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水との対話 -water color-

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シュタイナー教室のにじみ絵や、二十四節気の水彩画など。 水彩を通して自分の中の水との対話を試みています。
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2022年6月の記事一覧

太陽からのラブレター|夏至のうた

『鼓動』 わたしの鼓動がきこえるか ものに形を与え、 熱を与え その衝動を爆発させる この鼓動がきこえるか たぎるように あつく あつく その音は、振動は、 果てることなく いつも世界を揺らしている その音は、振動は、 今、あなたの一番近くで 鳴り響いている

《創世記 第四日》 目にみえる太陽・目に見えない太陽|裏の畑美術部

6月21日、夏至の日でした。 シュタイナーの絵の教室『裏の畑』では、水彩では3月より創世記のテーマを描き始めて、今日は第四日目。 昼と夜とが別れていくストーリー。ちょうどこの日は夏至と重なっているということもあって、夏至で一番つよくなる昼の意識(目にみえる太陽)と夜の太陽(目に見えない内側の太陽)とが出会っていくような感覚を覚えました。 昼の光(太陽)の真ん中に入れた朱が広がっていく様は、いよいよ人類の意識が昼(目にみえるもの)にあたっていく過程が描かれているようで感慨

太陽からのラブレター|芒種のうた

『ネットワーク』 あなたの中にわたしがいて、 わたしの中にあなたがいる あなたがあなたらしく生きてくれるから、 わたしがわたしらしく生きることができる わたしがわたしらしく生きることは、 あなたをあなたらしさの中へと解放する 姿形もまったく異なる、どこかにいるあの人も、 腰を下ろせばみんな同じ 目を閉じればみんな同じところにいる

太陽からのラブレター|小満のうた

『つかれたら』 つかれを感じるときは、 good sigh つかれるのは、 新しいことにあなたが馴染もうとしているから つかれているのは、 あなたが頑張ってきた何よりの証拠 つかれを感じたら、 今ここにある小さな一歩を味わってみよう 焦らずに、 ここから始まろうとする 微かな音に耳を傾けてみよう きっとその中に 春から育んできた小さな実りを発見して それは、 たかぶった胸をホッと落ち着かせてくれるはずです * 2022年6月2日 小満に寄せて