ある苦悩

我が兄弟姉妹よ、私は心の奥深くに抱えるる問題を打ち明けねばならない。最近わたしの頭を悩ませている一つの問題がある。

それは異性経験の無さからくるコンプレックスである。笑うなかれ、問題はそれだけではない。私はフリークなのだ。外見が特殊なのだ。
異性との交わりを知らぬこととフリークという２つが重なることで最悪な状態が生まれることをご承知おき願う。

ああ！なんという我が経験の無さ！そしてそこから生じる挙動不審よ！

見るに耐えない状態である。せめてどちらか一方であったら耐えられたものを。本当に嫌になり自分が恥ずかしくなるのだ。

この挙動不審はいつか解消されるのであろうか。わたしは大抵のことには慣れることができた。見た目が特殊であることも知恵が足りないこともである。しかしこの問題だけは違う。やはり生殖本能というものはとてつもない信号である。心の醜い疼きは避けられないし制御できるものではないのだ。

私はこの問題が改善することを切に願っている。それは挙動不審自体なくなるのかもしれないし、挙動不審を起こす自分自身に慣れてしまうことかもしれないが、それは今のわたしには到底知り得ないことなのだ。