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水との対話 -water color-

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シュタイナー教室のにじみ絵や、二十四節気の水彩画など。 水彩を通して自分の中の水との対話を試みています。
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2023年3月の記事一覧

太陽からのラブレター|春分

『 愛 』 愛は 時として大きな感動を与え 愛は 時として小さなわたしをあっという間に壊してしまう けれど、求めてやまず けれど、避けて止まず、 行ったり来たりしながらも 今 受け取れる分だけを 精一杯 心のまんなかで受け止めてみよう 愛は 時として大きな感動を与え 愛は 時として小さなわたしをあっという間に壊してしまう けれど 心で受け止めた愛は、そのまま創造の力となって 体の隅々まで広がっていって この身がたとえ なくなったとしても 決して消えることのない

太陽からのラブレター|啓蟄のうた

『 衝動 』 ぼくの はらへ むねへ そしてのどへ 形にならない動きが突き上がってきて ぼくがぼくである理由を 問うて去ってゆく

戻れない道を進む|裏の畑美術部・バイオグラフィーワーク【水星期】

2月21日。 月に一度開催の、シュタイナー教育の絵の教室「裏の畑美術部」でした。 先月から水彩では、バイオグラフィーワークを使って惑星を描くことに取り組み始めました。 古代では人間の発達は7の倍数で進んでいき、それが惑星のならびに対応しているという考えがありました。バイオグラフィーとは、伝記という意味。バイオグラフィーワークでは、7の倍数の年齢ごとに月(は正しくは衛星ですが)から土星までの惑星を当てはめて自分の人生を振り返っていくということを行って行きます。 第二日目のこ

太陽からのラブレター|雨水

『肌をひらく風』 わたしにはあなたが見えない でも、あなたの香りがするのがわかる わたしにはわたしが見えない でも、わたしの香りがするのがわかる 目を閉じて、耳を澄ます やさしい風の音がする 耳を閉じて、肌を澄ます やさしい風がわたしの肌を撫でる 風はわたしの隅々までを撫で 肌がひらかせる 今まで感じとれらなかった全てが わたしの中に流れてくる わたしは再び目を開ける 相変わらず、あなたの姿は見えない 相変わらず、わたしの姿も見えない けれど、わかる わた