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水との対話 -water color-

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シュタイナー教室のにじみ絵や、二十四節気の水彩画など。 水彩を通して自分の中の水との対話を試みています。
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#裏の畑

他者はわたし一人では見えない世界へ連れて行ってくれる|裏の畑美術部

3月12日は、月に一度のシュタイナー教育の絵の教室「裏の畑美術部」でした。この日の水彩は、自分が描いた作品へ他者に筆を入れてもらうという面白い経験をさせていただきました。 そうしたら、次に、お隣の席へ。他のメンバーが描いた絵にみえてきたものを描き足していきます。人の絵に筆を入れるって普段あまりやらないので、いいのかな、と少しドキドキしながらも相手の絵に敬意をはらって一筆また一筆と入れていきます。 わたしの絵もどんどん変化していて・・ 他のお二方の素敵な作品も。 陰陽か

光と影をまっすぐに見つめる|裏の畑美術部

1月9日は、今年はじめてのシュタイナー教育の絵の教室「裏の畑美術部」でした。今まで、水彩の時間では、色彩によって広がる世界観を受け止めるような課題に取り組んでいましたが、この月からはデッサン。 シュタイナー教育の美術の過程では、小学校の高学年から少しずつデッサンに取り組み始めるとのこと。物の正確な形や光と闇を識別する力が子供たちの中で育っているからでしょう。 実は、わたし、このデッサンというものに漠然とした苦手意識がありまして。「おぉ、ついに来たか・・」という心持ちだった

色彩の秘密を知るものは|裏の畑美術部

12月12日は、今年最後のシュタイナー教育の絵の教室「裏の畑美術部」でした。この日は、筆を取る前に色のお話から始まりました。シュタイナー著・色彩の本質より、黄色と青色について描かれた記述を講師の間々田さんに読んでいただきました。 シュタイナーの文体は独特だけれど、元々ゲーテを研究対象としていたこともあってか、色彩論はとかく読みにくい・・。そんなに分厚い本ではないのに、今まで数ページで何度も挫折しています。でも、今日はなぜだかその癖のある文章がスッと心に入ってきました。きっと

木を描くと、そこに今のわたしがあらわれる|裏の畑美術部

全然更新する時間が取れないまま11月も終わりが見えてきてしまいましたが(汗)、先月10月10日は月に一度開催の、シュタイナー教育の絵の教室「裏の畑美術部」でした。水彩は、9月にバイオグラフィーワークを終えたので、この日の課題は久々の自然物。 どんなアングルから見るのか? 遠くから俯瞰しているのか? 寄って木そのものと同化しているのか? 枝葉のふる舞いはどうか? 根はどんな風に張っているのか? 木を、その人がどのように捉えているかで全く違う構図や絵肌になる。 シュタイナーの

過去の自分が未来の自分の自由をつくる|裏の畑美術部・バイオグラフィーワーク【土星期56-63歳】

先月9月12日は月に一度開催の、シュタイナー教育の絵の教室「裏の畑美術部」でした。(やっとふり返る時間が取れた・・・)。 水彩の課題では、2月からバイオグラフィーワークに取り組んでいます。 古い時代、人間の発達は7の倍数で進んでいき、それが惑星のならびに対応しているという考えがありました。バイオグラフィーとは、伝記という意味。バイオグラフィーワークでは、7の倍数の年齢ごとに月(は正しくは衛星ですが)から土星までの惑星を当てはめて自分の人生を振り返っていくということを行います

わたしはどんな風に離別を受け入れるのだろう?|裏の畑美術部・バイオグラフィーワーク【木星期49-56歳】

ちょっと期間があいてしまいましたが、先月8月3日は月に一度開催の、シュタイナー教育の絵の教室「裏の畑美術部」でした。水彩の課題では、2月からバイオグラフィーワークに取り組んでいます。 古代では人間の発達は7の倍数で進んでいき、それが惑星のならびに対応しているという考えがありました。バイオグラフィーとは、伝記という意味。バイオグラフィーワークでは、7の倍数の年齢ごとに月(は正しくは衛星ですが)から土星までの惑星を当てはめて自分の人生を振り返っていくということを行って行きます。

これまで体にどんなことをしてきたのか?|裏の畑美術部・バイオグラフィーワーク【火星期42-49歳】

先月7月4日は月に一度開催の、シュタイナー教育の絵の教室「裏の畑美術部」でした。2月から水彩はバイオグラフィーワークを使って惑星を描くことに取り組み始めました。 古代では人間の発達は7の倍数で進んでいき、それが惑星のならびに対応しているという考えがありました。バイオグラフィーとは、伝記という意味。バイオグラフィーワークでは、7の倍数の年齢ごとに月(は正しくは衛星ですが)から土星までの惑星を当てはめて自分の人生を振り返っていくということを行って行きます。 第七回目のこの日は

自分でこの地に立つ感覚・プレゼンス|裏の畑美術部・バイオグラフィーワーク【太陽期②28-35歳】

先月5月23日は月に一度開催の、シュタイナー教育の絵の教室「裏の畑美術部」でした。 2月から水彩の時間では、バイオグラフィーワークを使って惑星を描くことに取り組み始めました。 古代では人間の発達は7の倍数で進んでいき、それが惑星のならびに対応しているという考えがありました。バイオグラフィーとは、伝記という意味。バイオグラフィーワークでは、7の倍数の年齢ごとに月(は正しくは衛星ですが)から土星までの惑星を当てはめて自分の人生を振り返っていくということを行って行きます。 第五

近くでみると悲劇だが遠くからみると喜劇だった|裏の畑美術部・バイオグラフィーワーク【金星期】

引っ越しでバタバタしていて4月になってしまいましたが、3月21日は月に一度開催の、シュタイナー教育の絵の教室「裏の畑美術部」でした。 先月から水彩では、バイオグラフィーワークを使って惑星を描くことに取り組み始めました。 古代では人間の発達は7の倍数で進んでいき、それが惑星のならびに対応しているという考えがありました。バイオグラフィーとは、伝記という意味。バイオグラフィーワークでは、7の倍数の年齢ごとに月(は正しくは衛星ですが)から土星までの惑星を当てはめて自分の人生を振り返

戻れない道を進む|裏の畑美術部・バイオグラフィーワーク【水星期】

2月21日。 月に一度開催の、シュタイナー教育の絵の教室「裏の畑美術部」でした。 先月から水彩では、バイオグラフィーワークを使って惑星を描くことに取り組み始めました。 古代では人間の発達は7の倍数で進んでいき、それが惑星のならびに対応しているという考えがありました。バイオグラフィーとは、伝記という意味。バイオグラフィーワークでは、7の倍数の年齢ごとに月(は正しくは衛星ですが)から土星までの惑星を当てはめて自分の人生を振り返っていくということを行って行きます。 第二日目のこ

一番はじめの記憶は何ですか?|裏の畑美術・バイオグラフィーワーク【月】

1月17日。 月に一度開催の、シュタイナー教育の絵の教室「裏の畑美術部」でした。 2023年、新年明けて初の回。絵筆を取る前に、主催の間々田さんからお年賀をいただきました。毎年恒例の、福来が入ったお手製の唐辛子。やったぁ!楽しみにしていました! そして、この日から、水彩ではバイオグラフィーワークを使って惑星を描くことに取り組み始めました。 これはシュタイナーオリジナルのものではないのですが、古代より人間の発達は7の倍数で進んでいくという考えがありました。バイオグラフィーと

叡智への案内人・フクロウを描く|裏の畑美術部

12月20日。 月に一度開催の、シュタイナー教育の絵の教室「裏の畑美術部」でした。 この日は、「フクロウ」を描きました。 後ろ姿を描いてしました。お手本からどんどんハズレにハズレていくので、わぁ、どうしようどうしよう、と思っていたのですが、この日、わたしの中のフクロウは、どうしてもこちらに背を向けて羽ばたいていくイメージだったので、わからないまま、その衝動のままに描いてみたのでした。 「両サイドに一枚ずつ、紙が欲しいよね」と先生の間々田さんから。そうなのです、大きく大きく

金木犀とわたしの木|裏の畑美術部

10月18日。 月に一回のシュタイナーの絵の教室『裏の畑』では、水彩では3月より創世記のテーマにとり組んでいます。この日は最後の第7日目。地上に帰ってきて、今心地よく香っている金木犀を描きました。 (創世記は先月で終わって、この日は地上の四季の絵に戻り、金木犀を描きました。) 金木犀で思い出すのが、娘の幼稚園の駐車場のお向かいのお宅にある金木犀の木。いつもぎりぎりで車から降りてダッシュしようとするとフワッと香ってきて、せいた心が一瞬フワッと自由になる感じがするのでした。

《創世記 第五日》今は不思議なことがいっぱい起きているけど、あとでわかるでしょう |裏の畑美術部

7月19日。 シュタイナーの絵の教室『裏の畑』では、水彩では3月より創世記のテーマを描き始めて、第五日目となりました。この日は絵を描き始める前に、今まで描いた第一日から第四日までを並べて振り返りました。 点と線がつながっていくように。 普段あまりなじみのないニュアンスで書かれた創世記。一つ一つでみるとよくわからないものが、一連の流れとしてみてみると新たな発見があることも。 描いた瞬間はわからなかったことも、描き続ける中であぁそうなんだなと気づいていくものをその都度その