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いよいよ今週末に迫った「ChinaJoy2024」

昨年に続き、スパイスマートはChinaJoy2024現地レポートを兼ねて参加してきます!公式Xでも現地の写真をお届けしていきますので、ぜひチェックしてくださいね♪

中国最大のゲームショーChinaJoyは、新型コロナ流行の影響により三年間中止やオンライン開催などを経験しました。

コロナも収束した2023年にようやくオフラインでの開催を再開。
メンバーもChinaJoy現場に向かい、雰囲気を楽しみながら、現場で得た出展企業の最新情報をレポートしました。その「2023 ChinaJoy」現場状況のレポートをご紹介いたします。

2023 ChinaJoy 現場レポート 調査概要


2023 ChinaJoy 主なゲーム企業ステージ

SIESH(索尼互動娯楽)
TencentGames(騰訊遊戯)
NetEaseGames(網易遊戯)
BilibiliGames(嗶哩嗶哩遊戯)
miHoYo (米哈游)
PerfectWorld(完美世界)
ShiYue NetWork(詩悦網絡)
DeNA China
4399
SeaSun Games(西山居)
Giant Network(巨人網絡)
Century Network(盛天網絡)
ShengQuGames (盛趣遊戯)
Tian City(世紀天成)
Bandai Namco
HYPERGRYPH (鷹角網絡)

おもな出展ブース紹介

◆ miHoYo (米哈游)

『崩壊:スターレイル(崩壊:星穹鉄道)』で出展

画像出典:『崩壊:スターレイル(崩壊:星穹鉄道)』公式Weibo

miHoYo (米哈游)は今年企業名義では出展しておらず、『崩壊:スターレイル(崩壊:星穹鉄道)』の名義で出展した。本作は今年miHoYo (米哈游)の注目作品であり、現在中国スマホゲーム市場上で人気の高いゲームでもあるため、ChinaJoyで大きく宣伝し、プレイヤーに還元するのも普通だろう。 『崩壊:スターレイル(崩壊:星穹鉄道)』はブースでゲーム内のスターレイルを1:1で再現し、限定ノベルティを来場者に配布した。また、miHoYo (米哈游)の総裁も来場し、プレイヤーと一緒にステージのコスプレ演出を鑑賞し、プレイヤーと写真を撮った。

◆ TencentGames(騰訊遊戯)

リリース前の『高能英雄』に注目が集まる

画像出典:スパイスマート現場撮影、TencentGames(騰訊遊戯)公式Weibo

TencentGames(騰訊遊戯)のメインステージは2つのPC大作『命運方舟』と『無畏契約』をメインにしていた。スマホゲームでは、今年は『高能英雄』、『NARUTO -ナルト-(火影忍者)』、『暗区突囲』、『Roco Kingdom(洛克王国)』、『コール オブ デューティ(使命召喚)』5作が展示されており、その内まだリリースしていない『高能英雄』が最も注目されている。

◆ Bandai Namco

館内では最大級のブース規模で出展

画像出典:スパイスマート現場撮影

Bandai Namcoは一般ユーザー向け展示エリアにブースを設置したが、全体の展出内容はIP露出をメインとしており、あまり多くのゲーム作品を展示していない。『ワンピース(航海王 启航)』及び『NARUTO -ナルト-(火影忍者)』のスマホゲームテストプレイを提供しているが、この2作とも既に長年運営している作品である。

ブース入口では巨大なガンダムモデルがあり、多くのユーザーはそれを撮影した。また、『ポケットモンスター』、『NARUTO -ナルト-(火影忍者)』、『ドラゴンボール(竜珠)』、『新世紀エヴァンゲリオン(新世紀福音戦士)』、『ウマ娘』、『ONE PIECE(航海王)』、『デジモン(数碼宝貝』を含む日本トップクラスのIPが独自の展示エリアでフィギュアやグッズを展示した。 Bandai Namcoのブース規模は館内では最大級のものだ。

◆ ShengQuGames (盛趣遊戯)

開幕初日に莫大な人気を獲得した中国風ブース

画像出典:スパイスマート現場撮影

ShengQuGames (盛趣遊戯)は「庭園散歩」をテーマに、非常に簡単な中国風ブースを出展した。上海文化ランドマーク「豫园」に対して、アイディアを加えて再現し、『伝奇世界』二十周年イベント、豊富なノベルティ、庭園お散歩体験などを通じてChinaJoy開幕初日で莫大な人気を獲得した。

今年盛趣遊戯は『伝奇世界』『伝奇永恒』『永恒之塔』『メイプルストーリー(冒険島)』『トキメキファンタジー ラテール(彩虹島)』『クレイジーアーケード(泡泡堂)』『ドラゴンネスト(竜之谷)』『慶余年』『血族』『AI星河』など十数作の素晴らしい作品を展示した。

◆ PerfectWorld(完美世界)

プレイヤーの列が絶えなかった新作テストプレイの展示

画像出典:スパイスマート現場撮影

PerfectWorld(完美世界)は今年のChinaJoyで3つの新作テストプレイを展示した。その内、中国初のスマホ版『ペルソナ5(P5女神異聞録)』、及び3Dバトルスマホゲーム『ワンパンマン:世界(一拳超人:世界)』は注目されており、テストプレイ待ちのプレイヤーが絶えないほどだ。また、『幻塔』などの既にリリース済みの作品の展示もあり、プレイヤーは遊ぶことができる。全体的に、PerfectWorld(完美世界)は開発中の新作でユーザーを集めている。

総評

  1. 2023年ChinaJoyはまだコロナ前ほど回復していない
    今年のChinaJoyは規模的にまだ2019年の時ほど回復していない。一般ユーザー向け(B2C)の会館は合計9つあり、2019年の際の11つより少ない。企業向け(B2B)の会館は3つあるが、実際に展示があるのは2つとなり、2019年より1つ少ない。

  2. 単独のゲーム名義で出展する新形式が登場
    今年のゲームショーでは、『崩壊:スターレイル(崩壊:星穹鉄道)』及び『永劫無間』の2つの展示エリアはマップ上ゲーム名のみ記載されており、展示エリアはそのゲームのコンテンツをメインとしている。明確にゲームデベロッパーであるmiHoYo(米哈游)や24 Entertainmentは記載されてないのは、今年初めて出現した出展形式である。

  3. 出展企業は存在感を出すことをメインとしており、新作は比較的少ない
    中国市場の独特な版号政策により、デベロッパー達は新作開発時に慎重になっている。加えて、過去三年での版号発行数は多くなく、今年のゲームショーに新作を展示できる企業は多くないようだ。ChinaJoyのような大型ゲームショーでは、企業は一般的に半年前に出展内容を確定しなければならない。この期間により、企業は最新の作品や内容をゲームショーに反映することができない。また、この三年間の特殊な環境で、各ゲーム大手は積極的に様々な新作を発表のオンラインチャンネルを開拓している。例えば、2大大手企業は年に一度の自社オンライン発表会があり、間接的にChinaJoy出展の重要度が弱まった。

  4. AI、海外支払い、音楽外注、データ分析などの関連サービス企業が積極的に出展
    企業向けの展示エリアでは様々なゲーム関連のサービス企業が出展していた。AI声優、ローカライズ、音楽制作、データ分析、広告投入、海外支払いなどを含む。特にAI関連のサービスは今年ゲームショーのメインポイントの一つである。



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