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水との対話 -water color-

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シュタイナー教室のにじみ絵や、二十四節気の水彩画など。 水彩を通して自分の中の水との対話を試みています。
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2020年11月の記事一覧

アドベント|内側の灯火に向かって歩き、また戻ってこよう

昨日はシュタイナーの絵の教室。本当に久々に、筆を取りました。 ここ最近天気が良くて出ずっぱりで家を空けていたし、家にいても最近始めたデジタルのお絵かきに夢中だったりで、こうしてアナログで絵を描く時間をなかなか持てなかったけれど。 やっぱり私にとって必要な時間なんだなと実感しました。 色と水の思い通りにならなさと偶然性の波に癒される。 柿を描きました。柿ってなんだか男っぽい果物という感じがして、描きながら色々なインスピレーションが湧いてきます。 家に帰ってみた夫が「なん

【受け入れる】気持ちがざわつく時は、水や色に触れるのがいい。言葉や形では受け入れられないことも、目の前に広げた水や色を通すと入って来る時がある。全体をやさしく解きほぐして、また自分の中に受け入れるというプロセスを助けてくれる。

稲を描く-豊穣は一人ではなし得ない-

シュタイナーのにじみ絵の教室で稲を描いてから、秋には何度も稲を描いた。 一番初めに描いた稲。まだ熟しきっていない、若さが残る稲たち。 豊穣とは。枯れるとは、どういうことなんだろう?迷いながら描く。 少し枯れてきた。でも実はまだまだ若い。上手く描けなくて悔しいのでもう一回描く。 少し馴染んできた。最後、身をぎゅっと凝縮させるために朱色を入れるのですが、塩梅が難しい。入れすぎると枯れすぎてしまう。豊穣にはならない。 ちょっと時を寝かせる。今度は娘と一緒に描いてみた。 は