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「眩惑のブロードウェイ」徹底解説

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ジェネシスが1974年にリリースしたコンセプトアルバムThe Lamb Lies Down on Broadway(邦題:眩惑のブロードウェイ) 。リリース50周年をむかえた今年…
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2024年2月の記事一覧

〜第3章〜 The Lambの制作 (1)Headley Grangeでの曲作りと、ピーター・ガブリエルの…

さて、Selling Englandのアルバム制作を終え、ツアーも始まり、次のアルバムへの意識が出てき…

〜第3章〜 The Lambの制作 (2)Glaspant Manorでのレコーディング

Headly Grangeでのリハーサルを終えたバンドメンバーは、そのままロンドンに戻ることなく、次…

〜第3章〜 The Lambの制作 (3)アイランドスタジオでの最終作業とアルバムの完成

8月19日にGlaspantでのバックトラックのレコーディングを終えたメンバーは、各自が自宅に戻り…

〜第4章〜 The Lambの内容 (1)ストーリーの「参考」となったコンテンツ

どのような芸術作品にも、そのベースというか、創作者がインスパイアされたネタというものがあ…

〜第4章〜 The Lambの内容 (2)RAELの名前の意味とは、The Lambの意味するものとは

主人公はなぜRAEL(レエル)という名前なのか これもまず一番最初に、ピーター・ガブリエル…

〜第4章〜 The Lambの内容 (3)brother John は兄なのか弟なのか?

今回は、ちょっと息抜き的なテーマで行きたいと思います(笑) The Lambのストーリー、全歌詞…

〜第4章〜 The Lambの内容 (4)謎の前書きとその解釈

さて、第4章のしめくくりとして、インナースリーブを埋め尽くしているあのストーリー(以下【テキスト】と言います)の謎の冒頭(前書き)部分についての説明をここでしたいと思います。この後の【テキスト】と歌詞については、次の第5章で、1曲づつ記事化するつもりですが、この部分は歌に含まれていない一節ですので、ここで書いておくことにしました。 それにしても本当に訳の分からない書き出しなのです。このアルバムをはじめて手にした高校1年生のとき、LPに翻訳がついていなかったので、英語の辞書を