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白内障手術「多焦点レンズ」「日帰り手術」不安&不都合な真実編

さて、いいことづくしかのように記録している私の多焦点レンズの手術経過ですが。

勿論、手術、そして人工のレンズを入れる訳ですから良いことばかりではありませんでした。

そこんとこを今回は正直に書きます。

1・手術直後から視力が安定するまで

手術直後、視力ははっきり言って全然安定していませんでした。

最初に手術をした右目に関していうと、いきなり遠くがはっきり見えて感動したのも束の間、近くが全く見えなくなっていたのです。

これはもうかなりショックなことでして。
今まで手元ははっきり見えていたのですからね。まさか僅かに残っていた私の「見える部分」が失われてしまうとは!!とかなり動揺し・・・泣きました。

すごく遠くと部屋の壁にかかっている時計辺りまではとにかくクリアに見えるのですが、手元の目覚まし時計になると途端にぼやけてしまう・・・という感じ。

このままだったらどうしよう・・・という不安もあったのですが、もう手術してしまったものは仕方ない、手元はメガネで調整するしか無いよな・・・と諦め、1週間後の左目の手術を続行することを決めたのですが、いやはや、本当に不安しかありませんでした。

ところが両目の手術が終わってからしばらくしてからですかね、ゆっくりですが視力が安定してきて・・・

メガネを作るにも3ヶ月くらいして視力が安定してから作った方がいいですよと言われていたのですが、3ヶ月もするうちに視力が安定してメガネが要らないかな?という位まで安定したのです。

結局メガネを作ることなく、現在に至っています。

でもあの術後の数週間は本当に不安でした。ほんと、何度も泣きましたよ。

2 ・安定後の見え方について

メガネなしで生活出来るくらいになりましたし、とにかく前が視力が悪過ぎたので今の状態はもう本当に満足です。

でもあえて見え方で難を言うとすると・・・人工レンズですので、遠くを見てすぐに近くを見た時など、遠→近の切り替えがすぐに出来ないのか、一瞬ボケることがあります。

「ん“ッ!!」

と気合を入れるとピントが合う感じw

それでも前が悪すぎでしたのでね、それも特に不満に思う程じゃないです。

ちなみに私の両目の見え方ですが左右でそれぞれ得意分野が違います。
左右で遠くが得意、近くが得意、という感じで片目ずつだとかなりアベコベな見え方だったりします。

最初の違和感はそれだったんでしょうかね?
でもだんだんその見え方で慣れてきて、そのうちお互いの目が

お互いの苦手分野を
助け合う美しき瞳たち

こんな風に補い合えるようになってきたんだか、日常生活では特に不自由を感じることが無くなりました。なんて美しい助け合いの私の瞳たち。

ちなみに視力は両目の時で0.8位です。
片目ずつだともう少し悪い。
でもとにかく何度も言いますが前が悪すぎたので0.8なんてもう神に感謝レベルの視力なので大満足です。

3・術後しばらくすごく○が疲れた

なんかね、これは蛇足なんですけど。

術後、目がよく見えるようになってしばらくの間、ものすごく脳が疲れました。

というのもですね、私は以前はメガネを外すと何も見えなかった訳です。

逆にいうとメガネを取ってしまえば、現実世界のものを見なくて済んで何もみることのない状態で脳が休むことが出来たのですが、見えるようになってしまうとそれが出来ない上に四六時中、目から入ってくる情報がクリアではっきりし過ぎているので、とにかくその情報を受け入れるのに脳が疲れる、という状態が続きました。

ま、見えなかった以前からすれば本当に贅沢な悩みですよね。

勿論それもひと月位ですっかり慣れましたが。


・・・とこんなところがマイナスというか良くなかった部分でしょうか。
私的にはそれを補って余りある程、「やってよかった」と思う手術でしたが。


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