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青年海外協力隊への道②

スタートライン手前

2021年10月25日。
JICA(国際協力機構)が実施している青年海外協力隊の2021年度春募集の2次選考の結果が出た。

僕自身、『青年海外協力隊』に憧れて、遡ること5年程前に協力隊の説明会に、初めて参加した。
あれから5年。

小学校の卒業文集に
「サッカー選手になって引退したら、世界の国々を旅して、貧しい国の子たちにサッカーボールをたくさん持っていきたい。」と書いた。
サッカー選手にはなれなかったし、貧しい国って何だ?って感じだ笑
それでもなんとなく僕にとって「国際協力」に興味を持ち始めたのは確かだ。
あれから13年。


例年より、2ヶ月ほど遅れて、青年海外協力隊の春募集が開始し、僕は受験した。
応募したのは
第1希望が『障害児・者支援』
第2希望が『ソーシャルワーカー』
第3希望が『サッカー』でした。

そして8月下旬。
無事に1次選考に合格し、9月中旬には最終選考である2次選考の面接を受けた。

そして今日。
その合否の結果が出た。

結果は
障害児・者支援の隊員として合格通知を頂き、セネガル共和国へ派遣(予定)が決まりました。

久しぶりにガッツポーズしましたね笑
とにかく、すごく嬉しかったです。
正直まだ実感が湧かないのが本音ですが、今日までの5年や13年の道のりを考えると、嬉しくて仕方なかったです。
それでも、これからの道のりを考えると、まだまだスタートラインの手前くらいです。

青年海外協力隊候補者

僕はまだ正確には『青年海外協力隊候補者』です。
早くて来年、遅くて再来年の春以降の派遣になります。
それまでに「派遣前訓練」というのがあります。
その訓練を終えて、正式に『青年海外協力隊隊員』となります。
まずは今の職場で、目の前の子どもたちとの残された日々を、全力で楽しみたいと思います。
そして、限られた月日の中で、専門職として、人間としても成長していけたらと思います。

「僕は青年海外協力隊に行きたい。」

僕はこれまで、家族をはじめ、職場の人たちや知人、友人、縁のある人たちに、自らの夢やこれからやりたいことを問われたときに
「僕は青年海外協力隊に行きたい。」と言ってきた。

その中で同じ志を持つ人と熱く話した日もあれば、「なにそれ?」と興味を持って聞いてくれる人もいたし、真剣に「協力隊に行ってどうすんの?」とその先のビジョンも含めて考えてくれる人もいた。
「まだ早い。」「今行くよりも、もっと経験を積むべき。」と導いてくれる人も、「わざわざ海外にまで行って、しかも発展途上国でやる必要あるの?」と言ってくれる人もいた。

ここ数年、自分の「協力隊に行く。」という夢を語ったときに無条件に応援してくれる人や、期待してくれる人たちの言葉や存在のおかげで僕はこの道を進むことができたと思う。

大袈裟かもしれないけど
自分の夢が、自分だけの夢ではなく、応援してくれる、期待してくれる人たちにとっての夢になった。

合格の報告を、職場の上司や家族など一部の身近な人たちには伝えた。
「おめでとう!」
「自分のことのように嬉しい!夢は叶えられるものなんだね!」
「応援してるよ!」
「色々と思うことがあるのが、本音だけど応援します。」
とても嬉しかった。
合格したことの高揚感と同時に、応援してくれる人や自分のことを支えてくれる身近な人たちに心配をかけないように、自分の夢ややりたいことを責任を持って、説明していく必要があると思った。

これからも、その応援を自分自身の力に変えて、自分にプレッシャーをかけていきたいと思う。
そして、その期待に青年海外協力隊隊員として応えていきたいと思う。

未来を見つめる

僕はこの度、2022年の4次隊としてセネガルに派遣される予定だ。
今のところ、派遣前訓練は2023年の1月〜3月を予定している。
つまり、正式な派遣まで1年半程ある。
今の職場は、指定管理による法人移行もあり、自分の中では来年の9月まで勤務することを決めている。
つまり、今の職場で過ごすことのできる時間はもう1年しかない。


以前の記事にも書いたが、
「この1年でどれだけ成長できるか。」
「この1年をどんな風に過ごせるか。」
「この1年が、あって良かった。」

と思える1年にしたい。

青年海外協力隊への道

僕にとっての『青年海外協力隊』への道はまだまだ続く。
だから、僕の夢はこれからも続いていくし、まだまだ夢の途中だ。
自分の中にあるドキドキやワクワク。
抑えきれない胸の高鳴り。
スタートラインの手前で、自分の心や胸に手を当てるとバクバクしているみたいに。
全部握りしめて、これからの道を拓いて行こう。

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