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結果は石

はじめに

Bon jour!

僕は今、JOCVの2022年度4次隊、障害児者支援の隊員としてセネガルに来ています。

セネガルのことやセネガル人のことを僕はまだ何も知らないし、本当のことは何も分かりません。
なので、セネガルに来た一人の日本人の勝手な感想や想いだと思って、読んで頂ければと思います。

Jour 371 - 423

4月28日-6月19日。
相変わらず、 noteの更新頻度が低いですが、それでも「書きたい」「綴りたい」と思った時に更新していきます。
自分の中で優先順位は低めですが、続けようと思います。

その反面、Instagramは辞めました。
アカウントも削除しました。
理由は、自分に合わない。SNSって難しいなと。笑
今僕がやっているのはLINEnotefacebookです。
この3つくらいは続けようと思うので、継続できたらと思います。

セネガルに来て1年以上が経ち、配属先での活動を始めてからも1年が経ちました。
去年の今頃は、大統領選挙関連のいざこざで「自宅待機だったなぁ」と思い返しています。
5月31日に壮行式と配属先挨拶、住居に引っ越しなどのバタバタと手続きを済ませていたのが懐かしく感じます。
「そういえば去年もやってたなぁー」とか、僕の住んでいるダカールは地方都市と比べると暑くなく、暮らしやすい方ですが、それでも「ちょっと季節が変わってきたかなぁ」「暑さの感じが変わってきたなぁ」と、比較できるようになってきました。

マラソン大会

5月上旬。
ダカールでマラソン大会がありました。

去年の11月に参加したマラソン大会はフルマラソン、ハーフマラソンもありましたが、今回のマラソン大会の最長は10km
今回は、10kmに参加しました。
一緒に参加してくれそうで、走るのが好きそうな隊員仲間にも声をかけて、参加しました。
前回、ハーフを走った際には、「ちゃんと練習しないと」と思ったので、今回はちゃんと練習しました。少しだけですが。
目標にしていた
「ゴールすること」
「1時間以内で走ること」の両方を達成できました。
記念のメダルももらいました。
相変わらず、筋肉痛は1週間ほど続きましたが、楽しかったです。

UNDOKAIと運動会

5月上旬。
セネガルで活動する他の隊員が活動先で実施した「UNDOKAI」
そこに手伝いというか、写真を撮ったり、できることがあればと思って、参加させてもらいました。
暑い中でしたが、準備運動から玉入れに綱引き、騎馬戦、二人三脚などなど、内容は日本の運動会と同じですが、やっているのはセネガルの小学生たち。
玉入れで♪チェッチェコリーと流れた時は面白かったです。
やっぱり、子どもたちが全力で、一生懸命に取り組む姿っていいなと思いました。
当日も含めて、十数人の隊員が各地から集まって、いろんな話をして、ご飯を食べたのも良い時間でした。
タイミング的にも、その時のちょうど1年前に語学訓練で滞在していたその場所で、歓迎会をやってもらったのを思い出しました。
改めて、こういう時間を過ごしていると活動もそうですが、「協力隊になって良かった。セネガルに来て良かった」って実感します。

今度は6月上旬。
日本人会の運動会がありました。
去年も開催予定でしたが、選挙関連のいざこざがあって中止となりました。
なので、僕にとって参加できるのは今年で最初で、最後です。
徒競走では久しぶりに100mを走りました。
身体の動きが想像と違って、老いを感じましたね。笑
子どもよりも大人の方が多かったですが、みんなで盛り上がっていました。
準備や運営など、いろんな人が関わってくれて、開催することができました。ありがとうございました。
自分は参加しただけですが、すごく楽しかったです。
こういう機会が今後も繋がっていくといいなと思います。

結果は石

フランス語を学び始めてから、1年と半年が経ちました。
この前の3月に、DELFと呼ばれるフランス語試験のB1を受験し、合格することができました。

合格はできましたが、結果はギリギリでしたし、自分の中では「まだまだだな」って感じです。
それでも、『合格』という『結果』が出て良かったです。
勉強を続ける上でのモチベーション(やる気、向上心、継続力)って大事だなと僕は思います。
特に自分が頑張った証っていうのは、なかなか目に見えないのもあり、感じづらいですよね。

『ちはやふる』で出てくる好きなシーンの一つ。

結果…
世の中には結果よりも、努力が大事って考え方もあるが、指導者にも生徒にもそれは本当は苦しいんだ。
「がんばった」も「きつかった」も風のように流れていってしまう。

「結果」は石なんだ。「がんばった」を留めておいてくれる石。

ちはやふる20巻 105首 末次 由紀さん / 講談社

勉強でも、スポーツでもなんでもいいけど。
結果が出ることもあれば、出ないことも僕にはありました。
合格したことを、訓練所でフランス語を教わった先生にメールで連絡して、伝えたら、すごい喜んでくれて、嬉しかったです。
彼には、数ヶ月に1回のペースでセネガルで撮った写真なども合わせて、ちょこちょこ近況報告をしています。
彼のおかげで、僕はフランス語を楽しく学ぶことができたし、訓練所で一人で勉強をしていても、しんどいと思うことはなかったです。
次はB2を取ることを目指していきたいと思います。
彼にまた、喜んでほしいし、自分のこれからの進路を考えた時にも、セネガルに来てから出会ったいろんな人たちが共通して言うのも「フランス語を身につけること」。
これからも頑張ります。


続いて、活動のことも。
配属先での活動も1年が経ちました。

正直、自分の活動に手応えと自信のない日々が続いていたけど、最近、ちょっと嬉しいことがあった。
配属先での活動を始めて、1年が経過したので「1年間活動して思ったこと」と題して、報告書を書いて提出した。

月に1回のペースで、「知的障害と発達障害について」「教材について」など、自分なりにまとめた内容を提出をしていたけど、特に反応もなかったし、それに関して意見を交換することもなかったのですが、今回はいつも提出している人にプラスして、配属先長などにも提出しました。
そしたら、すぐに反応があって、授業中なのに突然呼ばれて、配属先長と副配属先長と一緒に話し合いをしました。
書いた内容も、個人的には自分が思うことをストレートに書きました。
まわりくどい言い方や忖度はせず、改善点含めて、批評も辛辣な意見もハッキリと書いたので、呼び出されて不安でしたが、そんなことなくお互いの意見を突き合わせることができたので、良かったです。
もちろん、「知的障害や発達障害について」や「子どもへの接し方」「虐待や体罰」「障害理解」「教材の良い例、悪い例」などなど。
まだまだまだまだ…個人的には改善点が山ほどあると思っています。
もっともっともっと伝えたいことが、一緒に取り組みたいことがたくさんあります。
30分以上、話し合って終着点が見つからず、一旦終了にしましたが、「(センターにとって)良い案がたくさん書いてあるわ。」と言葉をもらいました。
また、「来年帰るんでしょ?もっとここにいることはできないの?」とも、隊員としては嬉しい言葉ももらいました。
たぶん、僕が一人で配属先長とこんなに深く話をしたのは、ここで1年活動をして初めてでした。
自分の悩みや改善が必要だと思うことを、同僚たちや上司に伝えても、あまり良い反応がなかったので、配属先長も同じだと勝手に思っていました。
けど、実際に話してみたら、そんなことなかったです。笑
もっと自分からコミュニケーションを図っていくこと、自分の意見を伝えることは自分自身の課題だなと思います。
これからも頑張ります。

障害と開発

隊員活動が終了後の進路も考え始めています。
その中で今、興味のあることが「障害と開発」分野です。
僕が「障害と開発」に興味を持つようになったのはセネガルに来て、活動を始めてからです。
細かいことは長くなるので、いつの日か詳述します。

JICAでは、上記の「能力強化研修」を実施しています。
※詳細はHPをご覧ください。

今回はその「能力強化研修」「障害と開発 インクルーシブな開発の実現に向けて」【2024年度】を受講させて頂きました。
研修を受講するにあたって、推薦書も必要でしたが担当のVCさんに相談して、書いてもらいました。
また、セネガルと日本の時差もあり、日本時間(09:30-16:15のため、セネガルだと0:30-07:15)での参加も厳しいかなと思いましたが、せっかくの研修でもあり、自分にとって実りのある研修になることは参加前から確信をしていたので、フル参加しました。
参加する前から、事前資料や課題、読んでおくといい資料などがあり、それだけで自分にとってプラスになることばかりでした。
また、実際に参加し、講義を聞いて、参加者同士でグループワークをして、頭がパンパンになって、モヤモヤして、それでいて自分の身の丈に合うというか、求めていた学びがあって、充実感しかありません。
まだまだ僕には知識も経験も何もかも足りないことだらけで、言葉にできないモノがあるので、振り返りながら資料を読み返して、整理したいと思います。

ということで、今回はここまで。
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
またお会いしましょう。

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