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Mon journal 🇸🇳【Jour 21〜23】

はじめに


Asalaa maalekum!
僕は今、JOCVの2022年度4次隊、障害児者支援の隊員としてセネガルに来ています。
このnoteはどこまで続けられるか分かりませんが、セネガルでの日々を記録に残したいと思い始めました。
ここには個人的な感想や想いを正直に綴ろうと思います!
また、その日に書ける日もあれば、後日にまとめて書く日もあります。その時その時の気持ちや感情じゃないかもしれないけど、残していきます。

セネガルのことやセネガル人のことを僕はまだ何も知らないし、本当のことは何も分かりません。
なので、セネガルに来た一人の日本人の勝手な感想や想いだと思って、読んで頂ければと思います。

Jour 21 (21日目)

2023年5月15日
セネガルに来て約3週間。
一日が長くも感じれば、あっという間だったなとも思う。
語学訓練も折り返しです。

名前を忘れたとある少女とその友だちと神々の話

ウォロフ語の授業。
実際に文字を書いたり、文を作ったり、先生から文法的な説明を受けるのも多いけど、2人で話すことの方が多い。
今日は午前中に少しだけ文法をやって、残りはずっと話してた。

この日のテーマは
・セネガルと日本の祝日について
・お年玉って?
・「時は金なり」と「急がば回れ」って?
・セネガル国旗と日本の国旗について
・一夫多妻制について
・タリべについて
・イスラム教について
・セネガルの政治と日本の天皇について

そして、
「千と千尋の神隠し」って?
というテーマ。

そもそも日本語ですら完璧に説明できないのに、覚えたてのウォロフ語でこれらのテーマを話せと言われても、「無理」となる笑

「とりあえず言葉にしなさい」と言われ、数少ないウォロフ語のボキャブラリーで「千と千尋の神隠し」について説明していく。

※ストーリとして合ってるとか、合ってないは置いておいてください。

「とある少女(千尋)の物語り。その少女には友だち(ハク)がいる。名前を忘れてしまって、たくさん神様が出てくる世界で働く」的な文を自分で言葉にしながら、「なんだそれ」と言いたくなるものの、今の自分にはこれしか言えない。笑

「宮崎駿って知ってる?」
「日本の有名な映画監督で、他にもたくさん映画がある」
とか言いながら、他のジブリ作品を列挙しながら間をつなぐも、
それでも「名前を忘れてどうなるの?」と間を詰めてくる先生。
日本語で説明できないのに、フランス語でも説明できるはずもなく、

先生には、
・名前を忘れた少女(チヒロ)
・少女の友だち(ハク)
・神様がたくさんいる世界で働く
・なぜか豚になる
・確かお家には帰れる
くらいしか、きっと伝わってないと思う笑

きっと次にウォロフ語を習うJOCVたちが、先生に本当の事実を教えてくれるだろうと託して…。

Jour 22

2023年5月16日
「今日は夕方から外に行って会話の練習よ」と朝から先生に言われて、
「え〜」と露骨に嫌そうな顔をする僕。
そして、「セネガルの服を取りに行くついでに、練習するのよ」と
エサをもらって、今日も一日頑張ろうと思う。

セネ服完成

夕方になって、先生と一緒に1週間程前に訪れたテイラーさんの元にタクシーで向かう。
セネガルに来て、タクシーに何度か乗ったけど、この日乗ったタクシーが今のところ、1番不安になる外装と内装でした笑
「車って、これでも動くんだな」ってちょっと感心しながら、乗ってました。

無事にテイラーさんの元に着いて、早速仕上げてもらった服を試着する。
サイズも問題なく、デザインもバッチリ😊
またちょっとセネ人に近づけた気がして嬉しかったです♪

また機会があれば、ダカールに戻ってからも作れたらいいなぁと思います!

こっちが割とフォーマルな服装!
(上下セット)
薄手の布で半袖にしてもらったから風通しも良くて着やすい!
(上下セット)

Jour 23

2023年5月17日

今日は、昨日もらったセネ服を着ていこうか迷ったけど、結局着ていかなかった。
そしたら、先生に到着早々に「なんで着てこないの?」って笑われながら突っ込まれる。

フットボール

セネ人はフットボール、サッカーが好きです。
セネ人男性のほとんどは、セネ服か制服か、ワイシャツか色んなサッカーチームのユニを着てるのをだいたい見かけます。

ホームステイ先で過ごす最後の夜。

この日はチャンピオンズリーグの準決勝2leg
R・マドリー VS マンチェスター・Cの一戦が19時からありました。

日本で観ると時差の関係で朝方だったので、眠気との戦いでしんどかったですが、こっちではほぼ時差なしで観れるので、ありがたいです。

学校から帰宅後、部屋で作業していると外から賑やかな声がする。
時計を見ると19時を過ぎていて、慌てて作業をおしまいにして、サッカー観戦に行く。
すると、部屋には10数人の男性たちが勢揃い。
中には、ここに来て初めて会う人たちの姿もあって、年代も幅広い。
セネ人たちと、チャンピオンズリーグを鑑賞して、言葉は通じなくても、熱狂するポイントは一緒だから、フットボールってすごい。

フットボール、サッカー。
他にも言葉なんか必要なくても、僕らには分かり合えることがある。
汗くさい男たちの熱気とほんわかと臭う部屋で見た試合を僕はずっと忘れないと思う。



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