困難などのような症状が出たらアレルギーショックである恐れが強いのでただちに医師の手当てを受けましょう。

*「にらめっこ」 2017年 9月10月号 掲載 に加筆修正

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