マガジンのカバー画像

水との対話 -water color-

94
シュタイナー教室のにじみ絵や、二十四節気の水彩画など。 水彩を通して自分の中の水との対話を試みています。
運営しているクリエイター

2022年10月の記事一覧

太陽からのラブレター|霜降のうた

『mirrors』 横へ横へ広がる大地に ツンと背伸びした小さな結晶が編み込まれていく ザクリザクリ それは太陽の高い時には出会うことが叶わない 永遠性の輝き ザクリザクリ 気をつけて さもないと踏みつけてしまう チラリチラリ 永遠に続く結晶の鏡の中をのぞく すると、 誰かがわたしに語りかけた さぁ、大事なものはこの中へ じきに冬がやってきますよ、と

金木犀とわたしの木|裏の畑美術部

10月18日。 月に一回のシュタイナーの絵の教室『裏の畑』では、水彩では3月より創世記のテーマにとり組んでいます。この日は最後の第7日目。地上に帰ってきて、今心地よく香っている金木犀を描きました。 (創世記は先月で終わって、この日は地上の四季の絵に戻り、金木犀を描きました。) 金木犀で思い出すのが、娘の幼稚園の駐車場のお向かいのお宅にある金木犀の木。いつもぎりぎりで車から降りてダッシュしようとするとフワッと香ってきて、せいた心が一瞬フワッと自由になる感じがするのでした。

太陽からのラブレター|寒露のうた

『 核 』 寒さが わたしの熱を内側に閉じ込める。 外側のチリチリとした熱を禊ぎ、 わたしを内側の核へと向かわせる。

描きたい身体

ちょっと時間が経ってしまいましたが、リビング・アトリエに、さめじまみおちゃんが遊びにきてくれました。 公園でシート広げてサンドウィッチをかじったり、のんびりした里山にあるカフェでおやつを食べたり。普段、ついついおひとりさま行動に偏りがちなわたしにとってはとてもとても貴重な「お友達との楽しい時間」なのでした。 そんなみおちゃんに、「ねぇねぇ、何して遊びたいですか?」と聞いてみたときに、返ってきたのが「絵を描きたい」だった。そうだ、みおちゃんとリビング・アトリエで一緒に絵を描