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退団後の話 ローレンス・ヴィグルー

ルーカス、エンゴグとツイッターでリプを頂いた選手についてまとめていましたが、今回は筆者チョイスでローレンス・ヴィグルーを紹介します。

1993年11月19日生まれ(27歳)、ポジションはGK。2013年6月にトッテナムとプロ契約を結ぶも、トライアルを経て2014年7月にリヴァプールに加入。

U-21チームでは正GKとなったものの、ファーストチームでの出場機会は無し。


リヴァプール退団

スウィンドン・タウン(16/17〜17/18途中)

今日、リヴァプールアカデミーのローレンス・ヴィグルーはスウィンドン・タウンへ完全移籍しました。15/16シーズンに同クラブにローン移籍し36試合に出場しました。今後の成功を願います。

2016年7月1日、スウィンドン・タウンへ3年契約で完全移籍。

16/17シーズン、序盤は好プレーを続けたことで加入から1年も経たないうちに幾つかのオファーを拒否したとスウィンドン・タウンの会長が明かしたが、2017年2月のオックスフォード・ユナイテッド戦でシーズン2度目の退場となり、3月のシェフィールド・ユナイテッド戦ではヴィグルーを含む4人が試合に臨む姿勢などを監督から批判された。

スウィンドン・タウンはリーグ2に降格したものの、最終的に43試合でクリーンシート12回を記録して年間最優秀選手に選出される。


17/18シーズンも正GKとしてシーズン序盤は賞賛されるプレーを見せたが、2017年9月のコヴェントリー・シティ戦で主審と問題を抱えてしまい終了後に退場となり正GKの座を剥奪。

2017年12月にはスティーヴネイジとのFAカップ2回戦で5失点、更にその後は規律違反による処分でメンバー外となり退団を望んでいるとされた。


ウォーターフォード(2018)

2018年2月23日、アイルランド1部プレミアディビジョンのウォーターフォードにローン移籍。すぐに正GKとして活躍。


スウィンドン・タウン(18/19)

18/19シーズンも31試合に出場したものの契約が更新されることはなく、リヴァプールから加入した際に結んだ3年契約の満了とともに退団。


チリ移籍

エヴェルトン・デ・ビニャ・デル・マール(2019)

2019年7月31日、父親の母国であるチリ・プリメーラ・ディビシオンのエヴェルトン・デ・ビニャ・デル・マールにチリのシーズンが終わる12月までの契約で加入。

『エヴェルトン』は『Everton』と表記。諸説あるものの、イングランドからの移民が作ったクラブであることから、南米ツアーをしていたプレミアリーグのエヴァートンが名前の由来であるとされているクラブ。

公式戦出場は無かったものの、ある意味でリヴァプールとエヴァートンのどちらにも所属したことに(?)


イングランド帰国

レイトン・オリエント(19/20冬〜)

2020年1月、リーグ2のレイトン・オリエントに18ヶ月間の契約で加入。1年目の出場機会は6試合だったが、2年目となる今季はリーグ全試合に出場。

23日に行われたカーライル・ユナイテッド戦では88分の決勝ゴールをアシスト。


代表

お父様がチリ人、お母様がジャマイカ人のためどちらの国も選択可能だったが、2013年に南米ユース選手権のチリ代表キャンプに参加。

以降はチリ代表を志すようになり、2018年には日本代表とのキリンチャレンジカップなどに臨むチリ代表に初招集された。

来日もしていたが、開催予定だった北海道で発生した地震により試合がキャンセルされた。


小ネタ

リヴァプールからスウィンドン・タウンへローン移籍していた頃、トレーニングに遅刻したことで150ポンドの罰金を課されたヴィグルー。

若い選手が気の毒だとの年長の選手たちの計らいにより50ポンドまで減額されたにも関わらず、処分への当て付けかバッグに50ポンド分のペニー硬貨を詰めて支払うという愚行をやらかしてリヴァプールに送り返される。

結局は元の金額である£150を紙幣で支払い、更にチーム関係者に謝罪したことで許されてローン契約は継続した。

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