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メンタルモデルと心との向き合い

自分との向き合いを進めていく中で、
「ザ・メンタルモデル」という書籍を知ったので読んでみた。

書籍によると、人には各々メンタルモデルというものが存在するらしい。

まず人間は、分離を体験し(出産時、人は母親の子宮を強制的に追い出されることによって精神的な傷を負ってしまう。バーストラウマという。そこから分離がスタートする。)、人生をかけて統合へと向かう。

あらゆる宗教の修行法は、「分離」から「統合」への方向性を含んでいる。

この本は、「分離」状態で生きづらいと感じている人が次の段階である「統合」へ飛躍するためのガイドブックだと言う。

メンタルモデルは大きく4つに分類され、必ずどれか1つに該当するようだ。

①価値なし
②愛なし
③ひとりぼっち
④欠損・欠陥

①の価値なしは、社会的評価など「目に見える価値」が無ければ生きている意味を感じられない。
「わたしには価値がない」と強く思っている。
価値がないと無意識に感じると、非常に猛烈な恐れや不安が襲ってくる。
その恐れや不安を感じることが怖いと思うため、身を酷使して仕事や評価されるものに注力するという。

②の愛なしは、「わたしは愛されない」と強く思っている。
常にさみしさを抱えており、一人になることが怖い。
人に奉仕をしすぎて、疲れてしまう傾向にある。

③のひとりぼっちは、「わたしは所詮ひとりぼっち」と思っている。
周りの目を気にせず自分の意見のまま行動するため、一見強い人に見えるが、実際は「孤独」と戦っている。
自分と人を切り分けて考える。

④の欠損・欠陥は、「自分はやっぱりだめだ」と思っている。
漠然とした自己不信感を持っており、人の役に立とうと裏で見えない努力を重ねる。人から要求をされると、自分にはできないんじゃないかと不安になる。

私は④の欠損・欠陥タイプだと思った。
どこか自分は「欠けている」という感覚がずっとあり、
それを払しょくするべくして様々なことを努力した。

努力し、結果を残した瞬間だけは満足と安心感が生まれるのだが、
思い描いていた結果が残せなかった時や、努力している時間は苦痛でたまらなく、終わりのない「欠損を埋めるための行動」をしていたように思う。

常に「欠けている」ので、「〇〇してほしい」と言われると新しくやったことのない難しそうなことに関しては強烈に拒絶感が出ていた。
「私は無理」「期待に応えられないかもしれなくて怖い」と思っていた。

このようにして、あなたも過去を紐解きながら
同じようなシーンがないか?感情が動いた時の共通点を見つけてほしい。

そうしたら、あなたがどんなメンタルモデルを持っているのかを読み解くことができるだろう。

また、メンタルモデルがわかり、分離した世界から統合の世界へステップアップしたいと思うならば、次に自己対話だ。

すべての課題の原因は自らの内側にあり、自分が変わらぬ限り周囲は変わらないため、内側の自分に入っていき、質問や欲しい言葉を見つけていく必要がある。

ここでは言葉にはあまり意味がなく、どちらかというと「エネルギーをぶつける」ように発することを意識していると言っていた。

統合を目指すには、分離の状態の嫌な感情に向き合い、
本来の自分どおりに人生を進んでいく意思が必要だという。

私が向き合いを進めていると、心にストンと落ちる言葉とそうでないものがある。
心に響かず、声だけが鳴っているようなものは
「誰かから言われたけど納得していないもの」だ。

例えば、「もっと勉強しろよ」という言葉が10年前くらいに頭の中でずっとはびこっていたのだが、それは父親が私に恐怖のエネルギーで発したものだった。
社会人になって数年たった後、その言葉のエネルギーは向き合いが進むにつれて自分の中で消化しきってしまったので、その言葉を聞いても何も反応しなくなりました。

幸せという言葉一つとっても、言い方によって響くかが異なります。

例えば、

・幸せになっていい
・幸せを選んでいい
・幸せを許します
・幸せから逃げない
・幸せを掴む
・幸せを感じていい
・幸せであっていい
・幸せを受け取ります

いくつかだしましたが、この言葉ひとつとっても
響くエネルギーは変わります。

あなたは、どのモデルでしょうか?

それを見つけ、心と会話をすれば、
あなたの心に響く言葉はわかるはずです

心が腑に落ちれば現実は変わる


いくら頭で考えたり、勉強をしても
「心が納得していないと動きません」

確かに、恐怖や不安を動機に動かすことは
付け焼刃的には非常に効果があります。

しかしそれは不自然であり、やがて歪みが生じます。

あなた自身と対話をして、自分が望んでいることは何なのか?
考えるきっかけにしてみてください。

それでは、またお会いしましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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