Mon journal 🇸🇳【Jour 10〜13】

はじめに

Bonjour!
僕は今、JOCVの2022年度4次隊、障害児者支援の隊員としてセネガルに来ています。
このnoteはどこまで続けられるか分かりませんが、セネガルでの日々を記録に残したいと思い始めました。
ここには個人的な感想や想いを正直に綴ろうと思います!
セネガルのことやセネガル人のことを僕はまだ何も知らないし、本当のことは何も分かりません。
なので、セネガルに来た一人の日本人の勝手な感想や想いだと思って、読んで頂ければと思います。

Jour 10(10日目)

2023年5月4日
今日から、現地語の一つであるウォロフ語を学びに、語学訓練校のあるダカールから車でおよそ2、3時間程離れたThies(ティエス)という街に来ました！

先輩隊員によると、セネガル隊員の2年間の中で1番辛いのが、この語学訓練でありホームステイだそうです…😑😑

コロナの影響で、見合わせていたホームステイが僕の隊次から(というか僕1人なので、僕)から「ホームステイを1週間の実験的に再開するね♪」って笑顔でVCさんにオリの間に言われてたので、覚悟はしてましたが、そういう背景があったとはオリの時は知らなかったですね笑

はい。まぁとりあえず時を進めます。

青遺海の会(あおいうみのかい)

1965年に青年海外協力隊が発足してから、約60年が経とうとしています。
その約60年の中で、不慮の事故や病気等で亡くなった隊員は60名以上います。
近年は減ってきてはいますが、単純に考えると毎年1人が亡くなっている換算になります。

セネガルでも、これまでに6名の隊員が亡くなられています。

オリの時にもVCさんからお伺いし、セネガル事務所の隊員ルームにあるセネガルで亡くなられた隊員6名の詳細が書かれた資料に目を通しました。
また、6名のうちの1人のご遺族の意向により置かれている風見鶏は、その隊員が亡くなった方角を向いています。
セネガル事務所でも、隊員の命日にはお花を買って事務所で手向けるそうです。
その人たちの慰霊碑が、ティエスにあります。

この日も慰霊碑に向かう道中に、別のVCさんから過去の派遣前訓練では「青遺海の会」という遺族会の会長と副会長が訓練生に話をする機会が数年前まではあったことをお伺いしました。

セネガルに赴任した新隊員は、毎回その慰霊碑で献花を行うそうで、僕も献花をしてきました。

哀悼の気持ちってなんと表現したらいいのでしょうか？
話は変わりますが、僕は、父を亡くしてから墓参りに行くことや神社や仏閣に行く機会が増えました。
以前、別の記事で書いたとも思うのですが、僕は神社や仏閣でお参り、お祈りする際には何かを成就するように願うのはではなく、できるだけ宣言をするようにしています。
父の墓参りに行くときは、お互い言葉数の少ない人間なので、最近あったことや、これからのことだけを話します。
そして最後に、「まぁ見守ってて。」と「また話しに来るよ。」とだけ伝えるようにしてます。
今回も同じように、僕には哀悼の気持ちは分かりません。
実際に会ったわけでもないし。
それでも、日本からセネガルという地にJOCVとして派遣され、活動をしていたという事実は同じです。
僕は、彼らの代わりとして活動をすることはできないし、自分の活動で精一杯で、目の前の日々で目一杯なので、自分の活動を全力でやり切ってから、無事に日本に帰れることになったら、またここに来ます。
それだけをお伝えしてきました。
最後に、何よりもセネガルの人々によって管理されている慰霊碑があることが、とても嬉しく思いました。

ストーリー11 | JICA海外協力隊

語学訓練開始

その後、現地語の一つであるウォロフ語を学ぶために語学学校に向かいました。
訪れて早々に、熱烈な大歓迎を受けて嬉しかったです。
なぜか名前がビミョーに違うのも、微笑ましかったです笑
簡単にオリを受けて、早速語学訓練が始まりました。
今週いっぱいはフランス語でフランス語を習い、来週からフランス語でウォロフ語を習うとのこと。
フランス語で……。

セネガルで生活する以上、フランス語とウォロフ語から逃れることはできないので、頑張ります。
それにフランス語もウォロフ語も使いこなせたら、カッコいいし、セネガルでは外国人である僕がセネガル人たちと、対等に接していくためにも必須だと思うので、地道に勉強していきます。

その日は、学校から先生と一緒に、宿泊先まで歩いて一緒に帰りながら道案内をしてもらいました。
道中で、先輩隊員にも初お目見えして、そのまま宿泊先で、さらに先輩隊員たちとも合流して、市内を簡単に案内してもらって、夕飯を頂きました。

Jour11

2023年5月5日
おそらく明け方の4時、5時くらいに、謎の音声が外から大音量で聞こえて、何だろう？と目が覚めました。
今日から8時30分〜18時までの語学訓練開始です。

朝食と昼食は学校で提供されるので、早めに起きて学校に向かいました。
派遣前訓練での語学も、先生とマンツーマンだったし、そもそも中学の塾からマンツーマンだったので、それは苦じゃないのですが、何にせよフランス語しか通じないのがキツいですね。
細かいニュアンスの部分で本当に言いたいことも言えなかったり、同じ言い回しにどうしてもなってしまったり、覚えている単語や文法が少ないからこそ、その一辺倒になってしまうんですよね。
あと先生の威圧感？笑
パワフルな先生の圧倒的な声量と目力に、「今おれ怒られてる？」と誤解することもしばしばです。笑
ここに来て、初めてですかね。
こんなにもガッツリと接するセネガル人は。
この語学訓練では、単純な語学だけでなくて、セネガルの文化や歴史、宗教、習慣などにも触れて、自分の派遣内容に沿った話もしてくれます。
また、市内に買い物に行ったりと散策、探索しながら学んでいきます。

今日は午前中にセネガルの衣装を作りに、布を買って、テーラーさんに要望を伝えてきました。
出来上がるのが楽しみです！

Amadou Diop

任国オリや、セネガルに着いてから、先輩隊員からも話を聞いたりしてて楽しみにしてたのが名前です。
この語学訓練中に、セネガルでの名前をもらいます。
以前は3週間のホームステイがあったので、これまではホームステイ先の家族に名前を付けてもらって、苗字を頂く慣習だったのですが、コロナでホームステイが無くなってからは、語学学校でもらうことになってました。
僕の場合は、どっちになるのかな？と思ってたら語学学校でもらいました。
と言うか、いくつかの名前と苗字の候補を黒板に書かれて、ご飯食べながら「好きなやつを選んで」って感じで言われました。
悩んでいると、いいからいいからって感じで急かされて「choisir!」って連呼されました笑
名前をもらうのって、もっとさあ？なんて言うか。タイミングとかさ、あれじゃないの？と思いつつも、自分の想いと目に留まったのを選びました。

それが
Amadou Diopです。
Amadouが名前で、Diopが苗字です。
意味はAmadouはイスラムの名前だそうです。セネガルでは、あまり名前に意味を込めないみたいだと先輩隊員からも聞きましたが、それでも名前をもらうと嬉しいですね笑
実際に「Amadou」と呼ばれるのは慣れないですが、セネガル人が嬉しそうに呼んでくれるのでいいですね。
ちなみに、赴任時オリの時にはセネガル事務所のドライバーさんに、「お前のセネガル名はなんだ？」って言われて、「まだもらってないよ」って言ったら、「じゃあユスフだ、ユスフ・ンジャイ」って言われてました。笑
ユスフもンジャイも候補になかったから、改名しちゃったけど、いいよね。
今度会ったら、言っとこ笑

そしてこの日の午後には、フランス語でイスラム教について、少し教わりました。
フランス語で教わったので、誤解もあると思いますが、書いていきます。

この日は金曜日。
ムスリムの人たちにとって、金曜日は重要な日です。
セネガルでは金曜日の正午過ぎ？午後？にモスクに行ってお祈りをする日なので正装をします。
モスクにはムスリムの男性と年配の女性のみが入れるそうです。
基本的に、お祈り自体は毎日5回行い、モスクに行ってもいいし、行かなくてもいいそうです。
そのお祈りの5回が夜明け、正午過ぎ、午後、日没後、夜にあります。
それをお知らせする音声がモスクから流れるそうです。
この日の明け方に僕が聞いた、謎の大音量の音声の正体が分かりました。
また、お祈り中の人への作法も教えて頂きました。
ご飯も右手で食べたりします。豚肉を食べることやお酒を飲むことも禁止です。

なんだか制限に溢れてて、無宗教の方が多い日本人にとっては、なかなか実感が湧きませんが、セネガルでは9割以上がムスリムの方たちなので、これが当たり前です。
まだまだ僕には知らないことが、たくさんありますが、これからもセネガルでの日々を通してたくさん知っていきたいですね！

昼寝

お昼を食べてから、一時間半程の休みがあります。
日本にいると休憩時間はあってないようなものですが、こっちにはめちゃあります笑
この日は「Amadou、疲れてない？少し休む？」と言われて、「うん」って答えたら、しっかりしたベッドを用意されて、シーツまで敷いてもらって、扇風機も持ってきてもらって「ここに横になりなさい」って言われたので、お言葉に甘えました。
「Amadou〜」と言う声に反応して起きたら、とっくに授業の開始時間を20分程過ぎてて、「ごめんなさい」と謝ったら、先生は笑ってて、「よく寝れた？」と言ってくれました。

Jour12

2023年5日6日
この日は土曜日ですが、語学訓練は午前中はあるので、昨日と変わらず学校に行きます。

今日は自分の職種に関係する話とちょっぴりとセネガルの福祉、障害観についても教えてもらいました。
また、ハラスメントについても教わりました。

歓迎会

この日の午後、夕方からセネガルJOCVの方たちが集まってくださり、歓迎会のBBQをしてくれました。
セネガルに来て、そろそろ1年が経つ人たち。僕の一つ前の隊次で、セネガルに着いて約3ヶ月の人たち。
初めて会うのに、訓練所の話やセネガルでの話ですぐに打ち解けられて、隊次は違っても同じ国のJOCVとして繋がれることが嬉しかったです♪
夕方から始まったBBQも、いつの間にか夜中になってました。
一応僕の歓迎会でしたが、一応メインの僕がほとんど喋らず、みんなで仲良くワイワイするのを聞きながら過ごす時間が心地よかったです。

「生きてることを褒める」
「自分の活動を全力でやるのもそうだけど、力を入れ過ぎずに、責任を感じ過ぎずに、新規なら尚更、種を蒔くイメージで、次の人に繋げていくんでいいんじゃない」
「ダカールに上がるときは泊めさせてね」
「ウォロフ語大変だけど、頑張って」
「勉強も大事だけど、情報量も多いからきちんと寝なよ」
などなど色んな言葉をもらって、「また会いましょう！」と言葉を交わして、また会う日を約束しました。

Jour13

2023年5月7日
今日はとにかく寝ましたね。
午後から動き出して、こうやってnoteを書いて、これからフランス語を少しだけ勉強して、寝ます。
明日からはウォロフ語です。
未知の言語ですが、セネガル人にBonjourやMerciに該当するウォロフ語で言うと、すごく嬉しそうな表情をするんですよね。
それはきっと、日本で外国人がカタコトの日本語を話してくれると、僕らも嬉しいようにセネガル人にとってもウォロフ語を話してくれるのは嬉しいんだと思います。
噂によるとセネガル隊員で1番キツいウォロフ語訓練に、ホームステイも始まる来週ですが、それはあくまで噂であって、先輩たちの体験です。
参考にしつつも、自分だけの体験を楽しみにしたいと思います。