見出し画像

Vol.15 ロサンゼルスへ行くときにはポータブルベビーシートを

フランス滞在記。

12月上旬からドイツ・ミュンヘンへ。

一度フランスへ戻ると一息つく暇もなく、今度はアメリカ・ロサンゼルスへ出発した。

しかし、フランスでは12月5日からストライキが決行されており、電車もバスも止まっていた。パリまで足がなくなってしまったので、仕方がなくレンタカーを借りて片道6時間の距離を走る。

画像1

やっとの思いでパリのシャルル・ド・ゴール空港へ到着すると、フランスの航空会社エールフランスのデスクはビシッと綺麗にロープが張られ、人っ子ひとりいない。幸い、私たちが搭乗するのはアメリカの航空会社の飛行機だったので、ロサンゼルスへの渡航は問題なかったのだが、そんな物々しいデスクの雰囲気を横目で見ながら、あぁこれが本当のストライキってやつなのか・・と痛感した。

飛行機は夕方にロサンゼルス国際空港へ到着。
しかし、ドイツに引き続きまたしても預けていたベビーカーが行方不明に・・。

フランスの友人が借してくれたベビーカーだっただけに、オロオロとしながら、夫が空港スタッフに尋ねて回る。「あっちにあるはず」と言われあっちへ走り、「こっちにあるんじゃない?」と言われこっちへまた走り、右往左往。

私は夫を待ちながら、重たいスーツケースをゴロゴロ転がし、飛行機の中でぐっすり寝てすっかり元気になって走り回る娘を追いかける。なんだかとても長く感じる時間だった。実際に、ロサンゼルス国際空港へ到着してから数時間が経っていた。

結局誰に聞いてもわからず、しまいには「私の仕事じゃないわよ。とりあえずチェックアウトの列に並びなさい」と言われ、幾つもの到着便が重なり長蛇の列ができているチェックアウトカウンターへ、一か八か並んでみることに。

外へ出ると、ベビーカーはあっさり見つかって、なんだか気が抜けてしまった・・。

外はすっかり日が暮れ、夜になっていた。流石にロサンゼルスの夜、バスや地下鉄に乗るのは怖かったので、Uberとタクシーの乗り場へ向かう。
フレンドリーに車のドアを開けてくれる運転手に「ベビーシートをつけてもらえますか?」と聞いてみるが、「ベビーシートなんてないよ。持ってきてないの?」または「法律的にはつけないといけないけど、まぁなくても大丈夫だよ」と言われ続ける。

・・不安。

タクシー乗り場に来ていた周りの人をよくみると、みんな背中にポータブルベビーシートを担いでいる。

ネットで調べてみると、車社会のロサンゼルスだがベビーシートが用意されているかはタクシー運転手によってまちまちらしく。用意されていないことが多いので自分たちでポータブルベビーシートを用意していった方が安全、とのこと。しまった。完全にリサーチ不足でした。

ロサンゼルスへ子連れで行こうとする方。
ぜひ、ポータブルベビーシートはじめ、動線について事前に調べておくことをお勧めします・・。

ちなみにベビーシートについてですが、日本のものはヨーロッパ規格らしく、アメリカの規格とは違うので注意が必要とのこと。色々調べないとわからないものですね。


さて、このとき私たちは仕方がないので、路線バスと地下鉄を乗り継いでロサンゼルスの街へ向かうことにした。

バスのチケット売り場の近くで酒瓶片手に叫びまくるホームレスや、地下鉄車内で大声で歌っている人に遭遇したりと、出だしから身体が震えるような体験でしたが、なんだか恐ろしすぎて詳細を覚えていないです(笑)。とにかく、夫から離れないように、死角に入らないように、そしてできるだけ隙を作らないように、とだけ考えて移動していました。

なんとかホテルにたどり着いて、その日は倒れるように眠った。

夜が明けて、朝食を求めて朝ロサンゼルスの街を歩いたときには「これ、本当に同じ国?昨日の怖い感じは一体なんだったの・・?」と思うくらい平和な空気が流れていました。

画像2

次の日はちょっと冒険して、娘と二人でAmtrakに乗って、サンディエゴへ出かける。


*******

*******

生きていく場、暮らしの場、すべてがアトリエになりますように。いただいたサポートはアトリエ運営費として大事に活用させていただきます!