リヴァプール 21-22シーズン目標&プレミア勝点+順位予想

今更ですが21-22シーズン目標です
PL優勝 最低3位 CL 優勝 最低ベスト4 EFLまたはFA杯5回戦敗退

今季の目標はPLかCLを優勝してリヴァプールは世界一を争えるクラブであることを全世界に見せつけ、世代交代に必要な優れた若手選手を来夏に獲得する事である

前線の控え1番手と控え2番手に大きな差があり、守備的MFや右SBの控えが不在などEFLとFA杯を勝ち抜くには戦力が不足しているので、EFL(カラバオ)カップは5回戦で敗退しなければならない

なぜなら主力の体力が終盤まで持つよう1月のカラバオカップの期間中にミニキャンプをしたいためだ。加えてマネとサラーとケイタが離脱する1月に2試合余分をすることは避けたい。FA杯はもう少し勝ち進んでも問題ないが、最後までBチームで戦い続けて主力の体力は温存しなければならない

勝ち上がって得られる賞金が非常に小さい大会まで追いかけるチーム力を今のリヴァプールは備えていない。現在のリヴァプールの戦力はPLとCLを勝ち抜くためだけに設計されており、その他の大会まで勝ち進んでしまうと選手の出場時間的に足りなくなってしまうのである。そのため控え選手のプレー時間を確保するためにある程度まで勝ち進んで敗退するのが理想的な流れだといえる

昨季のリヴァプールは不運なファンダイクの故障によって脆いマティプとゴメスをフル稼働させなければならなくなり、トップレベルのCB全員が故障するという最悪の事態を招くことになる年末までは踏ん張れた。ファンダイクが居なくてもプレミアリーグを年が明けるまで1位で折り返し、CLもGLを1位通過を決めることに成功するレベルの選手層にはなってきたのだ

しかしながら最終的にはCBのレベルがCLやPL上位チームと争えるだけの力がなかったために大きく失速してしまったため、2年連続でCLの決勝に進んでPLでも優勝争いをした世界最高レベルの競争力を保てているのか怪しまれている恐れがある

来季には最終的にはレアルマドリーでプレーすることを目標としている選手と、CLで優勝することを目標とインタビューで答えているロナウドとメッシの次世代を担うと期待されるFW2人の移籍が確実視されている

CLの優勝を目標と答えている長身CFに法外な年俸を諦めてでもCLで優勝するためにはリヴァプールに加入したいと思わせるため、CLで優勝できるチームだと見せつけなければならない大事なシーズンになる。このため理想を言えばこのチームには太刀打ちできないと思わせるような内容と結果で2冠を取ることが目標だ。それができなかったとしてもPLでは最低でも勝点85、チャンピオンズリーグでも優勝チームに敗れたベスト4くらいは獲得したいところである


最後に私のPLの今季の予想勝点と予想順位を下に発表しておこう。

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優勝争いはリヴァプール、シティ、チェルシーの三つ巴になるだろう。本命はリヴァプールだ。世界最強のスタメンに加えてFW1枚、MF2枚、CB2枚、SB1枚、GK1枚も高レベルな控えが揃う。ただし21人目あたりの選手からレベルがガクッと落ちること、右サイドバックと守備的MFの控えが居ないという漢気溢れるスカッドのため、故障者が続出した場合には3位か4位に転落する可能性を秘めている

対抗馬はチェルシー。圧倒的な個を持つFWこそいないものの、左SBにチルウェルとマルコス・アロンソという弱いクラブのストライカー以上の決定力を持つ選手がいる。最大の強みはコヴァチッチ、カンテという世界最高レベルのMF、パス能力だけなら世界最高クラスのジョルジーニョ、超マルチになんでも出来るマウントとアホみたいに厚い選手層だ

更にはトゥヘルという現世界最高の指揮官が素晴らしい組織だった守備を構築しておりチアゴ・シウヴァという元世界最高で現在もトップクラスのCBとメンディという世界トップクラスのGKまでおり、コケる未来が全く想像がつかない

3番手はシティだろう。守備が固いカウンターチームには苦戦する傾向があるものの弱いチームを正しいポゼッションと前線の個でボコる力はリーグ1で優勝戦線から脱落することはないはずだ。前線のサイドで輝くストライカーを山のように所持しているもののMFの選手層は薄く、GKは優れているものの最終ラインの能力が劣る点も気になる。今季はリヴァプールとチェルシーの後塵を拝す可能性も高い

3強から大きく離れた4番手にはグリーンウッド、ラッシュフォードという優秀なストライカーにブルーノフェルナンデスとポグバという素晴らしいパサーを抱えて5番手以下のチームには大きな差をつけているユナイテッドが続く

しかしながら彼らの3列目は上位3強に遠く及ばない。Box to Box型の2列目としても3列目としても中途半端なフレッジ、ファンデビークなどが控えで、年を取って守備範囲が減っているマティッチと良い選手だが圧倒的な長所を持たないマクトミネイが最高の選手という低レベルっぷりである

おまけに最終ラインも世界トップレベルで戦うにはギリギリの水準のルークショー以外は中堅レベルの選手しかいないにも関わらずヴァランしか補強ができなかった。今季の補強は実質ヴァランのみであり、所属する選手のレベル的に上位3チームとは勝負にならない差をつけられている。上位3チームよりも5番手のチームの方が戦力的には近い水準で監督も優秀ではないため逆転を食らう可能性もあるだろう

5位争いはし烈を極める。選手層でいえば圧倒的にレスターなのだが、金を使った割には補強にならず同じレベルの選手をいたずらに増やすだけだった。ブレンダン・ロジャーズはリヴァプール時代にも似たレベルの選手を大量に抱えて、育てるべき選手の見極めに失敗した過ちを繰り返しそうな気配がプンプンしている。監督が多少ミスろうともブルーノとポグバがグリーンウッド、ラッシュフォード、ロナウドといった点取り屋にアシストをしてデヘアのスーパーセーブでごまかせるユナイテッドを追い抜くだけの戦力とは思えない

レスターに続くのはエヴァートンとウェストハムだろう。一応それなりの水準のレベルの選手を11人抱えており、エヴァートンには2,3人のワールドクラスも存在している。しかしながら11人のレギュラー選手で1,2か所の弱点を持つトッテナム、アーセナル、アストンヴィラにも優れた個を持つ選手は存在しており十分に逆転可能な戦力を有している。この6チームが5位から10位を争う展開になるだろう

11位から14位はウォルバーハンプトン、クリスタルパレス、ブレントフォード、サウサンプトンの争いになるはずだ。これら4チームは降格争いをするクラブとは戦力的に圧倒できる水準で降格は考えにくいが、上位10チームと比べると戦力が足りていない

ウォルバーハンプトンは最終ラインのレベルが明らかに不足しているし、クリスタルパレスはギャラガー以外のMFのレベルが低く、ブレントフォードは素晴らしいクロス戦術と全体的に弱点がない11人を揃えるものの、圧倒的な個のレベルも選手層の厚みも足りていないし、サウサンプトンの選手層の薄さは監督泣かせである

15位・16位は選手層が壊滅的なブライトン、リーズの争いになりそうだ。リーズはアリオスキの穴を埋める予定だったフィリポが予想通りに期待外れだ。アリオスキはトラップとショートパスとオーバーラップに優れた選手で左サイドからの攻撃の生命線だった。この役割には全く適さないフィリポでは攻撃が停滞してしまい、右のラフィーニャ頼みとなると苦しい。また選手層も絶望的に薄く2年連続でオールコートプレスを実行できなければ更なる低迷で降格争いに参戦することもありうるだろう

ブライトンも金がないので選手層が絶望的なチームである。CBが2人故障したら致命的なレベルの失速も考えられる。また中盤で多くの役割を果たしていたビスマの逮捕により、中盤の強みが失われてると前線の力が不足しているために降格争いに巻き込まれる可能性もあるだろう

降格争いではノリッチの降格はほぼ確定で、戦力的にベストメンバーの質が落ちるワトフォードも苦しそうである。残る1枠はニューカッスルとバーンリーが中心の争いになるだろう。バーンリーは一切投資をしない堅実なオーナーの元で契約切れのおじさんを獲得するだけにとどめた影響で高齢化が進んでチーム力が順当に下がっている

ニューカッスルは現時点ではバーンリーと並ぶ降格チームの有力候補である。ただしフットボール界で最強の金持ちオーナーが誕生したために冬の移籍市場で補強ポイントはCBと守備的MFを補強できれば逆転する可能性を十二分に秘めている。特にタルコウスキは降格を争う最大のライバルであるバーンリーのキーマンであり、お金がなくて契約切れが目前に迫っているバーンリーから引き抜くことができれば残留に大きく前進するだろう

しかしながらバーンリーは残留できれば£100m近く獲得できるため、タルコウスキの価格を値下げしないでギャンブルに出る可能性もある。冬に選手を大量に獲得しても連携が悪化すればチーム力は上がらない。チームの骨格である守備的MFで幹となるような選手を取れなければ選手の入れ替えによる混乱で降格する可能性は十分に秘めている

リーグで一番売上高の大きなクラブが補強の失敗を繰り返して、上位3チームから大きく引き離されるサッカー界である。3チームによる世界最高レベルの優勝争いに加えて世界一お金を持ったオーナーが降格する可能性がある今季のプレミアリーグは最高に楽しいリーグとなりそうだ

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