絵本探求講座第3期(ミッキー絵本ゼミ)4回(6月25日)振り返り



ミッキー先生の冒頭


今回のゼミの進行をめめさんに依頼された話から、
仕事は受けるもの、色々なことにチャレンジすること、
自分の立ち位置で仕事することなど、話され
まさに私も今、職場で上司から色々仕事を頼まれることがある、
上手くいけば普通、上手くいかない時は、上司から感情的に言われることがあり、悩む事があります。
めめさんの様に、様々なところに配慮すること、報告連絡を的確にすることなど見習うことが多くありました。

賞について

今回学んだ
コルデコット賞
ケイト・グリーナウェイ賞
国際アンデルセン賞:より多くの子どもたちにいい本を届けたい。
「小さなノーベル賞」と言われている。
赤羽末吉(1980)安野光雅(1984)まどみちお(1994)上橋菜穂子(2014)受賞
ブラティスラヴァ世界絵本原画展賞
絵本のイラストレーターに贈られる、もっとも伝統がある。
第1回のグランプリは瀬川康男(1967)
グランプリの他、金牌、金のりんご賞が選ばれる。
アストリッド・リンドグレーン記念文学賞
2002年創設 スウェーデン政府が主催
荒井良二(2005)受賞年創設 
賞金は一番高い
ナミ・コンクール
韓国のナミ島を絵本の島に。2013年設立
プロ・アマを問わず、未出版のものも可。絵を審査する。
ボローニャ・ラガッツィ賞
児童書専門の世界的な見本市ボローニャ・ブックフェアに出展された本が対象。「フィクション」「ノンフィクション」「オペラプリマ」「漫画」の4部門がある。
日本の賞
・産経児童出版文化賞
・小学館児童出版文化賞
・講談社絵本賞
・日本絵本賞
・親子で読んでほしい絵本大賞
・けんぶち絵本の里大賞

今回、私の選んだ絵本

1995年に日本絵本大賞受賞
「おばあちゃんがいるといいのにな」
石倉欣二・絵 松田もとこ・作 ポプラ社 1994年出版


日本絵本大賞は1995年に絵本にっぽん賞を引き継ぐ。「絵本芸術の普及、絵本読書の振興、絵本出版の発展に寄与する」ことが目的。日本で出版された絵本を対象とする。

松田もとこ 
山口県在住
山里の自然を題材に童話を創作。
世代をつなぐ命の絵本創りをしている。
「おばあちゃんがいるといいのにな」は、
けんぶち絵本大賞も受賞している。

石倉欣二
1937年生まれ 愛媛県出身
「たなばたむかし」で、産経児童出版文化賞美術賞を受賞

おばあちゃんが病気でなくなるという、死をテーマにした絵本であるが、
石倉欣二の絵が優しさと温かさを感じる。
ほとんどのページに可愛がっていた猫が登場する。
好きなページはp30-31の桜の花の中にいるおばあちゃんと猫のシーン。
この桜の柄は、p9-10でおばあちゃんがアイロンをかけていたものと同じ。
おばあちゃんとの思い出が男の子の心の中にちゃんと刻まれている様子がわかる。
表紙のおばあちゃんと男の子も表情やしぐさが、
ほのぼのして好きな絵、かっぽう着のおばあちゃん、男の子の帽子、
帽子についているバッジ、青い空と雲、日常を感じる。
「いえのなかに でーんと ひとり おばあちゃんがいると いい」
のフレーズも耳にはいってきてここちよい。
高齢化の進んでいた1995年、おばあちゃをテーマにして、
おばあちゃんの存在、高齢者に目をむけ、世代をつなぐという
テーマを持っている絵本である。

なぜ、賞があるのか。

絵本や本などが、多くの人に広まる。
賞を受賞することで、作家や本を知る機会になる。
絵本作家やイラストレーターの創作意欲が湧く。
ナミ島やけんぶちなど、地域活性となる。
出版社の賞はその出版社の本の売上につながる。

まだ、一つ一つの賞について、じっくり調べたわけではないので、
もっと言えることがあるかもしれません。
今後も賞について意識していきたい。
なぜ、その本や絵本が受賞したのかも
考え続けたい。

5回目は、各チームの発表なので、それも楽しみです。




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