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Charcuterie For Dogs

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CURLY FLATS FARMオリジナルのペットフードブランド立ち上げへの道を記録したものです。製造業としての許可取得から製品第1号が完成するまでの紆余曲折をまとめました。
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記事一覧

Charcuterie For Dogs #5 原材料とニンニク問題

これはCURLY FLATS FARMの表庭での出来事、ドッグフードのブランド立ち上げへの道のりの記録です。 これまでのお話はこちら #1 ドッグフードを作るぞ #2 驚愕の事件 #3 パッケージと試作その2 #4 栄養成分検査 原材料について CURLY FLATS FARMのペットフードブランド、「Doggy Style」の犬用ソーセージ はなるべく地元エリアで採れるものを原材料に多く使用するようにしています。 1)黒豚肉 一般に脂肪分が多くペットフードの原材料

Charcuterie For Dogs#4・製品の成分検査と原材料の表示

これはCurly Flats Farmの表庭での出来事、ドッグフードのブランド立ち上げへの道のりの記録です。 これまでのおはなしはこちら  #1 ドッグフードを作るぞ  #2 驚愕の事件 #3 パッケージと試作その2 栄養成分検査と細菌検査 さて、製品の仕様がほぼ固まったので、当初から計画していた検査に出すことになりました。 検査の目的は2点あります。 1)正しい栄養成分の結果を得る。 これは犬ソーセージが複数の原材料の組み合わせでできているために全体の栄養バラン

Charcuterie For Dogs #3 パッケージと試作その2

これはCurly Flats Farmの表庭での出来事、ドッグフードのブランド立ち上げへの道のりの記録です。 これまでのおはなしはこちら  #1 ドッグフードを作るぞ  #2 驚愕の事件 パッケージのデザイン・その1 なにごとも形から、の我らがドッグフードはもちろんまずは外側に力をいれます。 ソーセージ型のドッグフードは、試行錯誤の結果、細身の真空パックに入れて、クラフト紙で梱包、ステッカーを貼る形式に落ち着きました。 手作りサラミのような、キャンディーのような、可

Charcuterie For Dogs #2 はじめての試作品と驚愕の事件

これはCurly Flats Farmの表庭での出来事、ドッグフードのブランド立ち上げへの道のりの記録です。 初めての試作品 いよいよ待ちきれずに試作が始まりました。 材料は 黒豚オス肉、わかめ、ブルーベリー、米、ニンニクです。 初回の材料は、とりあえず家にあるものを使いました。 紙のような繊維素材の細長いパック(ファイブラスケーシング)にミンチ状にしたフードを充填し、殺菌に必要な中心温度をしっかり監視しながらボイルしました。 その後は冷蔵庫で乾燥。 試作第1号

Charcuterie For Dogs#1 ドッグフードを作るぞ

これはCurly Flats Farmの表庭での出来事、ドッグフードのブランド立ち上げへの道のりの記録です。 ドッグフードを作るぞ! というオーナーの鶴の一声は、お馴染みの天から降ってきたヒラメキとは違い、結構色々考えて、結構前からあった構想からのものでした。 自然放牧と多畜種による環境再生型農業を営むCurly Flats Farm の畜産品のメインは黒豚、純粋のバークシャー種です。 私たちの黒豚の大きな特徴のひとつに、オス豚の去勢処置がされていないことがあります。